我が家のキッチンと洗面台にある「キレイキレイ」のボトル。
あの定番のラベルです。にこやかママが子どもの手をギュッと握っているやつ。
あのラベルが目に入るたびになんともいえない気持ちになるのはわたくしだけでしょうか。
どうも。わたくし多神和です。
あれ、わたくしにはどうしても「いやな手」に見えてしまうのです。
頭を押さえつけられてるみたい。なんか怖い。
え!?ただのハンドソープのラベルでしょ!?って自分でも思うんですけど。
日常に潜むそんなモヤモヤ、実は幼少期での出来事がトリガーになってるってご存知でしたか?
ここで使うのが「Reboot™」という、自分の心を静かに探っていく方法です。
正直、Reboot™︎を知らない方にはちょっと「何それ?」って感じかもしれません。
でも、Rebootするとモヤモヤが嘘みたいに消えるので、少しだけ紹介させてください。
読んでても「???」ってなる部分もあるかと思いますが、「違和感から始まって → 思い込みに気づいて → 手放す」ぐらいの流れで読んでもらえたら大丈夫です。
「キレイキレイ」のラベルが怖く見えた日

最初に浮かんだのは「頭を押さえつけられてる感じ」。
そこから記憶は勝手に広がっていきました。
※Reboot™って、違和感を入り口にして、心の奥の「思い込み」や「定義」を見つけていく作業です。だからこんなふうに、関係なさそうな記憶がどんどんつながっていくんです。
母美世子の近くにいると、空気が薄くなるように息苦しかったこと。
「自分の意思で何もできないとき=しんでる気がする」って思っていたこと。
思い込みの正体は「輝け」だった

さらに辿っていくと、わたくしの中にはこんな定義が潜んでいました。
- 生きる=輝きを放つ姿(宝塚やファッション通信の刷り込み)
- 観察されているから生きている(清弘との関係や、赤ちゃんのお風呂の記憶)
でも、あの小さな湯気の中で抱かれていた赤ん坊のわたくしは、「これで十分な世界」に生きていたのです。そこに派手さも、まばゆさも、観客もいらなかった。
ただ、大人になると「各国の世界」に巻き込まれてしまって、「輝け」「見せろ」「もっとだ」という声に追い立てられて、苦しくなった。
抽出と意図文──心をほどく手順

最後に出てきたのは「世界」の反対側にある「無」。これがいわゆる「思考の種」。
ここで「抽出」というプロセスをします。
※抽出=「思考の種」と無作為に選んだ単語の中から、連想ゲームのように思いついた言葉を出します。Rebootではこれを「色メガネ(ものの見方)」として扱います。
今回残ったのは「中身」という言葉でした。
そこから「意図文」をつくります。
※意図文=その「色メガネ」を手放しても、安心していられるためのフレーズ。魔法の呪文みたいなものです。何度も唱えなくても大丈夫。
意図文はこうなりました。
わたしは、『無』という思いを手放しても、そうではない、そうではないでいられます。
これで意図した後は、重さ8くらいだったママの手が、終わるころには0か1に。
ラベルはただのやさしいイラストに戻っていました。
あとがき──Reboot™は「心の観察法」

Rebootをしていると、日常のあらゆるものが「扉」になります。
Reboot™︎セルフセラピーは“心を観る力”を育てるツールなんです。
だからハンドソープのラベルだって、心の奥に繋がるスイッチになり得る。
すごいことなんてしなくても、ただ「自分の中の定義」を見つけて、静かにゆるめるだけ。
それだけで、世界はするりとやわらかくなるのです。
もし、「わたしもRebootやってみたい」と思ったら、ご連絡ください。体験メニューもご用意しております。
手放しても大丈夫。
やらない理由?ありませんよ。ふふふ。

