ガシャポンでとある攻略法をやったら奇跡が起きた話【豆ガシャ本 花とゆめ 50周年記念】
極めて平静を装いつつ、わたしは颯爽とその店を出た。こ、こんな奇跡あるんか……? 夕暮れの巣鴨、地蔵通り商店街の一角で私は喜びに打ち震えていた。 飛んだ飛んだ理性が飛んだ わたしはミニチュアが好きだ。 しかしながら、買って...
極めて平静を装いつつ、わたしは颯爽とその店を出た。こ、こんな奇跡あるんか……? 夕暮れの巣鴨、地蔵通り商店街の一角で私は喜びに打ち震えていた。 飛んだ飛んだ理性が飛んだ わたしはミニチュアが好きだ。 しかしながら、買って...
白菜が収穫できた。 大きな大きな白菜で、てきとうに根っこから掘り起こしたら、大人が脇に抱えるのがやっとというくらい大きかった。アクション映画でヒロインを小脇に抱えて立ち去る悪役の気分だった。やい白菜の仲間たちよ、こいつは...
ちまきさんの散歩に一人で行く(ちまきさん不在) あまりの天気の良さにふと散歩に出たくなって、ちまきさんをお散歩に誘ったらこの顔。 ハーネスまでしっかりつけて、さあ玄関を出ましょうねというタイミングで急に自分の部屋へ戻り、...
私は「仏像イラストレーター」として活動を始めるにあたり、何かわかりやすいキャラクターを1つ作ることにした。「このキャラといえばカワモト」とわかるような定番のものを。 そのキャラクターこそが「誕生仏くん」であり、誕生仏くん...
mugazine×文字=むがもん。ルールはたったひとつ、文字のみであること。 お皿とからだ ごはんの後、ふと思いながらお皿を洗う。 「お皿を洗いやすいごはんは、からだにもいいんじゃないかな?」 以前はお皿を...
急に哲学的な話になりそうですけどね。 絵を描いていて思うのは「自分」が描こうとすると描けなくなるなあということです。 かみさまの絵筆 「誰かに、何かに描かされている」とも思わないんですが、大いなる何かに「描かせていただい...
カワモトの記念すべき1回目の記事は法隆寺・百済観音さまについて語り、それについていくつかの感想をいただくことができた。書くことに慣れていない稚拙な文章に、よもや感想をいただけるとは夢にも思っておらず、驚きのあまりお返事の...
排熱日記が更新されなかったのは、「熱」が出てなかったから? そういうわけでもないのですが、ひたすらに燃料を投入する日々でした。そしてぶすぶすぐつぐつと燃えてるのか煮えているのか焦げているのか……自分の中でもどう処理をすれ...
「仏像イラストレーター」を名乗ってから、何度も「どんな切っ掛けで仏像が好きになったの?」と聞かれる。 しかし「好きな仏像(推し仏像)は?」という質問はあまり聞かれることが無くてちょっと淋しい。というわけで、勝手に私の「推...
若鶴酒造の「三郎丸蒸留所」。北陸唯一のウイスキー蒸留所であるらしい。見学には予約が必要だけど、売店の利用だけならいつでもできる。と言っても僕はほとんど飲酒をしないので、他に何か美味しそうなものは無いかと店内を見回ってみた。そこで見つけたのがこの酒粕ティラミスである。
大阪土産「岩おこし」 今日のお菓子はこれ。たまたま入った大阪のデパートでめぐりあった、岩おこしである。小さくなって大袋に入ったものも売っていたのだが、やはり、かまぼこ板ほどの大きさのものが整然と並んだのがかっこいい。お土...
雨のアイス こんな土砂降りの日に、ジェラートを食べた。 2024年の8月17日、今日の富山県西部は突然の大雨に見舞われ、厚く垂れこめた薄灰色の雲からは、ひっきりなしに大粒の水滴が流れ落ちている。 そんな中、僕は古い商店街...
東京銘菓 むがじん上でも活躍している写真家のおみそ氏に、東京土産をいただいた。うつくしくあおき青海波の紙箱。東京銘菓「ひよ子」である。 しかもこれはただのひよ子ではない。「東京限定 特別仕立て 塩ひよ子」だ。 甘い。美味...
もしもサプリメントに縁のない人間がサプリメント「アレルキック」を飲んだら はじめに どうも、天才写真家の菊池あきです。僕は普段まったくサプリメントとか飲みません。健康食品にもあまり興味がありません。そんな人間が今回サプリ...
人はパンのみで生きるに非ず 人はパンのみで生きるに非ず。じゃあ、人は何を食べて生きてるんだろう。その答えはコンテキストに依存して無数にあるんだろうけれども、今はこう言っておこうと思う。「人はイメージを食べて生きる動物だ」...
ケーキ屋の常連 ケーキ屋に行って苺のショートケーキが無いと、ちょっと意外な感じがする。でも、それ以上に、チーズケーキが無いケーキ屋ってなかなか見かけない。 どんなケーキ屋に行っても、だいたい黄色いベイクドチーズケーキが、...
世界の終わり、そして世界の始まり F先生が生きた時代は20世紀であり、お亡くなりになったのは1996年です。世紀末が迫っていた20世紀後半を生き抜かれました。 その為か、世界の終わりがよく登場します。 クレオパトラだぞ ...
おもいで 幼い頃の、なんだかふあふあした、おぼろげな記憶。いったいどうしてそんな所にいたのかもうさだかではないけれど、僕はお寺の縁側に居た。 気候のいい晴れた日で、たぶん夏だったと思う。真夏はクーラーをかけて過ごすという...
おとめの祈り 「ぽるぼろん、ぽるぼろん、ぽるぼろん。わたしの願いをかなえてちょうだい?」 口の中のまんまるお菓子を崩さずにその名前を3回唱えると、なんでも願いが叶うといいます。願いが叶って幸せになって、お姫様にだってなれ...
幼年をはるか過ぎて 小さい頃、こう思ったことがある人は多いのではないだろうか。化石を発掘したい、大きな恐竜の化石を掘り当てて、日がな眺めていたい。 そんなことを自ら思うことはもうなくなってしまったが、イオンのお菓子売り場...
許せない食べ物 誰も悪くないんだけど許し難いこと、あるいは受け入れ難いことというのは誰にでもあると思う。僕にとってその筆頭は、ポンデリングである。 もう子供の頃の話になるが、当時からドーナツが大好きだった私は奇妙にぐにぐ...
春とバウムクーヘン バウムクーヘンは、小さい頃から馴染みの深いお菓子だ。親、とくに父親がバウムクーヘンに目がなく、コンビニスイーツからユーハイムまで、今まで無数のバウムクーヘンを食べてきた。 因みに、僕は個人的に「バーム...
近所にあるイオンモールを歩いていると、よくミスドの前を通りかかる。 だいたいいっつも店の前には人が並んでいて、あーやっぱりドーナツは人気なんだなあと思う。 僕も小さいころからドーナツが好きで、前を通るとついつい棚を覗きこ...
見方を変える 「あの人の態度は間違っている」とか「自分が正しい」って思うこと、ありますよね〜。 F先生の多くの物語に「スタンスが変わったことでの面白さ」を表現しているものがあります。 未来ドロボウ 「お金があれば幸せだ」...