多神和(たみわ)という生き方
ひとつの名前を脱いで、新しい旅へ
わたくしは、かつて「ほりたみわ」として生きていました。
いまは、「多神和(たみわ)」と名乗っています。
まだ名乗り立てほやほやすぎて自分でも忘れちゃいますけど。
たくさんの神さまたちと、ひとつの調和を奏でる。そんな願いを、そっと胸に忍ばせながら。
名前を変えることは、何かを捨てるためではなく、むしろ、もっと「わたくし」に還るための旅でした。
「どうせなら、魂ごと新しくしちまえ」と、誰かの冗談みたいな声が、いつか、どこかで聞こえた気がしています。
呼吸するみたいに、つくる

小さなころから、わたくしは「つくる」という行為に惹かれていました。
白い紙に落書きをし、田んぼの土をこねて陶芸のまねっこをしてみたり、手描きの新聞を作ってみたり。そのたびに「世界」をひとつ、増やしてきた気がします。
大人になってからは、イラストを描き、漫画を描き、キャラクターをデザインし、バニーガールになってみたり、熊手を作り、瓦を葺いて、時にはスナックでグラス越しに魂の話をして。
わたくしにとって、「表現」は仕事でも趣味でもなく、たぶん「生き方」そのものでした。
「売れるかどうか」を気にしていたら、屋根の上に上ったり、スナックのチーママやスノボなんて、たぶんやらなかったと思います。
でも、わたくしはやった。たのしくてしょうがなかったからです。
無意識をほどく、神性と遊ぶ

ここ最近のわたくしは、「Reboot™︎」という意図ワークと、「かみさまのかたち(仮)」という新しいアートの開発に夢中です。
無意識の奥にからまった、自分でも気づかない「思い込みの糸」を、するするとほどいていく。
ときには、あっけないくらい簡単に。ときには、思わず吹き出してしまうような展開で。
「かみさまって、雲の上とかじゃなく、コンビニの駐車場とかにも普通にいるよね」そんな感覚を、わたくしは信じています。
そして、自分自身のなかにも、ちゃんといる。
そう気づいたとき、人は、びっくりするくらい自由になれるんじゃないでしょうか。
活動歴

- イラスト・漫画制作
フリーのイラストレーターとして活動して気付けば25年。主要取引先は防衛省、文部科学省、厚生労働省、エイベックス、カルピス、講談社、東京FM、扶桑社、ベネッセ、リクルート、ベビーカレンダー、JA共済、翔泳社等。 - 瓦職人としての活動
もともとはスノボ上達のために始めた瓦職人見習い。気付けば楽しくなってスノボより夢中に。瓦職人(子方)5年生。 - Reboot™︎ & かみさまのかたち
「無意識の思考を解除し、本質に還る」ためのワークショップやセッションを提供。
参加者が自己の真実に目覚め、変容する手助けを行っている。 - 企画・プロデューサー活動
独自のアートイベントやセミナーを企画・プロデュース。
芸術と精神的な探求を結びつけた、新しい形の文化創造を目指している。
これから向かうところ
これから、わたくしはもっと遠くへ行きます。世界へ、そして、まだ見たこともない景色へ。
アートも、言葉も、ヒーリングも、表現も、生き方も、ぜんぶまとめて連れていきます。
ちょうど、旅の荷物をどさどさっと放り込むみたいに。断捨離なんてできません。
目指すのは、誰かに勝つことでも、特別な存在になることでもありません。
ただ、わたくし自身が、わたくしであり続けること。
その姿が、どこかの誰かの「生きてもいいんだな」という小さな灯りになれたらうれしいです。
それは、きっとかみさまたちの最高におちゃめなサプライズです。
[ちいさな余談]
ちなみに、わたくしの好きなものは、おいしいもの水、ラム肉、冷凍いちご、オーツミルク、そしてほろ苦い紅茶キノコ。
屋根のお仕事をがんばりすぎて足を痛めて以来、派手に走り回ることはできませんが、そのかわりに、じわじわと下腹筋を鍛える日々を送っています。
人生も、筋トレも、あわてず、じっくり。
これが、今のわたくしのリズムです。
次回予告(?)
多神和、世界をゆく!
たとえば、そこらへんの喫茶店で、インドの片隅で、世界の美術館の隅っこで。
どこにいても、きっとわたくしは、「いま、ここ」に、静かに微笑んでいるでしょう。
さあ、つづきは、これからです。