アメリカとわたくし 入国審査とトイレとオーガニック

さて、そういうわけで、アメリカに到着しましたわたくし。

翻訳アプリもあるからなんとかなるかろと思っておりましたが、電波的な問題もあったりして実際のところ思い通りにはいかず。

人生初のアメリカとわたくしです。

入国審査とわたくし

じゅんのお姉さまから「入国審査でアメリカに何しに来たの?って聞かれるから、観光って答えるんじゃなく、姉を訪ねに来ましたって答えてね」と言われていたのでそこはせーふ。

どこに行くの?とかお姉さんの名前は?とか聞かれて、日本語なのか英語なのかわかんない語で答えてたけどなんだかせーふ。

あとは果物の話されたから、食べたものについて聞かれたのかと思いきや、持ってきた?って聞かれたみたいで、「ううん、持ってきてないよ」って普通に日本語で返したら理解してくれた様子。

何を聞かれてるのか正直よくわからないというのに、なぜか落ち着いているわたくし。横にはわたくし以上にさっぱりわからず、とにかく事の成り行きを見守るしかできないじゅんがいる。

わたくしは言葉としては理解できないのに、伝えたいことの輪郭だけはなぜか受け取れていたようでした。

そんなこんなで英語と日本語のラリーだったけど、入国審査無事終了。

これがアメリカ……。

トイレとわたくし

アメリカについて最初に驚いたのはトイレ。

大きい、きれいじゃない、流してないトイレが多数、なんか隙間がすごい。

日本のトイレで長年過ごしてきましたし、日本のトイレはすごいっていうのは聞いてたけれど、

なんか……サイズが違う……!!!

自分がちょっとだけ小さくなったような、子供の頃ってこんな景色だったのかな

手を洗うとこの高さもなんか高いじゃんよ。

人間、慣れるもので、トイレも3回目あたりからは慣れてきて、流れてなかったり、汚かったりするトイレに対しても日本にいるとき同様に、流したり軽く掃除したりするように。

トイレとも仲良くなれたかと思った直後のことでした。

便座に乗せるシートを乗せて、

「よし。準備万端。」

さあ用を足しますよと座ろうとした瞬間、自動洗浄さんのおかげでそのシートは流されてしまい、そのまま便座に着地するわたくし。

これがアメリカ……。

オーガニックとわたくし

ポートランドへの飛行機までの待ち時間、お腹も空きそうだったのもあって、搭乗ゲート近くのお店に「オーガニック」の文字が。

吸い込まれるように棚をのぞくとなにやら楽しそうな飲み物が……コンブチャがあるじゃないの!

瓶には「synergy」の文字。読めますよ、しなじーですよね。いろんな味がありましたが最初に目についたスイカ味を購入。

あとはバナナも。

初のアメリカでのお買い物。物価が高いことは百も承知。少々のことでは驚きませんよ。ふふふ。

お会計は12ドル。ふむふむ。

……ってこのコンブチャとバナナで約2000円!?

これがアメリカ……。

これははじまりでしかない

なお、これはまだ初日です。アメリカとわたくし、本番はここからです。

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ほりたみわ/多神和(たみわ)
「多神和」と書いて、たみわ。 一人であり、たくさんであり、かみさまたちの和を映す存在。 イラスト・漫画・張子・熊手・Reboot™・神ノ貌など、“祈り”と“観察”をもとに表現を続ける多層的クリエイター。 かみさまや犬、無機物とも会話しながら、目に見えないものを形にしている。 Reboot™では、自責の迷路から抜け出すナビゲーター。 「かわいさ×ヤバさ×祈り×爆発×余白」の世界観を軸に活動中。