12tの水晶!600万ctの宝石立体像!水晶宝石博物館がすごすぎ!

とにかく展示物がすごい!何度行っても楽しめます

山梨県甲府市にある日本有数の景勝地、昇仙峡。その昇仙峡には水晶関連のお土産屋さんがずらりとあるのはご存知でしょうか。そもそも昇仙峡ってあんまり行かないですよね。わかります。甲府市在住のわたくしもまだ数えられるくらいしか行ったことがないですし。

甲府は「宝石の街」と呼ばれているのですが、これはかつて甲府が水晶の発掘地として栄え、その研磨や加工の技術が優れていたことからきています。というわけで、甲府には宝石のお店が多く、昇仙峡にもたくさんあるんです。(昇仙峡が甲府市っていうのが何気に驚きポイント)

今回は昇仙峡にある水晶関連のお店の中でも一番目立っている「昇仙峡クリスタルサウンド」に突撃してお話を伺ってきました!

お話、まさかの支配人雨宮さんに伺うことができました。石の知識はもちろん、館内のこと等もとても詳しく教えて頂きました!ありがとうございます。ここで書ききれないこともたくさん伺いました。また別の機会に書いていきます。書ききれなったので。

し か も !

混みあっていない時間でしたら、雨宮さんが館内をガイドしてくださるとのことでしたので、タイミングよく、しかも雨宮さんにお会いできればぜひガイドして頂くことをおすすめします。楽しさが倍増します。

入り口からすごい

昇仙峡クリスタルサウンド

はい、もう入り口からすごいです。すごすぎて脳の処理が追いつかないレベル。世界最大級12トンの水晶!12トンってもうよくわからないトンです。

このクリスタルサウンドは全体的に数字がすごすぎて思考が置いてけぼりになります。600万とか億とか。20万とか33万が身近に思えてくるほどに。

乙女の泉というのは昇仙峡で水晶が採掘されていた鉱山が「乙女鉱山」と呼ばれていたことからきています。

というわけでこちら館内にあるクイズです。なぜ乙女鉱山と呼ばれていたのか。

  1. 乙女が鉱脈に入り水晶を採掘していた
  2. 鉱脈出入口から道路までの運搬を乙女が行っていた
  3. 鉱山の持ち主が女の子供を欲しがっていた

答えは…隠しておきました。ふふふ。博物館で答え合わせしてくださいね。

そうそう。この乙女の泉にはカメラスタンドがあるので、セルフタイマーでぱしゃっと撮れます。スマホも置けるように溝があるんです。すてき。ハッシュタグは「#昇仙峡」で!

個人的におすすめしたいのがこちら。2億年くらい前の木の化石なんですって!!相当なものなのに、さらっと置かれちゃってます。まあ、持って行けるようなものでもないですけど…。

入り口のそこかしこにすごい石が置かれてるんです。わたくし木の化石観てるだけで1日過ごせそう…。

ただいま無料で入館できます!

入り口からこんなすごいのに…中はどんなことになってるんですか。って思いますよね。それでは入ってみましょう。ただいま無料で入館できます。(ずっと無料説も)

営業時間は9:00~17:00なので遅めに来ないようにだけご注意ください。楽しいので。何度来ても楽しいので何度でも来てくださいほんとに。

すごすぎる館内!

入口にある宇宙は社長の作品!少し離れて見るとまるで月のよう。雨宮さんも横の方はお手伝いしたらしく。まさかの手づくりの空間です。宇宙を、地球を、水晶を、じっくり感じてください。

そこから左を見ると…ずらり!!!存分博物館をご堪能下さい。

奥が深い!水晶研磨の世界

博物館入ってすぐの壁には水晶研磨についての資料がそっと置かれてます。ここ何気に内容が濃いので雨宮さんにお話聞けたらラッキーです。

昔の研磨する機械がガラスの向こうの奥にあったり(ぜひよく見て!)、研磨の方法について、実物とその説明が詳しく書いてあるのですが、よく読まないとすっと通り過ぎてしまいがち。それわたくしですけど。

こちらは水晶32面カットのつくりかた。奥も写そうとして思いっきりにぎやかなパーカーの人が写り込んでいますけど。これは実物見ながら雨宮さんからガイドしてもらうことを全力でおすすめします。

といいつつ、さらっとつくりかたについて書いておきますね。水晶をサイコロ状にして穴を開けて芯棒を通して鉛筆状になるまでカット。その後棒をぬいて鉄板に縦に並べて研磨機でカット。その面が終わったら向きを変えて…そうすると同じカットで同じ大きさのものがいっぺんに作れちゃうというわけです!これを山梨の職人さんが一番最初にやって有名になったんですって。

すごい技術なのに、以前来たときはさーっと流し見てました!!もったいないことしたー!!

そうして出来上がったのがこちら。32面カット。伝統的な厄除けカットなんですって。穴をいれて33で「厄年を無事に通せますように」ということで糸を通したのが念珠やネックレスのはじまり。

これぞ職人技!!水晶の欠け込み

これ、「石の内包物を避けながら最大限大きく取れるようにカットする。最終的な玉にする部分を想定し、荒削りして不要部分を落としていく。」としか書かれてないんだけど、実際かなりの職人技らしく。水晶の目というか流れがあって、それにそってカットしないときちんとカットできないんだそう。

はい、もう入り口付近の研磨関係だけでもすごい技術がたくさんありますが、あとはぜひ現地で。きらびやかな宝石たちに魅了されて見逃しがちですが、実はすごいのでじっくり見て行ってください。

急に投げやりになった感もありますが、丁寧に説明してたらとんでもないボリュームになりますし、何より実際見てほしいのでぶった切ります。はい、次。

武田信玄と上杉謙信の宝石立体像がすごい

これ、「宝石立体像」ってばらしちゃってますけど、そういうことです。宝石を立体像に貼りつけてあるんです。この像は全部で600万キャラットの宝石を使用し、職人6人がかりで2年半かけて製作されたんですって!!600万キャラット…重さにして1200㎏。どっちみちすごすぎてわからないですね…。

武田信玄が手にされているのが有名な鉄の軍配です。実際には3㎏あったそうです。あの形状で3㎏ってどれほどな腕力というか握力だったの信玄さん。

こちら、某ランドの隠しミッ〇ーならぬ、隠しブラックオパール。ぜひ見つけてニヤニヤしてください。

で、このステキな宝石立体像ですが、カメラスタンドあるので撮影できます。

立体像のまわりに置かれてる彫刻もすごい

宝石立体像のまわりにぐるり展示されている彫刻もすごいものがたくさんあって、中でもすごいのがこちら!ひとつの石から彫られてるんですって。で、こういう彫刻って木みたいに木を置いて削るのではなく、石を持って石を動かして削るらしく…。こんな重たいものを動かしてこんな繊細なものをつくるなんて!!!

知らなかったら「ふーん」って見て終わりでしたよ!(これまでふーんでした)

展示物のスケールがとにかくすごい!

すごいすごいしか言ってないからばかになってきそうですけど、すごいものしかないんですよ…。

この風化水晶だってとんでもない大きさなんです。なんとなくわかってもらえるとは思うんですけど。とはいえ、すごいものばっかりがあるから、だんだんマヒしちゃうというか、うんうん…みたいなテンションになってきちゃう。慣れってこわい。

はい!近くで見るとこんなにもきれいなんです。うっひゃあああ。

もうねひとつひとつ丁寧に見てたら日が暮れます。ほんとに。滝、見てから来たほうがいいですよ。

これなんて、水晶玉なんですけど、全然大きさわからないでしょう。わからないように撮りました。実際の大きさ見てびっくりしてください。実際もっとレインボー入ってます。しかもこれ触れます。触るっていうか抱きつける大きさ。

トルマリンと六晶石がすごい

展示物終わると一気に物販ゾーンが開けるのですが、中でも魅惑のスポットがこちら。トルマリンと六晶石のコーナーです。

トルマリンから微弱電波が発生しますよっていうのを実際に見ることが出来ます。動画も撮ったけど、これも実際に見て欲しいのでお写真のみ。

で、トルマリンってよく名前は聞くけど、実際どうなの?って思う人のために資料もいっぱい。トルマリンの質についても雨宮さんがいろいろ教えてくれるので詳しくなれます。

そのトルマリンのお隣に置かれているのが六晶石。わたくしすっかり忘れてましたけどここで…何年前だかに体験して六晶石ほっとパットの存在を知りました。電子レンジでチンしてあたためるとずっと温かいっていうあれです。アイマスクだったり、肩に乗せたり。

この六晶石って電子レンジでチンするとあたたまるのですが、他の石ってあたたまらないんですって。それがこの六晶石のすごいところ!なのであたためて目肩腰の疲れをいやすのに最適。

なんですが。

あたためなくてもトルマリンと同じような効果があるらしく。電気石的な。わたくし温めるつもり満々で自宅用に買って帰ろうと思っていたんですけど、温めなくても効果あるということでトルマリンにするか六晶石にするかだんだん迷ってきちゃいまして。

というのも、温めて使う時ってほんの数分なんだったら、ずっと身につけていたほうが効果がありそうじゃない?となるとトルマリンと六晶石どっちがいいの…。とめんどくさがりで効率を求めるわたくしは悩んでしまい。

雨宮さんに聞いたところ、コスパ的には六晶石がおすすめということでした。見た目がおしゃれじゃないけど…って言われましたがそういうの全然平気なので六晶石にすることに。

六晶石は英雅堂さんのオリジナル商品

あ!そうそう。大事なこと言い忘れてました。この六晶石、ここクリスタルサウンドの会社英雅堂さんのオリジナル商品なんです。いろんな雑誌なんかに掲載されていて見たことある方も多いかと思いますが。

なので、他店ではなかなか売ってないであろう六晶石のブレスレットなんていうアイテムも販売されているんです。

というわけで買ったのはこちら。トルマリンブレスレットの掘り出し物も発見。お値段いろいろあるのでじっくり見ることをおすすめします!あとはこの六晶石ブレスレットをネックレスにしてくれるということで3本買いました。わーい!

お土産探しもとっても楽しい!

あれこれ迷ってたらとても丁寧に対応してくれるので、思いのたけは存分にぶつけてください。まさか雨宮さんが六晶石のネックレスをつくってくださるなんて。本当にありがとうございます!!

あとはお土産っていう値段じゃないものもずらりと並んでいます。なんなら普通に触れることもできますので、ぜひ触れてそのものの良さを体感してください。

わたくし地味な六晶石にしましたが、お土産の一番人気はやっぱり水晶のアイテムだそう。この水晶のブレスレットキラキラしてとてもキレイでした!ここで研磨された水晶玉も販売されています。

このさざれも人気らしく、水晶の枕用に買っていかれる方もいらっしゃるとか。次回は枕用にすくいたいと思います。お値段も1杯1100円っていう、脳も安心して処理できる数字でありがたいですね。

まとめ

前後編にわけるべきか悩みつつ書いていたらなかなかのボリュームになりましたが、全然こんなもんじゃないんです。もっともっとお伝えしたいことがあるのですが、これをお伝えして終わりにしたいと思います。

六晶石ネックレスし続けて3日経ちましたが、お肌がすべすべになりました!!!

あと、まだ断言できないのですが寝起きの鼻水が激減している気がします。個人的な感想ですが、ネックレスにしてもらって大正解だったんじゃないでしょうか。

大きさや数字に圧倒されるとんでもないクラスのきらびやかな展示物をものすごく楽しんでおきながら、まさかの一番地味な六晶石効果でまとめてしまってすみません。六晶石すごすぎて。

◉昇仙峡クリスタルサウンド|水晶宝石博物館

おまけ

4月14日と15日は昇仙峡ほうとう祭りが開催されます。いろんなほうとうを食べることができるお祭りだそうです。楽しそう!

日時:2018年4月14日(土曜日)・4月15日(日曜日) 午前11時~午後3時 雨天決行
場所:市営昇仙峡滝上駐車場

◉甲府市/第9回 昇仙峡 ほうとう祭り

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ほりたみわ
クリエイター(イラスト、漫画、熊手、ヒーリング、瓦職人) チーママをやっていたスナックランデブーは魂のかたわれ、はるじが肉体の衣を脱いだことにより閉店しました。ときどき企画&プロデュサー。どこにも偏り切れないカラフルな人。