いちいちおもしろいのがマハーバーラタです
【そこそこ図解】これでバガヴァッド・ギーターが楽しく読めます!…長いので略しました。以後「バガ楽」で。読み方は「ばがたの」でしょうか。ばがらくでもいいです。なんでもおっけー。
前回のシャンタヌとガンガーのお話もおもしろかったですが、基本的にマハーバーラタはおもしろいです。まじめなこの上なくありがたいお話が書かれているのに、いちいちおもしろいんです。
それぞれのお話からの学びっていろいろありますが、読んだ本人が受け取ったことがその時に必要な学びだろうから、それでいいのかなと思います。
咎めないって約束してたのに、ガンガーが生まれた子を川にポーン!するので8人目でついにシャンタヌが咎めちゃって、ガンガーとデーヴァヴラタはいなくなってしまったところから。
勇敢なデーヴァヴラタ
ガンガーとデーヴァヴラタがいなくなっちゃって数年経ったある日。シャンタヌが鹿を射ていたらガンジス川にいたデーヴァヴラタに出会います。
すっかり大きくなりました。
デーヴァヴラタがガンジス川を矢でせき止めるという超人的なことをしていたのと、二人がいなくなってから数年経っていたのもあって、シャンタヌは気づきませんでした。
そしてデーヴァヴラタはシャンタヌを見るやいなや即座に姿を消してしまったのです。
「もしかして…」
そこでやっとシャンタヌは「もしかしてさっきの、デーヴァヴラタだったんじゃ…」と気になっちゃったのでした。そしてガンジス川でガンガーを呼び出して「デーヴァヴラタに会わせてくれ」とお願いするのでした。
ガンガーはあっさりデーヴァヴラタをシャンタヌに会わせてくれました。というか、シャンタヌのもとに返してくれたんです。デーヴァヴラタはガンガーと一緒にいた間にいろんな学問と強力な武器を修得してとても勇敢に成長しておりました。
そしてシャンタヌはデーヴァヴラタを皇太子に即位させて4年を過ごしました。
サティヤヴァティーとの出会い
ある日、シャンタヌがヤムナー河畔の森に行くととんでもなくいい香りが漂ってきました。
「いい香り…くん…くん…」シャンタヌはその香りのもとをたどって歩き回りました。するとそこに神々しい漁師の娘を見つけたのでした。
「あなたはどなたか、何をしているのか。かわいい娘よ。」シャンタヌはその娘を見るやいなやたずねました。
漁師の娘、サティヤヴァティー
「漁師の王である父の命で、仕事で小舟を動かしています。」(漁師の王!?)
シャンタヌはかわいくていい香りがするこの漁師の娘を欲しいと望み、漁師の父のところへ行き求婚したのでした。すると漁師の王は答えました。
漁師の王
「お望みなら、この娘に生まれた息子をあなたの後の王位につけてください。」
!!!!!!!(いや…デーヴァヴラタを皇太子に即位させちゃったし…えぇええ…どうするの…)
…とまたしてもシャンタヌが困ったところで次回に続きます。
簡単にマハーバーラタ読みたい方はレグルス文庫のマハーバーラタおすすめです。ざっくりとした話の流れは把握できます。
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