湯川真紀子のコトワザ・ジャイアント
お笑い芸人、湯川真紀子が諺や慣用句など、こすられまくった喩え言葉についてニヤニヤしながら書いています。
「ポシャる」

昔々、ある森の中に正直者のきこりが住んでおりました。
ある日、きこりが湖のほとりで木を
切ろうとしたところ、手が滑って斧を湖に落としてしまいました。
斧がないと、きこりは仕事ができません。
きこりは湖のほとりで途方にくれていました。
すると、湖の中から綺麗な女神が現れて、きこりにこう言いました。
「あなたの今日の仕事、ポシャりましたね!!」
てな訳で、「ポシャる」です。
「ポシャる」
「ポシャる」とは、計画や予定が途中でダメになること、今まで用意してきたものが無駄になること。
きこりの斧に限りません。
何でもかんでも、途中で水にポシャンと浸かってしまっては使い物にならなくなります。
今ならパソコン、スマホ。書類なんかもそうですね。
せっかく干した藁が水に浸かっても台無しだし、今から食べようとしていたオニギリが水にポシャリしてしまっては、もう膝から崩れ落ちるしかありません。
ですから、「ポシャる」とは、これまで用意してきたものが、いいところで水にポシャンと浸かってしまう様から来ているのです!!
ウソです!!!!!