【個性爆発】クリエイター集団が企んだ「むがじんカレンダー2026」制作の裏側

「むがじんメンバーの作品集めた来年のカレンダーとか作って、あちこちにお渡ししてはどうかな~。ノベルティ的な。販売してもいいけど。」

ある日、むがじんのグループLINEに、そんな謎のポストが流れた。

実を言うと、この発言の裏には、言い出しっぺ(私、カワモト)の超個人的で、少しばかり打算的な野望が隠されていたのである……!

なぜ今、個性豊かなメンバーを巻き込んでカレンダーを作ることになったのか?
その制作秘話から、完成までのドタバタ劇をお見せします。

裏話なんていらん!という方は、目次から「2026年カレンダー参加メンバー」「いよいよ販売開始!個性爆発むがじんカレンダーをGETする方法」へ飛んでOK!

言い出しっぺが裏側で企んでいたこと

カワモトはここ数年、あるクリエイターさんのカレンダーを愛用している。仕事机の横に貼って毎日眺めるカレンダーは、日付の確認がてらいつでも作品を目にすることができる。
いいなあ、自分の作品でカレンダー作りたいなあ……。
そう思いつつ、仕事や日常に追われ作らずに終わったのが1年前の話だった。

カレンダーを作るのは簡単ではない。単純計算で12か月分の作品が必要になる。
時は既に9月。新作が数点あるとはいえ、今から12点弱を描き上げることは、通常業務の傍らで到底できるとは思えなかった。
ああ、今年もカレンダー作りは無理か……。

そんなとき、むがじんの誰かが言った言葉を思い出した。
「一人でできないことでも、むがじんで挑戦できることがある。」
これだ!
みんなの作品を集めたら、12か月分すぐにできるぞ!!
カワモトの中で点と点がつながった。そこで最初の発言となったわけである。

非常に打算的な発言だが、想像するととても良いアイディアだと思えた。
メンバーの作品はいずれも魅力的だし、毎月クリエイターが変わるので、見ている方もきっと飽きないだろう。
誰かひとりのファンが他のメンバーの作品を見ることで、新たな魅力を発見してもらえるかもしれない。
カワモトの中でわくわくが膨らんできた。

そうしてメンバーたちの賛同を得て、カレンダー制作がスタートした。

編集、デザイン担当の苦悩

カレンダー、壁にかけるか?卓上に置くか?

初のカレンダー作りは手探りの連続だった。
作品の受付からデザインまでを担当した私カワモトが、まず最初につまずいたのが、この「壁掛け」か「卓上」か?問題

クリエイターとしては、作品を大きく見せたいから「壁掛け」が良いのかもしれない。でも、デスク周りの小スペースで個性を主張できる「卓上」も捨てがたい…。
どちらも良いところがあって決め手がないのだ。

この地味だけど重要な問題で、一人悶々と悩むこと数日。
悩んでいても埒が明かないので、参加メンバーに緊急アンケート!その結果、実用性と身近さで勝る「卓上」に決定したのだ。(ちなみに1票差だった。)
最初の難関、突破!

カレンダー機能は死守!譲れない「月間ブロックタイプ」へのこだわり

「どうせ作るなら実用性無視のカレンダーにはしたくない!」

これが、カワモトの個人的な、かつ譲れないこだわりだった。単に作品を貼っただけの“作品集オマケ付き”では終わりたくなかったのだ。
だから作品スペースを削ってでも、「一週間をパッと把握できる」月間ブロック形式のレイアウトを採用したのである。
本当は、メモや予定を書き込めるくらいの枠を設けたかったのだが、そこは涙を飲んで断念。

しかし、この「実用性」へのこだわりが、後に作品の配置に苦しむことをまだ知らなかった…。

さあこの作品をどうやって「見せ」ようか

いよいよメンバーから魂を込めた作品たちが集まってきた。
ここまでのカワモトは、「みんなから作品を受け取ったらほぼ完成!」と思っていた。しかし真に大変なのはここからであった。

「さあ、この作品たちをどうやってカレンダーに落とし込むか?」

メンバーの作品は自分含め、縦長、横長、正方形とサイズも主題も様々。なんとイラストも写真も小説も音楽もある。画像データだけにとどまらない。
この個性が爆発した作品群を、すべて同じ「月間ブロック形式のカレンダー枠」を除いた形に収め、さらに作品の魅力をできる限り引き出したいという至上命題が立ちふさがったのだ。
作品の上にカレンダー枠を半透明で重ねてみたり、部分的に切るトリミングを提案したり、逆に左右に余白を入れたり、カレンダーを作り直したり……まるで12枚の異なったパズルを解いてるかのよう。
立ちふさがる12枚の手強いパズル、つまり十二神将……思わず思考を仏像に飛ばすところだった。

カレンダーに使用された作品と「バラエティー豊かな作品たち……イラストもあるよ……写真もあるよ……音楽もあるのよ……」の文字

この強敵12人に挑むような配置作業を経て、カレンダーは最終的にどんな姿になったのか?
メンバーのそれぞれの個性はどう活かされているのか?
ぜひ実物を手に取って確かめていただけると嬉しい。

2026年カレンダー参加メンバー

担当クリエイター作品名
1月多神和いぬとかみさま 世界
2月DJ AKKYFebruary’s Playlist For Tafkap I respect.
3月カワモトトモカ阿弥陀三尊来迎図(部分)
4月菊池あきどーなつ
5月冨田実布×ヒロオそっと
6月DJ AKKYJune’s Playlist For Tafkap I respect.
7月冨田実布ぬばたま
8月多神和×ヒロオクリシュナのお口に広がる宇宙「しゃべらない編」
9月菊池あきぶどうふぁふぁ
10月冨田実布×ヒロオLIFE
11月N山ひげすけ熊手
12月カワモトトモカ風神雷神図

メンバー一言紹介

多神和さん
デジタルもアナログも使いこなすクリエイター。1月・8月担当。(8月はヒロオさんとのコラボ作品)
企画の後押しをしてくださった編集長。ありがとうございました。

N山ひげすけさん
謎の熊手アーティスト。11月担当。

冨田実布さん
花々の美しい一瞬を切り取るフォトグラファー。
5月・7月・10月担当。(5月・10月はヒロオさんとのコラボ作品)

菊池あきさん
何でもできる天才写真家・キュレーター。4月・9月担当。
むがじんでお馴染み「おかしのおかしなはなし」シリーズの作品をご提供いただきました。

DJ AKKYさん
むがじんが誇るDJ。2月・6月担当。
音楽作品をどうしたかというと……なんと、その月をイメージしたプレイリストをご提供してくださいました!いいね!と思った方はぜひDJ AKKYのサービスを。

ヒロオさん
彗星のごとく現れたむがじん新メンバー。現代アート小説家。
5月・8月・10月担当。(5月・10月は冨田実布さん、8月は多神和さんとのコラボ作品)
現代アート小説とは何かというと……ぜひヒロオさんの記事を読んでみて。

カワモトトモカ(言い出しっぺ)
仏像イラストレーター。3月・12月担当。
念願のカレンダーを完成させた喜びとともに、デザインって難しいなあと振り返る。

むがじんカレンダー2026の販売の様子。卓上カレンダーの現物と、値札がついている。
カレンダー初売りとなった10月の御旅屋人マーケットにて(撮影:冨田実布)

いよいよ販売開始!個性爆発むがじんカレンダーをGETする方法

このカレンダーは、ただの日付を確認するツールではない。クリエイターたちの熱い魂と個性が詰まった、あなたの日常を彩るアートピースなのだ!
販売場所と日程は以下の通り。ぜひ、この異色のカレンダーを手に入れよう!

  • 【現物を体感!】 11/16(日)御旅屋人マーケット
    • カレンダーを直接手にとって、隅々までじっくりご覧いただける貴重な機会!メンバーも会場でお待ちしております。
  • 【おうちでゆっくり!】 後日、オンライン通販開始予定
    • イベントに来られない方も安心!詳細な日程は決まり次第、こちらでお知らせします。

もちろん、お近くのむがじんメンバーに直接声を掛けていただいてもOK!あなたの推しメンバーから、こっそり手に入れるのもアリかも?

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