真梨幸子『四〇一二号室』/ちぃろの読書感想文
負の感情によってもたらされる、生と死。 嫉妬、羨望、憎悪、殺意…『四○一二号室』には、負の感情がぎっしり詰まっていた。 「人の不幸は蜜の味」とまではいかないが、私もそこそこ人の不幸を覗き見るのは好きだと思う。もちろん楽し...
負の感情によってもたらされる、生と死。 嫉妬、羨望、憎悪、殺意…『四○一二号室』には、負の感情がぎっしり詰まっていた。 「人の不幸は蜜の味」とまではいかないが、私もそこそこ人の不幸を覗き見るのは好きだと思う。もちろん楽し...
独り占めしたい“おもしろさ” 米澤穂信(よねざわほのぶ)の小説は読んだことがなかったのだが、ミステリ好きの友人が「おもしろい」と言っていたので読んでみた。 マジでおもしろかった。 読後感がなんとも言えず静かで、この気持ち...
血と内臓にまみれて思うことは… そもそも海外ホラーはあまり好きじゃないことを忘れていた。悪魔とか超自然とか、あまり好きじゃないんだった。 そもそもあまり好きじゃないんだった。 真夜中の人肉列車 姉に「オススメのホラー小説...
〝まる子〟から〝さくらももこ〟へ 「読書の秋だ!」と唐突に思い立ち、近所の図書館に通い始めて1ヶ月、10年前に図書館通いをしていた頃のお気に入り作家さんの本を中心に15冊ほどを読んだ。 さくらももこのエッセイも好きで、未...