金沢能楽美術館で体験!美しく奥が深い能の世界の入り口。

金沢能楽美術館で体験!美しく奥が深い能の世界の入り口。

金沢って能の世界ではかなり有名な場所ってご存じでしたか?
私は知りませんでした。お隣の富山県で生まれ育ったにもかかわらず。

そんな金沢にあるのが「金沢能楽美術館」!
能楽堂で能を見るのはちょっと敷居が高いけど、美術館なら行きやすいのでは?という軽い気持ちで行ってみました。

金沢能楽美術館

金沢能楽美術館があるのは、21世紀美術館のすぐ近く。観光客でにぎわう地域(インバウンドっぽい方々も多かった)とあって混雑を予想していたが、タイミングが良かったのかスムーズに入館。
1階は常設展で、能舞台の模型や面、いろんな用具などが展示されている。
よく見かける穏やかな女性の顔の面や、般若面もあって、彫りが深いな~~とじっくり眺めていた。
常設展部分は写真撮影OKなので、いつか仕事で役立つかもとパシャパシャ撮影。

1階の奥は能装束の体験スペース!
予約制だが当日空きがあったので、勢いでその場で申し込み、即体験!
その興奮がこちら…!

能装束体験レポ(SNS投稿済み)

書いてるとおり、「視界、全然無い!!!!!」
一歩踏み出すのもおそるおそる。
自分の手がどこにあるのかもわからない。
着物はごわごわして動きにくく、これ周りからは動いてるってわからないんじゃ?!という状態。古いブリキの鎧を着たような気分。
これで舞を舞い、いろんな感情を表現するプロってすごいなあ……。

リアルカワモト。中が普段着って一見わかんない姿。(使い捨ての襟を使ってくださいます)

なお、カワモトは能について全くのゼロ知識。
事前に動画くらい見ておけば良かったー!と後悔したが(決めたのが前日だったので許してほしい)、
スタッフさんがとても優しく、歩き方や扇子の持ち方、しぐさ、いろんな豆知識なども教えてくださり、楽しい時間を過ごすことができました。

能装束体験は、能面だけの体験も可能。
能装束セットだと着物に合う面からしか選べないが、能面のみの体験だといろんな種類から選べるらしい。
次は面だけ体験するのもいいな~と思うのでした。般若面とかつけてみたい!

展示されていた般若面。スマホの待ち受けにして家族をビビらせました。

金沢能楽美術館
住所: 金沢市広坂1丁目2番25号
HP: https://www.kanazawa-noh-museum.gr.jp

特別展「能扇ー麗しの意匠ー」(1/9-3/22)

今回の第一目的はこの特別展!
能の扇ってとてもきらびやかで絵柄も色も派手で見ごたえありそう~~とチョイス。

展示は能扇が数々展示されており、それに合わせる衣や面もいくつか展示されていた。
中でも、絵柄に1つ1つ意味がある。色や描かれている題材などが演目とリンクしているという解説が興味深かった!
例えば、赤い唐草文様に白い牡丹が咲いている柄の扇がある(「牡丹唐草文鬼扇」)。
普通に美しい扇なのだが、牡丹の花は鬼神を表し、源氏物語「葵上」の演目で六条御息所の生霊が使う…と知ると、なるほど「鬼神の花」!と膝を打った。美しい狂気を感じる柄。さぞかし迫力がありそう。

衣装、面、扇、装飾品、しぐさとあらゆるところで演目の世界を表しているのだなあと感じ入ると共に、その奥深さが沼に見えるのであった……。
次はちゃんと演目見てから行くぞ!

特別展の図録が無かったのが残念。
所蔵品の図録は説明が豊富だったので、じっくり読んでいこうと思う。

もうすぐ始まる「東博能2026」(東京国立博物館)

4月から東京国立博物館で始まる特別展「東博能」が気になる~~~!!!
展示はもちろん、体験的なプログラムが多いらしい。

https://tohakunoh.com

能の入り口の本

「マンガでわかる能・狂言」

かわいいネコちゃんが案内役で詳しく優しくわかる入門書。
基礎知識から、いろんな演目も紹介されていて読むのが楽しい!

「マンガでわかる能・狂言」(誠文堂新光社 編集:マンガでわかる能・狂言編集部、マンガ:スペースオフィス、監修:小野幸子)
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/general/37874

「シテの花-能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-」

今回、金沢能楽美術館に行くきっかけとなったのは、ひいては能楽が気になってきたのは、この漫画を読んだからなのです!
ストーリーはもちろん面白くキャラクターも魅力的。何よりすごいのが、能舞台や衣装、面などがすごくしっかりと描かれていること。墨で書いたような演出もとても迫力がある。
読んでいると、主人公と同じように、能をちょっとずつ知り進めていける。
ちなみに、金沢能楽美術館にも置いてありました!

「シテの花-能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-」(壱原ちぐさ 監/宝生流二十代宗家宝生和英)
https://www.shogakukan.co.jp/books/09854028

最初の方は無料で読めます!(サンデーうぇぶり

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