つまりこういうこと!「壮大ないとこ喧嘩」なんです
なんだかんだずいぶん間が空いちゃったのでうっすら覚えていた人すら忘れちゃったよね…ということで、シンプルにしめます。もういきなり最終回ですよ。100倍楽しみたかったら足りない分は己で補ってください。放任主義。
というか行き当たりばったりで始めちゃったことを後悔してます。もうちょっとわかりやすくおもしろくできるはず。というわけで、一旦おしまいにして、もう少しねりねりしなおします。たんたんと書いてもだめでしたこれ。
とりあえず終わるためにまとめます。
「バガヴァッド・ギーター」は戦士アルジュナさんと神様クリシュナさんのやり取りなんですが、その前後にはとんでもないボリュームの人間関係が渦巻いているんです。そこが理解できないとアルジュナさんの苦悩が伝わってきません。
アルジュナさんが戦い始まってるのに戦車に座り込んでわなわなしちゃってるのは、これまでにお世話になってた人たちが敵側についていて、その人たちを倒さないと勝利がないから。それ知らないと「どうしちゃったんだろこの人…」ってなります。
これまでずっとお世話になっていた人、とても尊敬していた人が敵側にいるんです。そんな大切な人たちを倒して勝っても意味ないじゃーん!というわけで「戦いたくない!」ってなっちゃったというわけです。
そんなアルジュナさんにクリシュナさんは「それぞれの立場でやるべきことをせよ」と教えてくれます。やりたくないことはやらなくていいなんて言いません。置かれた立場でやるべきことをやることの大切さ、そしてその結果に執着しないことの大切さをひたすらアルジュナさんに説いてくれます。
ものわかりの悪い人代表のアルジュナさんは同じようなことをあらゆる角度からクリシュナさんに質問してくれて、クリシュナさんはそれにもひとつひとつ丁寧に答えてくれるのでとてもわかりやすく、ありがたい本になりました。
そして最終的に「迷いはとけた!」とアルジュナさんはスッキリしてバガヴァッド・ギーターは終わるんですが、その後結局まだまだまごまごしますアルジュナさん。
そういう前後がわかって読むと、ギーターは聖典としてのありがたさだけじゃなく、エンターテイメントとしても最高の一冊であることに気がつきます。そうなってくると読み返すことも楽しくなって、霊性の高まりがより進みます。生きることがよろこびに変わります。
なので、ぜひ読んでもらいたいんだけど、いろんな知識ゼロから読むとなかなかハード!
今回まとめあげられなかったことをバネに、今一度読み返し、練り直して、あらゆる人にギーター(マハーバーラタ)のおもしろさ、ありがたさをお伝えできるように精進いたします。
まとめっていうか、終わりの挨拶でしたねこりゃ。がんばります!