だいぶおもしろいところまで来てます!!
じわじわやりすぎて忘れちゃう人続出かなと思いきや、それ以前に混乱してきたというお声を頂きましたので、前回よりもさらにシンプルにまとめて説明していきたいと思います!
だいぶおもしろいところまで来ているので、わかりやすくお伝えして楽しんでもらえるようがんばります!
ここだけおさえておけば大丈夫!なポイント
ここだけおさえておけば大丈夫!な人物についてざっくり説明していきます。これまでを読まなくてもよかったじゃないのー!!!ってなって頂ければ幸いです。
ビーシュマじいさま
ブラフマーチャリアという禁欲の誓いを立てた人。童貞。
王様になれるはずが父シャンタヌの恋心により王位を捨てた。
ドリタラーシトラ
盲目の王。
物理的に見えないというだけではなく、いろんな意味で盲目。
パーンドゥ
蒼白。ドリタラーシトラの異母弟。
妻二人とも美人。
はい!ここまではとりあえずこの3人をおさえておけば大丈夫です。今までの長々してた説明なんだったのー!!
いや、そこはバガヴァッド・ギーターを100倍楽しむためのものなので無駄ではないんですよ。とっても大事。必要。でも混乱してきちゃったら意味がないので主な人をおさえておきましょうねということです。
というわけで、少し進めていきますね。
ドリタラーシトラの妻、ガーンダーリーに子供が…100人!?
貞節なガーンダーリーは妊娠しましたが、2年の間出産することはありませんでした。その間にパーンドゥの妻クンティーは長男を生んでいました。
ガーンダーリーが自分の腹を強く打つと(打っちゃうんですね…)鉄の球のような肉の塊が生まれました。
ヴィヤーサの指示により、この肉の塊は百に分けられ、ギー(バター状の乳脂)を満たした容器の中に二年間保存されました。
その結果、ドゥルヨーダナをはじめとする百人の息子たちが生まれたのでした。
ドリタラーシトラの盲目っぷり
で、このときすでに生まれていたクンティーの息子ユディシティラが生まれの点で目上であるにも関わらず、ドリタラーシトラは自分の息子ドゥルヨーダナが次の王になれるかどうかをビーシュマやヴィドゥラ、他のバラモンたちに聞いたのでした。(こんな感じで盲目っぷりをどんどん発揮していきます)
ヴィドゥラは言いました。「このあなたの息子は明らかに一族を滅ぼします。一人を捨てて世界と一族の安寧をはかりなさい。一人捨てても九十九人の息子が残ります。」
ヴィドゥラと他すべてのバラモンにそう言われても息子に愛着する王はそれには従いませんでした。
…はい、盲目ですね。まあそんなこと言われても自分の息子捨てるなんてなかなかできないですよね。王とはいえ。とはいえ、一族が滅ぶのであれば捨てるべきだったんでしょうけど。
というわけで今回はここまでです。壮大な「いとこ喧嘩」が始まりそうな気配が漂ってきましたね。