クライヴ・バーカー『ミッドナイト・ミートトレイン』/ちぃろの読書感想文

血と内臓にまみれて思うことは…

そもそも海外ホラーはあまり好きじゃないことを忘れていた。悪魔とか超自然とか、あまり好きじゃないんだった。

そもそもあまり好きじゃないんだった。

真夜中の人肉列車

姉に「オススメのホラー小説は?」と尋ね、今回読んだ『ミッドナイト・ミートトレイン』を教えてもらった。

グロテスクホラーは好きだから、取寄せ予約までして図書館で借りてきた。
いざ読んでみると、この記事の冒頭の心情になったわけである。

確かに真夜中の人肉列車だった。グロテスクだった。血に塗れていた。内臓も飛び出していた。
でも、なんかよくわかんなかった。

この本には短編が5本収録されている

5本中、まともに読んだのは3本だけだった。後半の2本はぺらぺらっと眺めた。
頑張れば読めたのだろうが、頑張る気にならなかったのだ。この読書感想文も、読了直後には書く気にならなかったのだ。

私は、悪魔オチとSFオチが好きじゃない。ホラー小説を読んでいてこの2つに遭遇すると、一気に冷めるのだ。

まんまと冷めた。
厳密には悪魔オチでもSFオチでもないのだが、よくわからなさすぎて冷めたのだ。

まとめ

小説を読み進めていく上で、文章との相性はかなり大切だと思っている。ストーリーとの相性ではない、〝文章との相性〟だ。

残念ながら、今回は文章との相性が悪かったのだと思う。
訳者が違う同じ本を読めば、また印象は変わるのかもしれない。

2本目に収録されていた『下級悪魔とジャック』は比較的わかりやすくて面白かった、たぶん。

たぶん。

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