【スノボ3年生】スノボやめたくなった【師範不在の無我人流滑降術】

はるじがいない中、スノボ鬱ジャンキーが滑る意味

今シーズンはなかなかの雪ですね。富山県に来てから一番の降りっぷりで、お庭でスノボできそうな勢いです。どうもスノボ3年生になりました、ほりたみわです。

昨シーズンは雪不足に泣いたり、おかげでスノボ用品安く入手できたりでしたが、今シーズンは豪雪のおかげでゲレンデにたどり着けない日もあったりするほど。

とはいえ、雪が降ってくれたおかげでかれこれ13回滑りに行きました。

が、これまでのシーズンになく色々と悩んでおります。苦悩しております。えぇ、そりゃそうですよね。無我人流滑降術を始めたのに師範が不在なんですもん。ぐすんぐすん。

正直スノボやめようかと思った事も何度もありました。はるじがいないのにはるじになることの大変さ。でもはるじの美しい滑りは継承したい。というか毎日そんなこと考えては鬱々としております。滑りたいけど滑りたくない。でも天気がいいとゲレンデに思いを馳せてしまう。

こんなスノボ鬱ジャンキーに誰がした。はるじです。いいえ、根本的には自分です。わたくしの問題です。

そんなことわかってますが鬱々としすぎて更新すら滞ってました。

冬が近づくことの喜びと不安のようなもの

この「スノボ鬱」のようなものは今に始まった事ではなく、はるじがいなくなってからずっと息を潜めていたような気がします。

はるじが肉体の衣を脱いでしまってからというもの、はるじの滑りを再現するため、はるじになるために日々鍛えておりました。

はるじの滑りのために必要な筋肉をつけておこうと始めた筋トレ。筋トレといっても基本的にはおうちでドクターエア3DスーパーブレードPROにひたすら乗るだけという簡単なものでしたが。あとは時々登山。でも本当に時々しか行かず。でもどちらもはるじおすすめで、はるじに必要な筋肉はこれやってればいいってことだったので、まずはブレードと登山を集中的に。

しばらくしてから追加でやるといいよって言ってたトランポリンも少しだけ。トランポリンのおかげで身体の使い方がわかったりもして、ますますはるじに近づける!なんて嬉々としておりました。

筋トレと合わせて、はるじと始めたゴリラ食のおかげでいい感じに身体はつくられていきました。ゴリラみたいな食事でゴリラのような身体を手に入れようという作戦です。野菜と果物がメインの食事。朝はミロテイン(ミロとプロテイン)、昼夜は野菜と果物。時々チーズ。米や小麦はほぼ摂取しない。

そんな生活のおかげで、身体はみるみるはるじのような筋肉になり。45年生きてきた中で一番引き締まり、人生で一番強そうな身体になりました。

着実に身体が鍛えられていき、この身体でスノボができるかと思うと、冬が近づくことの喜びしかない!…はずでしたが、喜びとともに不安のようななんとも言えない気持ちがじわじわと出てきておりました。

だっていくら鍛えても、いくら身体の使い方がわかっても、はるじになるためのはるじがいないんだもん!!!

筋トレしてたら鬱が治る!みたいな話もありますが、それはそれ、これはこれ、でした。筋肉ついても鬱は鬱。

シーズンインは12月19日

とはいえ、冬が来るとウキウキする気持ちは抑えられず。我ながらびっくりするほどのスノボジャンキー。はるじを乗せて運転するために取った普通車の免許、はるじが助手席に乗ることはないままでした。はるじを乗せられなかったことは残念だったけど、おかげで車を運転することはできるようになったので、一人で滑りに行くために車も用意しました。

昨シーズンははるじとパキスタンに行くとか行かないとか言っていて、パキスタンに行ったらスノボができないのでその前に滑っておこう!と、人生初滑りの12月24日より少し早めの12月9日にシーズンイン。今シーズンは雪が降ってくれたおかげではるじのホームゲレンデ、たいらスキー場で12月19日にシーズンイン。

はるじがいないシーズン、ひとりぼっちで泣きながらリフトに乗るつもり満々だったのに、気づけばプロカメラマンのおみそさん、プロ大学生のあきお、はるじのいとこで瓦職人のじゅんとの4人で今シーズンは始まりました。かみさまとはるじの粋なはからいに感謝。ありがとうございます!

これまではるじに教わったことをいっぱい忘れていて、都度思い出しながら滑っておりました。2シーズンの間、本当にたくさんのことを教えてもらったのに忘れちゃうなんてほりたみわのばかばかばか。

やっぱりどうにも悲喜こもごも。

それでもやっぱりかみさまに愛されてる

はるじがいない中、どうやってはるじになったらいいのか。それよりも何も、まずはこれまで教わったことをきちんとできるようになることが先!

覚えてることもいっぱいあるんだろうけど、それよりも忘れちゃってたことを思い出しては凹んじゃう。思い出せてるだけマシなんだけど、忘れちゃってたことに凹んじゃう。でも本当に凹んでるのははるじがいないこと。思い出しながら凹みながらもそれを叩き込む日々。

こんな日々、いつもそばにいてくれるじゅん。東京から来てくれて長期滞在してくれたおみそさん。時々一緒に行ってくれるあきお。はるじのグラトリ一番弟子、ツネ。なんだかんだ一人で滑ったの1回だけ!どこまでかみさまに愛されてるのかしら。

はるじの一番弟子のツネなんて、あれこれ練習してきたけどなんか頭打ちでこれからどうしよう…なんて考えてた絶妙なタイミングでお誘いのLINEくれたし。ツネを見てたらはるじみたいで泣きそうになっちゃうくらいはるじの動きを研究してた。(こっそり泣いたりもしたけど)

はるじに教わることができない分、ツネからしっかり教わってはるじになります!おかげで練習メニューが増えました。ありがとうございます!

やめることもできないんだからやるっきゃないじゃんよ

はるじを撮るためにはるじになろうと思っていたのに、はるじがいなくなってはるじになる意味もわかんなくなりかけた。

はるじがいないんだからもうスノボやめようかなあって思うことも何度もあったし、いまだに思うけど、はるじが遺してくれたそれらはスノボを続けるためなんだろうなあって思ったら続けるしかない。

それより何より、「スノボやめよう」って思っただけで涙出ちゃうくらいスノボ大好きなんだもん。やめられるわけないじゃん。

でもやっぱりただ滑るのも嫌だし、とはいえどこまではるじに近づけるかわかんないし、近づいたところでどうすんのって話かもしれないけど、やっぱりはるじの美しい滑りが大好きだからはるじを目指す。ただそれだけ。

そうは言っても鬱々としがちなので、そろそろ黙々と練習するのやめて栂池とか八方で滑るのもいいかもしれないなあ。

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ABOUT US
ほりたみわ
クリエイター(イラスト、漫画、熊手、ヒーリング、瓦職人) チーママをやっていたスナックランデブーは魂のかたわれ、はるじが肉体の衣を脱いだことにより閉店しました。ときどき企画&プロデュサー。どこにも偏り切れないカラフルな人。