心のあり方について書かれた本!「揺れない心 本当の強さを身につける作法」
雀鬼がヨギだというお話は前回しましたが、これを読んでもらえればあらためてヨギだなあと感じてもらえること間違いなし。
ギャンブルもスピリチュアルな世界も垣根はないんです。勝負の世界も心の世界も全部同じ。だから突き抜けた人の言葉は同じになっていくのよね。
というわけで。今日も桜井章一の本をご紹介。今日はこちら。揺れない心。
まえがきからぐっとくる!「揺れない心」は揺れないんじゃない!
「揺れない心」は揺れないのではなく、「いい揺れを持った心」なんだよということが書かれていて、
「揺れない心 」はすでにあなたの中に存在している 。ただ 、ふだんはそれをなかなか見つけることができないだけなのだ 。本書が手がかりとなって 、あなたの中の 「揺れない心 」を強く感じてもらえれば 、とても嬉しく思う 。
というハート鷲掴みなまえがき。
ね、もう読みたくなるでしょ。読んで読んで。
雀鬼はやっぱりヨギ
先日もいつも髪を切りにいっているところで 、女性のスタッフに悪戯心で 「きみは群馬の出身で去年恋人と別れただろう 」といったら 、 「なんでわかるんですか ? 」と驚かれた 。私にもなんでわかったかはわからない 。
と、こんな話をさらっと書いてるけど、ここまで具体的に言えるのは桜井章一がヨギである何よりの証拠。
そして予知もできるよというお話も書かれてます。はい、ヨギです。
わたくしも桜井章一ほどではないですが、あれこれ自分の持っていた「思い」を手放していったらいろんな不思議なことがわかるようになってきました。その話はまた別の機会に。
いい見切りができるかどうか
個人的に刺さったのがここ。
いい見切りができる人は自分に対して肯定的で、そうではない人は自分に対して否定的であるというお話。
理想の高さから自己否定が生まれるということなんだけど、これってまさに「執着」のお話で、「自分はこうあるべき」という執着がそれをさせてるのよね。
で、その肯定感はどうすればつくられるかというと「感謝」からというのがこれまた刺さりました。桜井章一しびれる〜〜!!
ヨギはギャンブルに強い
いわゆる「寂静」にいて、あらゆることが「みえる」わけだから、ギャンブルに弱いわけがない。真のヨギはギャンブルにも強いんです。
ギャンブルなんてやらないって言ってる人はまだギャンブルに対しての執着があるんだと思うの。
競馬もパドックで馬みて当てちゃう桜井章一。
そういう感覚的な判断とあわせて「気づき」も重要って言ってました。歩いてる時の細かな部分にも意識がいくかどうか。そこがあるから感覚的な判断がいきるというか。
これってひとつのことに集中しすぎてるとできないもんね。世界をどう捉えてるかよね。ギャンブルも人生も俯瞰が大切。
あ、ついでに「寂静(じゃくじょう)」について説明しておきますと、「静寂」とは同じ漢字だけど意味は違って、煩悩を離れた解脱の状態のことです。仏教用語。
「足りる、足りない」じゃなく「必要、不必要」で考える
日々生まれてくる不満に対してどう向き合うかという話で、「足りる足りない」で考えるから不満が生まれるんだよと。
「必要不必要」で考えれば日本人の大半は必要なものを持ってるって書いてあったんだけど、なんかこれもうお寺さんでしてもらうような話よね。
思いが重くなると思い込みになる
厄介なのは 、いいと思っていることに対する思い込みが強いときだ 。っていうことも書いてあって、あーこれほんとそう。って思いました。
いいことに対しても思いが強すぎたら執着になるし、いいことも悪いこともそもそもないですもんね。あるとしたらどこから見てるかっていう立ち位置の話で。
心の揺れを落ち着かせる呪文は「とりあえず」
ですよ。とりあえず桜井章一最高。
気になったら読んで。いやもうほんと、とりあえず読んで。(ちょっと使い方おかしい)
ある意味わかりやすいバガヴァッド・ギーター!
この本は、どうすればぶれなくなるか、軸を持つこと、執着しないこと、迷いを少なくするコツ、いろんな感情との向き合い方についても書かれていて、バガヴァッド・ギーターの教えを現代版で体現している本と言っても過言じゃないわね。
ギーターに興味がある人はもちろん、そうじゃなくても揺れる心とどうつきあっていくか、普通の社会人、自営業、解脱したい人、あらゆる人が読める本じゃないかと。
ぜひ読んで。