人生に効率を求めるメガネっ子のみなさまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
メガネ歴やがて40年。メガネ女子からメガネババアになりました、わたくし多神和でございます。どうもどうも。
「メガネで効率がよくなる」なんて言われて、ピンと来ますか?よく見えるとか、花粉ガードくらいじゃないの?って思ってたのです。
けれど今回体験したのは効率も、体感も、スピも爆発する、とんでもないメガネ。
その名も、「イノチグラス」。
イノチグラスとの出会い
存在自体はうっすら知っておりました。SNSで時々見かけておりました。左右のレンズが色違いだったりして、なんだか一歩間違うと3Dメガネみたいな見た目。
「いやいや、なにそれ怪しいでしょ」って。わたくしもそう思ってましたとも。
でも最近、老眼が進行してしまいましてね……
手元用・通常用・運転用とメガネ三刀流。そして気づけば手元用のメガネの度が快適なんだけど、どうにもあれは見た目がよろしくない。
そんな時にふと、思い出したのです。「そういえば、イノチグラス……」
そしてちょうど三重・四日市に行く予定があったのです。調べてみたら、名古屋にある「オプトブレイン」さんで、イノチグラスが作れるとのこと!
奇跡的に予約が取れたので、行ってまいりました。
イノチグラスとは?
イノチグラスとは「視力を整えるだけのメガネ」ではなく、心と身体のバランスをカラーの力で整えるという、新感覚メガネです。
人間の身体は、色によってわずかにバランスが変化します。それを活用して、左右のレンズの色をカスタマイズし、体幹の安定・感覚の強化・集中力の向上などを目指すんだそう。
「見える景色」を変えるだけで、「世界の感じ方」までも変わってしまう。それがイノチグラスの魔法です。
実際に作ってみた!
お世話になったのはオプトブレイン名古屋さん。前日予約にもかかわらず、快く対応していただきました。感謝……!
最初は丁寧なヒアリングから始まります。なんと、「今後どうなりたいか」まで聞かれるのです。
わたくし、答えましたとも。「かみさまと、もっとつながれるようになりたいです」
(メガネ屋さんに言うことか?という自問はそっと流して)
乱視チェックで世界が変わる

続いては通常の視力検査と思いきや、驚いたのは乱視チェック。
とにかく丁寧。めちゃくちゃ丁寧。

そして調整してもらった瞬間、視力がぐんっと上がったのです。
なにこれ、今までのメガネ、何だったの……。

この時点でだいぶ満足してしまったのですが、ここからが本番。
カラーレンズのチェックがヤバすぎた件

色のついた紙を持って片足立ちし、体幹の安定感をチェック。
つまり、自分に合う色は「身体が一番ぶれない色」。
黒・グレー・赤・青・黄・緑の6色でチェックしてみたところ……
- グレー:持った瞬間ふらっふら(最近気になってたのに!)
- 緑:全く合わず
- 赤・黒・青:まあまあ強い
- 黄:え、ちょっと、なにこれ……安定感バグってる……
左目は黄色、右目は青が一番強いという結果に。
わたくし、予期せずクリシュナカラーになりました。さすが。


レンズの濃さで地球とつながる

次は、色の「濃さ」を選ぶ工程。
日常使いしやすいのは薄め。でもわたくし、試してしまったのです。
ガッツリ濃いやつ。ブルーというよりインディゴ。
……ぎゃああああ!!!!
足が!地面に吸い込まれてる!?
なにこれ!?無敵!?蹴られても倒れない気がする!!!
もうこれは、身体の下からエネルギーがガンガン来てる感じ。
薄いやつに戻してみたけど……うーん、これはもう戻れない。インディゴ最強。
あなたの声に答えておきます
「いや、それプラシーボじゃない?」
「左右の色違いって視覚的に危険じゃないの?」
「主観的すぎるでしょ、体幹チェックって」
……って思う人の声、聞こえてます。ええ、わたくしも昔ならそう言ってましたとも。
でもね、頭で考える前に身体が答えを出していたのです。
力の入らない足、ぶれる軸、吸い込まれる重心。「知識」ではなく、「体感」がすべてをひっくり返しました。
最後の選択は「体感」を信じること
実はレンズは、以前使っていたお気に入りのフレームに入れてもらいました。もちろんこれもどれが合うかチェックして。
見た目にもまあまあ気を遣うわたくしですが、今回は見た目より感じ方を優先。だって、もう戻れないんですもの、この体感に……。
まとめ:見える景色を、感じてみてほしい
イノチグラスは、わたくしにとってひとつの転機でした。
ただ視力を整えるだけじゃなく、感覚のピントを合わせ直すような目覚めだったのです。
色って、思ってた以上にすごい。そして、「見る」って、ただの視力の話じゃなかった。
あなたも、自分の目と身体と心を、ちょっと見直してみませんか?
なお、レンズはこれから制作に入り、実際に手元に届くまでには少し時間がかかるそうです。
着用しての日々の体感はまた、改めてレポートいたしますね。