数量限定「虎斑霧島」の「がるっと」とは何なのか…飲んでみた/ちょい悪オヤジのうまい話

がるっと ふわっと…がるっと?

2018年11月21日より数量限定、本州エリア先行で発売された霧島酒造の本格芋焼酎『虎斑霧島』。

数量限定…これは飲まねばということで、お店で出している定番の黒霧島と赤霧島と虎斑霧島の3種で飲みくらべをしてみた!

うまけりゃお店で「霧島飲み比べセット」なんか出してやろうかと目論み、休みの早い時間から呑む口実を自ら作ってやった。普段はお店が終わってからの晩酌しかしないのだ。いろんな意味でうまい話になりそうな予感。

先ずはグラスにそれぞれ注ぎ、香りを嗅ぎ違いをみる。それから試飲してみた。もちろんストレートでだ。

黒霧島

もはや芋焼酎では定番中の定番。霧島のルーツでもある黒麹仕込みから名付けられたのであろう。霧島酒造の90余年の永きに渡る伝統の黒霧島。

◎香り
芋としてはほのかにまろやかな癖のない香り。

◎味
口に含んでみる。黒麹のトロッとした芋の甘みでのどごしはキリッというよりはやわらかい。

◎感想
やはりロックで呑むのがいいのだろう。おでんや豆腐鍋など和風ダシのきいた食事と合いそうだ。

赤霧島

紫芋(ムラサキマサリ)を原料とした赤霧島。ムラサキマサリに豊富に含まれるポリフェノールと焼酎麹のクエン酸が反応してもろみが真っ赤になることから名付けられた赤霧島。

◎香り
黒霧島から比べるとより華やかでほのかな甘い香り。

◎味
口に含んだ感じはスッキリ澄んだ甘み。そしてまさにするっとしたのどごし。

◎感想
こちらもロックがオススメだが華やか香りと豊かな味わいは水割りでも変わらないことからやはり水割りもオススメなのではないだろうか。赤霧島はあっさりとした和食でも脂っこい洋食でもどんな料理とも相性が良さそうだ。

虎斑霧島(とらふきりしま)

清酒の製造に使われる「黄麹」、霧島酒造ルーツの「黒麹」。虎斑霧島はこの「黄麹」と「黒麹」の奇跡のコラボレーションで誕生したらしい。

虎斑霧島の虎斑とは、ナラやオーク材などのブナ科に見られる斑紋のこと。柾目を横切るような帯状の杢目を「班」(ふ)といい、この班が大きく虎の毛のような模様に見えるもののことで、北欧の木こり達はこの虎斑を見つけると縁起がいいと喜ぶらしい。この虎斑模様の美しさと縁起の良いこともあり、この名が付けられたのであろう。

ちなみに霧島酒造のホームページでは

「がるっとしたキレのあるナチュラルな苦みに、ふわっと広がる華やかな香りと甘みが特徴。まるで日本茶のように、苦みが甘みを引き立たせ、複雑ながらもなめらかに絡み合う旨さは格別です。」

とあったが、この『がるっと』がイマイチわかりづらかった。

◎香り
赤霧島に近い華やかな香りにやや清酒に近い甘い香り。

◎味
口に含んだ瞬間DRYな舌に感じる軽い刺激。あぁ、これが『がるっと』なのか…。日本茶のような苦みが甘みを引き立たせるという複雑な感じはわからんが確かに奥深さはわかった。表現というものは難しい。

◎感想
虎斑霧島は水割りがおすすめ。料理とはあわない。水割りにしても全く変わらない複雑で奥深い香りと甘みをゆっくりと楽しみたい。

おまけ(ブレンド番外編)

もしかしたらトロッとした黒霧島とスッキリとした赤霧島をブレンドしたら虎斑霧島に似るんじゃ…?とほろ酔いのイキオイでやってみた。

まぁ似てるところもあれば非なるところも…しかし個人的には楽しめると思うので、存分に飲み比べた後にやってみるのもおすすめ。その頃にはもう気持ちよくなってどうでもよくなるだろうけどね。

「霧島飲み比べセット」はじめます

ということで「霧島飲み比べセット」はやっぱり出すしかないだろうと今まさにほくそ笑んでいる。チーママは仕事が早いのでさっそく出来た。

虎斑霧島

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