音を立てたら即死ですって!!
天高く馬肥ゆる秋、キンモクセイの香りも遠のき、早くも冬の気配を感じているひきこもり主婦ちぃろです。
肌寒いこの季節にさらに寒さを加速させる映画を観てきたので、いつも通りネタバレなしの感想文をしたためちゃいます。
『クワイエット・プレイス』(原題:A Quiet Place)を観てきました。
今回『クワイエット・プレイス』を観ると決めたのは、他でもない私です。
我が家は月に一回映画館に足を運んでいますが、基本的に作品の選択権は旦那にあります。よっぽどじゃない限り私が反対することはありませんし。
しかし今月は特に旦那の観たい映画もなく、「このままでは映画館の無料鑑賞券がムダになってしまう」という理由から私に選択権が委ねられたわけです。
そうなったらもう、ホラー観るでしょ。
大好きな韓国ホラーも公開中だったみたいなんですけど、行きつけの映画館では上映されていなかったので、なんとなく気になっていた『クワイエット・プレイス』に決定!
旦那はあんまりホラーが得意じゃないにも関わらず、持ち前のやさしさで付き合ってくれました。(唐突なノロケ、失礼しました)
あらすじ
音を立てると“何か”がやってくる。
音に反応し人間を襲う“何か”によって荒廃した世界で、生き残った1組の家族がいた。
その“何か”は、呼吸の音さえ逃さない。誰かが一瞬でも音を立てると、即死する。
手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らすエヴリン&リーの夫婦と子供たちだが、なんとエヴリンは出産を目前に控えているのであった。
果たして彼らは、無事最後まで沈黙を貫けるのか――?(映画『クワイエット・プレイス』公式サイトより引用)
『クワイエット・プレイス』のキャッチコピーは、「音を立てたら、即死」です。物騒ですね。
ただまぁ、予告動画を見るだけでもわかるんですけど、別に呼吸の音さえ逃さないってこたぁないです。思ってるよりザルいです、“何か”は。
と言いつつ、映画を観ながら何度も息が止まりましたし、体も固まりました。心臓も止まるかと思いました。
“油断”と“緊張”
『クワイエット・プレイス』の最大の魅力は、“油断”と“緊張”のバランスにあると思います。
音にものすごく気をつけてはいるものの、みんなで食卓を囲んだり、のんびりとお昼寝したり、チークダンスを踊ったりもするこの家族。こんな状況の中で新たな家族まで迎えようとしちゃう。
あれですよ?別にこうなる前に妊娠してたとかじゃないですからね?こうなってから妊娠してますからね?しかも「産む」って選択をしているわけですからね?
長期間に及ぶ“何か”との共存の中でセーフとアウトを見極めて生活している家族ですが、人間だもの、たまには“油断”もします。油断によって発生した音を“何か”は見逃しません。
音が響いてしまえば、あとはもう“緊張”の連続です。観てるだけで体がカッチカチになって、息も止まっちゃって、心臓が止まるような思いをさせられるんですから、当の本人たちはそれどころじゃないですよね。
なんてったって「音を立てたら、即死」なんですから。