こんな公園があっただなんて!!楽しいものほどやたら危険がひそんでいます
みなさまこんにちは。パークハンターのほりたみわです。大人になっても子どもゴコロを忘れない大人はたくさんいるというのに、公園って意外と大人は遊べない遊具が多いですよね。
ところが。
大人でも全力で遊べる公園が富山県南砺市にありました。
し か も !
今まで見たこともないクレイジーな遊具がずらり!!昭和の遊具は消え去っているというのに。平成の新作危険遊具満載…なだけではなく、全体的なセンスが秀逸などこまでもクレイジー(褒め言葉)な公園でした。
どれほとにクレイジーかはこちらのお写真と動画でご確認ください。
謎ヤバイシリーズ
このカラーリングのシリーズ、この公園でしか見たことがない謎ヤバイ遊具でした。しかも遊び方の説明は皆無です。想像して創造するしか…?いまどき珍しいほどの危険と隣り合わせな遊具でした。遊ぶときは気をつけてくださいね本当に。なめてかかったらどこかしら痛めます。
こちらは公園についた途端目についた、ハーフパイプ的な遊びが出来そうなどうにも魅力的な遊具。
このパイプの上を左右に揺れて遊ぶというものなんですが、実際やってみると揺らすのが意外と大変。そしてこのパイプの端から端まで揺れようと思ったら、この真ん中のつかまり棒からは手を離すしかないという鬼畜ぶり。いや、これ手を離すとか危険でしょ…。(おみそさん離してますけど)
ヤバさ★★☆☆☆
危険度★★★★☆
こちら、見た目のゆるさに反して、遊んでる人の危険度はかなり高めな遊具。
ただのくんにゃりとした棒に見えるけど、この棒につかまった瞬間からくるくると回転するんです。くねくねくるくるが止まりません。怖すぎて手が離せないし、つかまってたらくるくる回るし。どうしようもなくただひたすらに止まるのを待つのみ。
ヤバさ★★★☆☆
危険度★★★★☆
こちら一見どう楽しめるの?という紐と棒でしたが、かなりハードな遊具でした。あっち側からつかまってぐるんぐるんぐるんぐるん…するというもの。これ子供だったら楽しめるのかな。大人には苦行どころか筋肉ないわたくしには危険でしかないものでした。
ヤバさ★★★★☆
危険度★★★★☆
そしてこちらはさすがにやさしそうな。ブランコ的な?ふむふむ…ゆらゆら…。どうやら違ったようです。
正しくはこう。この上に立ってゆーらゆらするみたい。これは危なくなく普通に楽しめたけど、上半身ぶらさないように固定してやるとなかなかいい筋トレになりそうな予感。
ヤバさ★☆☆☆☆
危険度★☆☆☆☆
はい、こちら、どうやって遊ぶのか。これね、高いんですよつかまるところが。158センチのわたくしは届きませんでした。ジャンプしてもかする程度。つかめません。175センチのはるじはつかまってぶーらぶらできましたが、これは一体誰向けの遊具なのか。謎。無理矢理遊んだらそれはそれで危険な気がします。
ヤバさ★★★☆☆
危険度★★★★☆
これまた謎遊具ですが、おそらく二人用かと。それぞれぶらさがってシーソーみたいになるのかと思いきやそんなにも動かない。
そして体重差ある二人でぶらさがっちゃうと、軽い方が上がっちゃうから高低差で危険が増すという、これまたどういう人が遊ぶべきなのかまったくわからない遊具でした。
ヤバさ★★★★☆
危険度★★★★☆
普通っぽさの中に潜む危険遊具
謎ヤバイ遊具の他にも普通の遊具がございまして。でもこれらもなんだか地味に危険が潜んでました。
ピンボールだかパチンコだかっぽいこれは、下から登って遊ぶみたいなのですが、うっかり滑った時に痛そうなしかけがいっぱい。地味に危険。
これなんか、どう見ても普通のすべり台ですし、安全そうな顔してますが夏の日差しに熱せられたすべり台を長時間すべるなんて危険そのもの。しかもこのすべり台は黒いし長いしおしりにフィットする半円形!冗談抜きでやけどにご注意ください。そこも込みで楽しいけど。
ゴーカートじゃない!ブランコでもない!
これまでの遊具がなかなかぶっ飛んでいたので、もはやこれくらいでは驚かなさそうですが、やってみると新しくて楽しかった遊具がこちらです!
レールの上に車、その下になにやらブランコのような棒。ブランコ的にこいで進む様子。
ただこれなかなかコツが必要というか、ブランコのように持ち手部分がしならないのでこぐのが難しいんです。ブランコの上位版みたいな。でもこれでこぐとどんどん前にも進むという、不思議楽しい遊具。コツをつかめばぐんぐん進みます。
カーブでの硬さと柔らかさが同時におそってくるあのなんともいえない感じがまたたまらない。個人的ナンバーワン楽しい遊具でした。
この看板つくったの誰!?センスがすごい
この公園、遊具もすごいんですが、すごいのは遊具だけではありませんでした。遊具について説明してある看板が設置されている遊具もあるのですが、その看板に書かれている説明がなんともいえないセンスなんです。見てこれ。
この世は楽しいものほどやたら危険がひそんでいます。このレールウェイもよく似たもので、楽しさ(スリル)イッパイです。
「危ないことは危ない」と判断できるオトナになるためにも、注意書きをよく読んでからお楽しみください。
人生がそこにつまってますもんね。わかります。
・「入り口はここしかありません」良い子は良いオトナに育ちます。順番に並んで一人ずつ。ここでは、協調性を学びましょう。聞き分けのないお子様には「カンダダの蜘蛛の糸」をお勧めします。
「カンダダの蜘蛛の糸」がわかるオトナがどれほどいるのか。勉強熱心な富山県の人ならわかるのかな。
・遊びたい気持ちはみんな一緒。「一回乗ったら次の人へ」みんなの遊具であり、公共施設とは何かを学びましょう。
・オトナになった時、再びふるさとにUターンするように、「入口からスタートしてまた、戻ってきてください」ご両親がお待ちです。
みんなやご両親への配慮がすてき。
・人生、まっすぐ進めればいいんですが、途中左右にゆられます。一度つかんだ幸運は離さない。「つかんだロープはしっかり握ってとばされないように」ただし、ロープが濡れている時は滑る事がありますので使用しないで下さい。
・「自分が遊んでいるとき以外に入らないでください」友達や兄弟をあたたかく見守りましょう。
では、楽しいひとときをお過ごしください。再び元気に遊びに来てくれることを、心からお待ちしております。
いつまでも遊び心を持ったオトナに育つように。
なんなの!いちいちじわじわ来させといて、最後にじーんとくる!!んもう!!!
…でもね、残念なことにこの遊具使用中止でした。本当に残念すぎる。
そしてこちらの遊具は使用中止じゃなかったんですが、怖すぎて先に進めませんでした。どう怖すぎたかは後ほど説明しますので、まずはこちらの看板を。でもさっきの看板ほどの完成度じゃないので、めんどくさがって文字に起こしませんが気が向いたら読んで。
で、これ読んだらあとは遊ぶだけ!と思って階段を上りかけたのですが…くさい!!!
なんなのこのにおい…と思いつつがんばって進んだら…うんこ!うんこ!うんこ!!おそらくネズミのうんこ。
これはさすがに進めないというか進んだ先のチューブスライダーの中がどうなってるのか想像しただけでも恐ろしすぎ。チューブスライダーがネズミの巣チューチュースライダーになってそう。
あまりに遊べなさそうで遊具の写真撮ってません。さっきのレールウェイも使用中止だったのがショックで撮ってません。でもそれよりもチューブスライダーはショックでした…。
大人が乗ると危険なふわふわ広場
遊べない遊具の看板ばかりかと思いきや、遊べるところがありました!それがこちらのふわふわ広場になります。でもまずは看板読んでって。
ふわふわ広場へようこそ。
ここはイクラちゃんからタラちゃんくらいのお子様を対象とした遊具です。これからの長い人生において、社会のルールを遊びを通じて学びましょう。また、「危ないことはダメ!」と友達に言える大人になるよう一生懸命遊んでください。「みんななかよく安全に」が基本です。
おとうさんのきびしい目、おかあさんのあたたかい目で、我が子同様、よその子も見守ってあげてください。後で「あ〜親の顔が見てみたい…」なんてことにならないように。遊ぶ前にクツのどろを落としてね。
できれば足だけでも生まれたままの姿になってください、施設も汚れますが、あなた自身も汚れちゃいますよ。からだひとつで遊んでね。
カバンなど身につけず手ぶらで遊んでください。お気持ちはありがたいですが「そでのした」には何も入れないでくださいね。ここではみんなおともだち。
元気があふれる子も、ちょっとはずかしがり屋の子もいっぱい遊びたいのはみんないっしょ。ゆずる気持ちを大切に。子供は大人が思いつかないような発想の遊び方をするものです。危険の範囲は体感してわかるものですが、教えてあげるのも大人の役目、かわいいお子さん、お孫さんにケガなくお帰りになり再び来園されることを願っています。
…ほんとなんなのこの看板。(褒めてる)
センスあふれる看板の中に気になる一文がありました。「大人が乗ると危険だよ」という、われわれ大人に対しての挑戦状のような一文が。そんなこと言われたら「ギャラクシースーパーノバ」に乗るしかないじゃないの。名前もかっこいいし。
はい、こちらがそのギャラクシースーパーノバになります。あれ…思いのほか地味。何がどう危険なの。どれどれ、大人の我々が乗ってみようじゃないの。
アラサーの大人惨敗。
アラフィフの大人も惨敗。動画ないけどわたくしアラフォーも惨敗でした。これは確かに危険。
危険な遊具満載の公園でわざわざ「危険」と書かれるだけのことはありました。子供が乗るとどうなのかを子供不在のため確認できなかったことが悔やまれます。
まとめ 楽しいものほどやたら危険がひそんでいます
いろんな意味でとてもユニークでクレイジーな公園でした。あの看板に書かれていた「楽しいものほどやたら危険がひそんでいます」を存分に体感できました。
いい大人3人が全力で遊んできました。もう汗だくです。最高に楽しい公園でした。また行きます。
あ!!!もちろん普通に楽しい遊具もいっぱいあります。
(写真撮影:冨田実布とほりたみわ)
アクセス
所在地: 〒939-1835 富山県南砺市立野原東
城端SAパーキングに車を置いたまま遊べます!
おまけ
緑が茂ってなくて丸見えの迷路もありました。迷路に迷わず突入していくはるじのお母さま八重ちゃん。
迷路から脱出してきた八重ちゃんのこの笑顔。