DJ AKKY の人生は選曲だ!第4回目です。
STAY AT HOME & ENJOY MANGA. NO DJ, NO MANGA.
すみません言いたかっただけです。
結論から言えば、今回の話は「シリーズ1 勝手に漫画のサントラ作ったよ」という話。
これも選曲というか音効というかサウンドトラック的というか、今回はそういう視点のお話です。
絵を見たら音が浮かぶという作品を紹介してDJ AKKY的に選曲してみました。
シリーズって書いたので2回目もあります。
どうしてこのサントラシリーズをやってみたいと思ったのか
映画を観ているときに引き込まれるシーンに必ずあるのが音楽。
たとえばシリーズものであれば、お約束のように流れるキャラの出演時のテーマなど。
その選曲の楽しさをもっともっと楽しめてもらえたら楽しい時間を提供できるかなと思ったのがきっかけです。
漫画はとにかくジャンルがたくさん
漫画と言ってもご存知のようにジャンルはたくさんあります。
例えば主人公がスポーツ選手で試合に勝つまでの努力、友情、勝利をテーマにしている少年誌的ジャンルもあれば、ビジネスマンが出世して社内政治だったり国際情勢だったり買収劇だったりを展開する青年から大人向けな漫画など様々です。
ここは今更語るものでもないのであっさりと。
音楽ものというジャンル
あえて音楽ものと呼びますが作中の主人公がミュージシャンとか、その周辺のバンドのサクセスストーリーなどありますが、当たり前ですが漫画から音は聞こえて来ません。そこは作者が頭を悩ませながら、曲の表現をしなくてはなりません。
つい最近完結したサックス吹きなら必ず読んでいる作品G、この作品で高校時代をギターやベースの練習で過ごした人が続出したであろう作品B、テレビドラマにもなったオーケストラものなどなどがあります。
前述したようにそのシーンでどうやって読者に伝えるのかというと、歌詞掲載したり曲名言ったり音符を会話内に盛り込んだりします。決めポーズでギターの効果音出したり。
とにかく伝えたい表現したいという思いがビシビシ来ます。
音楽モノでもなんでもなく、絵から音が聞こえてくる作品。
今回の作品はそういう音楽もののジャンルではないです。とにかく衝撃的なのは風景というか建物というか写真では?と思うほどの画力。
そして浮かんでくる音楽。浮かんでくるとしか言いようがない感じ。
それが上條淳士先生の『SEX』です。
上條淳士先生の作品(特にこの作品)への想いを熱く語るなら、映画的な手法を漫画に落とし込んで風景と主人公の表情でストーリーが進んでいくという、それまでに見たことのない感覚。想像脳と創造脳に刺激が行くんです。そこが半端ない。
そもそもなぜプリンスの音楽が聴こえてきたのだろう
ここは感覚でしかないのですが、あえてDJ的に「音が聴こえてきたのはなんでだろう?」を考えてみました。
歌詞が出ているわけでもないし、口ずさんでいるわけでもない。でもあるんです。
それは作者から読者(または視聴者)に向けてのサインです。気づく人は気づいてね。ということなんだろうなこれはと感じたわけです。
作者の思いを代弁するように登場人物のセリフで「何を見てるかじゃねえ・・・どう見えるか・・・」があるのはまさにそれ(断定します!)
それ以上はネタバレになりますので書きませんが、そのセリフのように意識切り替えて作品を読んだときに他の音楽ではなく、プリンスの音楽が浮かんできました。(読めばわかるというやつです!)(買ってね!)
シーンに音楽をつける没入感の快感半端ない
そういう意味からも1巻を手にしてページをめくるたびに音が浮かび聞こえて来たPrinceの初期の楽曲群。初期といっても1987年くらいまでの作品。
このページからこのページにはこの曲のココからココまで。この見開きはあの曲のイントロが、、、、、。
この感覚を89年に感じて今だにその感覚を持ち続けているのですよ僕は!(なぜか無駄に熱い)で当時CDは聞くだけ、カセットテープしかないですからテープに録音して単行本とセットにして周りの人に薦めまくってました。
きっと上條先生は作品を書いている際にPrince聴きながら書いてたんじゃないかと思うのですがそこはいつかお会い出来たら聞いてみたいところです。
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10-12ページ:Bambi
30-41ページ:Head
44-45ページ:Let’s work
50-51ページ:Kiss
54-59ページ:Something in the water
74-92ページ:Sexuality
122-125ページ:Venus De Milo
146-151ページ:Soft and wet
151-157ページ:sister
177-187ページ:Temptation
エンディング:Just as Long as we’re together