格安ボードにためらっている方必見!!IGNIOすごかった!!
![IGNIO ダブルキャンバー](https://mugazine.info/wp/wp-content/uploads/2020/02/F620951A-05ED-4529-83F1-78CDBA4B2F24.jpeg)
スノボ2年生ひげすけ(ほりたみわ)がGetした格安ボード。
「どうせなら36年生ベテランスノーボーダーのはるじもIGNIO乗ってみたらいいじゃんよ!」というひげすけにそそのかされて、私もIGNIOの格安ボードを手に入れた。
men’sのボードはさすがに990円とはいかなかったが、それでも同じダブルキャンバーのボードが新品4990円と破格値だ。そしてよく見たら、何だかそれだけで安心のクオリティー「made in Japan」の文字。
私はこれまでのスノボ経験でテストライダーやメーカーサポート、ショップサポートをうけたりとそれなりのボードに乗って来た。正直なところおもしろ半分な気持ちでひげすけの話に乗ったのだが、ボードに乗ったら凄かった。
滑りたい!でも雪が…
![](https://mugazine.info/wp/wp-content/uploads/2020/01/E73AE5C3-6675-4F46-A740-8FF28D532075.jpeg)
シーズンインする前、我々は今ごろパキスタンにいるはずだったが延期になったまま。滑りたいという欲望だけが降り注ぎ雪が降らないという現実の中、それでもやっぱり乗らずにはいられない2年生と36年生。例年ならホームゲレンデのシーズン券で滑りまくっているところだが、今年はいつ雪が降るのかわからない。
そんな中、格安ボードを手に入れたはいいが毎度高いリフト券を買っていては仕方がない。滑るのもいかに安上げるか。
会議の結果、ひげすけがもう行かないと胸に誓った、岐阜の白鳥高原レディースデーに行くことになった。火曜、水曜レディースデー女性リフト券無料(ついでに金曜日は800円の食事券付きでリフト1000円)男性もレギュラークーポンで平日2500円。少し遠いがガソリン代を考慮しても安く滑れる!
いざ、試乗!
![](https://mugazine.info/wp/wp-content/uploads/2020/02/67BF4F06-B2B7-472D-A1E4-06E60E31DE2D.jpeg)
そして当日はまさにThe day!ばりの快晴。来て良かった。雪も薄いがまあまあある。
ひげすけは念願のダブルキャンバーに初乗り。板も5cmほど長くなりバインディングも新しく、おまけにパウカントを初装備。期待と不安でドキドキせずにはいられないだろう。
私はおもしろ半分なつもりでいたからワクワクしていた。何だこの板!やっぱり安物買いの銭失いだ!くらい言って笑い飛ばす気満々だった。
私は格安ボードの感覚だけみたかったので、愛用のバインディングとパウカントを装備。
いざ!試乗!先ずは片足を装着してのスケーティング。新品なだけあって板の張りは感じるが、以前乗っていたダブルキャンバーより片足での直進性はある。本来ダブルキャンバーだとそれぞれの足の下に独立してキャンバーがあるので片足時の回転性は上がるが、直進性には欠ける。
そういう意味ではダブルキャンバーとしてもなんちゃってダブルキャンバーくらいだなと感じた。まぁ想定内だ。ひげすけも少し板の長さが気になるくらいなだけのよう。
新品あるある!?
![](https://mugazine.info/wp/wp-content/uploads/2020/02/8E1D2304-A43C-4CD8-A5CA-89EF2F1BEC08.jpeg)
山頂に到着してさっそくひげすけが先陣を切って滑りだす。まぁ探り探りではあるが調子は悪くなさそう。しかし切り返しの瞬間、少し引っ掛かりみたいなものを感じ、本人に聞いたらやはり同じことを感じていたようだ。
私はいつも引っ掛かりの微調整をするためにポケットにサンドペーパーを持ち歩いている。そのペーパーで接雪長の端4ヵ所を調整した。その後の引っ掛かりは感じなくなったようだ。
私の方はどうであろう。まだひげすけについて流しただけの一本目では、新しい板だけあって張りはあるがこれといった特長は感じられなかった。
数本滑るうちにひげすけは板の長さと、パウカントによる自然な膝の入りにも慣れてきたようだ。私も普段通りのルーティーンで滑ってみた。思いのほか滑走性も良くカービングもキレる。ダブルキャンバー独特の曲がる感はさほど感じられなかった。
次にグラトリ中心に滑ってみたら意外や意外、ダブルキャンバーの特徴を一気に出して来た。軽い力でもよく反応してくれて回転性もいい。おもしろ半分のはずが本当におもしろくなってきた!フレックスは軟らかいがそれなりに反発力もある。購入の際、155cmと151cmとあった。遊びの板として少し短めの151cmを選択したのだが、きっと155cmを選択しても充分に楽しめただろう。
結果発表!!
![](https://mugazine.info/wp/wp-content/uploads/2020/02/6DB32BDA-CCA6-4676-94AC-CB40A71E0DBB.jpeg)
一日滑り込んだ結果としては、格安ボード本当に舐めててすみません!…でした。ダブルキャンバーに特化した感じではなかったが、確かにダブルキャンバーだった。私なりの解釈ではダブルキャンバー・エントリーモデルといったところか。全くの初心者にはオススメしないが、キャンバーやロッカーボードからの、ダブルキャンバーに初めて乗り替える人にはオススメだ。
理由としては、キャンバー部分の反りが少ないためそこそこ直進性があり、軽い力でほどほどの回転力をもたらしてくれるから。優しく見守ってくれる先生のような板だった。
まとめ 買わないと損
![](https://mugazine.info/wp/wp-content/uploads/2020/02/51B48A09-5EBE-4428-B7AD-B96AF7B69F5B.jpeg)
今回スノボ2年生と36年生が乗ったダブルキャンバーの格安ボードだったが、正直買わないと損レベル。これはダブルキャンバーに限らずだがIGNIOの格安ボードは間違いなく買いだ。
ダブルキャンバーがこのクオリティーだから、きっとキャンバーやロッカーといった他のモデルも良くないわけがない。とはいえ耐久性についてはまだ何ともいえないが…。
例えば人気メーカーの板なら安くても50000円以上はしてしまう。仮に私が購入した5000円程度の板でも、年に数回しか滑らない人なら管理をしっかりしておけば数年は使えるだろうし、シーズン数十回滑る人が毎年買い替えたとしても10回以上は買い替えられるのだ。格安ボードでも新品の板に毎年乗れるのは実に気持ちのいいものだ。
そういえばひげすけは990円の格安ボードを他にもロッカーとハイブリッドキャンバーを手に入れている。またそのうちレビューするだろう。たぶん…してくれるだろう…。