気づけば1月も半ばを過ぎてしまいましたね。お正月気分が抜けないみなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。いつまでもお正月気分でいたいわたくしほりたみわです。どうもどうも。
カレンダーを見て、ふと数えてしまいました。
ほりたみわ個展「いぬとかみさま」まで、あと160日。
開催は6月23日〜7月5日。
決まったのは昨年のこと。あれから描かずにひたすら考えを巡らせております。
このご縁をくださったるみ子さん
今回の個展は、わたくしが「やろう!」と勢いで決めたものではありません。
このご縁をつないでくださったのは手塚るみ子さん。2018年に開催された手塚治虫文化祭、通称「キチムシ」に参加させていただいてから続くご縁です。
昨年、利賀で「火の鳥」の舞台があったときのこと。
あの日、再会した手塚るみ子さんが、わたくしの「いぬとかみさま」の作品を見てくださり、「吉祥寺の新しいギャラリーで個展をやりませんか」と。
あの瞬間、世界が少し動いたのを、わたくしははっきり感じました。
あらためて、心からありがとうございます。
というわけで、吉祥寺で展示します
今回の会場はリベストギャラリー優。
にぎやかで生活があって、でも少し奥に入ると急に静かになる街、吉祥寺。
これまで何度か吉祥寺で個展をさせていただく機会はありましたが、気づけば富山に来てからというもの、ぽっかりと間が空いておりました。
大好きな吉祥寺でまた個展を……といっても、これまではイラストレーターとしての個展だったので、アーティストとしては初の吉祥寺です。
「いぬとかみさま」は、人生のテーマ

「いぬとかみさま」は、今回の個展のタイトルであり、わたくしの人生のテーマでもあります。
あるとき、愛犬ちまきと触れ合いながら、ふと思いました。
かみさまと人間の関係って、人間と犬の関係にとてもよく似ているな、と。
犬は純粋に人を愛します。そして人間も愛で応える。犬からの愛に応えずにはいられない。
これって、バガヴァッド・ギーターや聖書に書かれているかみさまが人間に抱く気持ちと同じなのかもしれない。
人間が、損得や評価や見返りを手放して、ただ愛される存在であることを許したとき。そして同時に、委ねること、信頼することを、自分の意思で選べたとき。
人間も、かみさまの犬になれたときに、至福とか、解脱とか、そういう状態に近づくんじゃないか。
わたくしは、そんなふうに感じています。

犬は賢い。でも人間から見ると「なんで?」と思う瞬間も、たくさんある。
でもそれは、足りないからじゃなく、見ている世界が違うから。
そしてきっと、かみさまから見た人間も、同じなんだと思います。
それでも、人間は、手放されない。
できなくても、間違えても、遠回りしても。
固定されない関係性を描く

わたくしが描いているのは、犬そのものでも、かみさまそのものでもありません。
犬と人間。人間と犬。
人間とかみさま。かみさまと人間。
そのあいだを行き来しながら、距離感や気配、関係性のにじみを、表現しています。
守っているつもりで、実は守られていたり。
導いていると思ったら、気づいたときには、自分のほうが連れて行かれていたり。
役割も立場も、きれいには分かれない。
ただ、同じ場にいて、同じ時間を生きて、ときどき位置を入れ替えながら、関わり続けている存在。
今回の個展のテーマは、まだ悩み中

正直に言います。
今回の個展としてのテーマは、まだ決まっていません。
人生の軸はある。でも、そこから何を切り取るのか、どこまで踏み込むのか。
それは、まだ、悩み中。
というより、待っている途中です。
絵筆は持ってないのですが、脳内でずっと描いています。(描かない絵描き)
あと160日、感謝とともに

こうしてご縁がつながり、場所が決まり、日付が入り、奇跡のような時間が動き出しています。
あと160日。
ほりたみわ個展「いぬとかみさま」
6月23日〜7月5日
吉祥寺・リベストギャラリー優
カウントダウン、始まりました。














