壁の撮り方
というわけで、実際に撮る説明まで随分ひっぱってしまいましたが、撮り方に難しい決まりは何もありません。まずは撮ってみましょう。フレームにどうおさめるかはあなたのセンス。引きで撮っても全力で寄っても大丈夫。なんなら虫眼鏡があると錆やひび割れがより楽しめます。
そして同じ壁でもその時のお天気や時間、いろんな条件で表情は違ってきますので、お気に入りの壁を見つけたらちょこちょこ会いに行くのもオススメです。
最高に美しい表情をおさめてあげてくださいね。
オススメのカメラ
これは何と言ってもiPhone(スマホ)がオススメです。位置情報はぜひオンにしておきましょう。後から見たときにどこの壁だったかわかりやすいし、思い出してむふむふできます。なんならまた壁に会いに行くこともできます。
あと壁専用フォルダを作って入れておけば、ただひたすらに壁を眺めることができます。至福。
とはいえ、好きなカメラで撮るのが一番です。仲良しのカメラさんがあるならぜひそのカメラさんとお出かけしてください。
壁の種類
「壁」と言いましても、いろんな種類の壁があります。塗りたてのぴかぴかの壁だったり、壁打ちの跡や、ガリガリやられたり、風雨にさらされて朽ちていったり…どの壁もその壁の良さがあってとても美しいです。
たくさん撮っていくうちに、自分はどういうタイプの壁が好きかというのもわかってくるかと思います。
ちなみにわたくし朽ちてる系はたまらなくそそります。錆とか剥がれとか。ハァハァ。
壁に限らず朽ちていくものの美しさにはハートを鷲掴みにされてしまいますね。
壁を撮る際の注意点
いろんなところに壁があることに気づき、その美しさにはまると、周りのことを忘れて写真を撮ってしまいがちです。通行の妨げや不法侵入になったりしないよう、気をつけましょう。
また、あまりに美しいからとその壁に触りたくなる気持ちもわからないでもないですが、塗装が剥がれていたり錆びていたりする朽ち系の壁は触れることで破壊や破損しかねないのでやめておきましょう。
壁の活用法
撮った壁写真はフォルダを眺めてむふむふするだけでも至福の時を過ごせますが、せっかくなのでいろんな形で活用できれば日常にも至福が溢れだしてきます。
缶バッジ
安価でお手軽かつ、いつでも身につけられるのでオススメなのが缶バッジです。丸い缶バッジにしてしまえば、惑星感すら漂います。壁の小宇宙(もちろんコスモと読みましょう)を感じて!!
タオル・スカーフ
今は布へのフルカラー印刷も比較的簡単な時代になりました。ぜひタオルやスカーフにして「柔らかな壁」という、イリュージョンを体験してください。
パーカー
柔らかな壁といえば、パーカーが最高。大好きな壁を纏うというこの上ない体験。あなたも壁になれます。しかも意外とおしゃれ!
◉壁パーカーはmugazineオンラインショップで購入可能です!
これまで撮った壁ベスト3
壁写真を撮るようになったのが2016年5月30日からなのでまもなくちょうど2年になります。これまでに撮った666枚(まさかのゾロ目!)の中から大好きな3枚を紹介しつつ終わりにしたいと思います。
正確にいうとスマホじゃないカメラで撮ったものも何枚かあるので、700~800枚くらいはあるんでしょうけど、そこは気にしない。
大好きな壁第3位!
東京都千代田区三崎町の壁。といいつつ、これいわゆる壁ではなく、立て看板の台座部分って言うんですかね。下のほう。そこがあまりに美しかったのでつい撮ってしまいました。いいのいいの。壁。
水道橋みとやの近くの薬局あたりにありました。お近くをお通りの際はぜひ。
大好き壁な第2位!!
山梨県甲府市湯村の壁です!これは本当に壁。どうすればこんな美しい色になるんでしょう…はぁああ…たまらない。ずっと見ていたい。
大好きな壁第1位!!!
うわあ!この力強さ!荒々しさの中にある繊細さといいますか…色数少なめながらも溢れる情熱!魂の叫び!
こちら、大阪府大阪市の緑地公園で撮った壁です。といいつつ壁じゃなかったような。橋的なところの柱だったような。暑い中夢中で撮ってた気がします。
…と順位づけしてみたものの、その時の気分で簡単に変動します。
みなさまもぜひお気に入りの壁を見つけてくださいね。すてきな壁写真ライフを!
あ。忘れてた。壁写真のインスタ始めました。ふぉろみー。