それは魂の入浴でした。
1月12日に開催されたライブ「SOUND&DANCE LIVE」は「世界2」が本当の意味で完成した瞬間になりました。
「世界2」は今回の個展の中で自分にとってはとても重要な作品。
(作品が誕生するまでの詳しいお話はこれを読んで)
はじまりのとき
瞑想からはじまる彩華ちゃん。
水くんの音楽は大地の鼓動、水の音、空の音……そう、とても……とても……きもちのよい音。
そしてまさかの耳鳴りとの絶妙なハーモニー。普段は不快に感じがちな耳鳴りが、水くんの音と混ざり合い、まるでひとつの楽器のように響いたのです。数日前から体調を崩して今まで以上に気になっていた耳鳴りがこんなにも心地良くなるなんて。
そのまま水くんの奏でる音楽を聴いてると、ごちゃごちゃ考えてたことがすっと抜けていきました。瞑想しようとしなくても勝手に瞑想状態に入れる、まさに瞑想誘導音楽。
細胞からデトックスされてく感覚がたまらなく心地よかったです。
水くんの時間の流れかたはすごい悠久で、それが音としてあらわれていたような気がしました。
そう、それはきっと宇宙の時間。
あのときを思い出す
水くんの音楽が変わり、彩華ちゃんの瞑想が終わって動き始めたとき。
大地に根を張る植物が静かに芽吹くようなその動きに魂が震えました。
「世界2」が途中から描けないでいた時、瞑想をしながらかみさまからの答えを待ち続けた時間。その答えが少しずつ見えてきたあの瞬間。
彩華ちゃんの動きがあの時間を思い起こさずにはいられませんでした。
「世界2」が完成した瞬間でした
人は自分の中にあるものを通して世界を見てるからこそ、そんなふうに見えたんだろうけど……水くんの音楽と彩華ちゃんの動きはかみさまからのメッセージに感じたんです。
それは「がんばったね」でも「もっとがんばれ」みたいなものでもなく。言うなれば「こういう時間をとることを忘れてなかった?」的な。
なんていうか、作品を仕上げて搬入して展示して、バタバタとした日々を過ごしたことによって、置いてけぼりだった自分の気持ちをこの時間で噛み締めることができて、やっと「世界2」が完成した気がしました。
こんなにも素晴らしい時間を体験させてくださった水くん(Sui Nacazima)と彩華ちゃん(Ayaka Suzuki)、そしてこんな神がかった企画をしてくださったかおりさん(art cocoonみらい)に感謝です。本当にありがとうございました。
またお二人のライブ見に行きたいと思います!