インドが世界に誇る珠玉の聖典「バガヴァッド・ギーター」をゆるっと説明。
各章を一回ずつで。つまり全十八回。今回は第二章です。
戦いたくないアルジュナさん。そんなアルジュナさんにクリシュナさんは…
第一章で、戦士アルジュナさん(むちゃくちゃ強い)はクルクシェートラでの戦いのさなか、敵陣に尊敬する師や親族を見て、弓と矢を投げ捨て、悲しみに心乱れておりました。
ここから2章が始まります
そんなアルジュナさんを見てクリシュナさんが語ります…ここから第二章が始まります。
「そんな弱気はあなたにふさわしくない。心の弱さを捨てて立ち上がれ。」と。そんな中引き続きアルジュナはめそめそして「私は戦わない」と沈黙しちゃうのです。
めそめそなアルジュナさんに、クリシュナさんは微笑みながら少し難しいお話を始めます。
生も死も必定
人が古い衣服を捨て、新しい衣服を着るように、主体は古い身体を捨て、新しい身体に行く。(2ー22)
「肉体が滅びること(死)は必定だけど、死んだ者には生が必定なんだよ。そして魂が殺されることはないんだよ。」と、アルジュナに戦士として戦うよう説いています。とはいえこれは戦争を鼓舞するものではなく、「その人がなすべきことをせよ」というお話でございます。
そんな中、アルジュナさんはそういう境地に達した人の特徴ってどういうもの?とまさかの質問。それにもクリシュナさんが丁寧に答えて第二章は終わります…。