ー8月14日 岡村ちゃん誕生日おめでとう特大号。
突然ですが、岡村靖幸というアーティストをご存知でしょうか?
2011年以降、精力的にライブツアーを行なったり定期的にシングルを発表している日本を代表するアーティストです。
「愛はおしゃれじゃない」とか「ステップアップLOVE」、王様のブランチのテーマ曲に採用された「少年サタデー」など一度はどこかで耳にしたことのあるキャッチーな楽曲を発表し続けています。
80年代後半にデビュー。そこからの彼をリアルタイムで知っている世代は、もう40代も後半になってしまっているかもしれません。「青春」を一貫してテーマの基軸に置いた彼の楽曲は、つらいときや悲しい時、あるいは楽しい時にいつも寄り添ってくれる。そんな存在です。
このコラムを読んでいる世代で、2011年以降の彼しか知らない世代、または名前しか聞いたことがないという世代に今回は送ります。
では最初はベタな内容ですが、、、
「岡村靖幸を知るための5曲」
1:「19(nineteen )]
1988年3月に発表された2枚目のアルバム「DATE」の1曲目で、僕が深夜放送されたビデオクリップを放送する番組(ビデオジャムだったかな?)で「観た」最初の作品です。衝撃でした。だって某ジョージ・●イケルのあの曲ですよ?日本語が「乗り」まくっていて、サンバでビーバップがsomebody bebopに聞こえたり、手振り真似がeveyrbodyに聴こえたり、きわめつけはあなたのドレスの、、、(ここは曲を聞いて聞き取りしてください)などちょっと赤面する歌詞などなどなど
2:Vegetable
1989年7月に発売された3枚目のアルバム「靖幸」の1曲目。愛犬ルーですよ。一発目が笑。ルーと散歩してストロベリーパイとサンドイッチ持ってきて、どっかの公園でしょうねきっと。休日に現地で集合して、、、これを青春と呼ばずして何が青春なのかと89年当時の僕は「いつか同じシチュエーション」を夢見てました。(余談ですが、イメージが代々木公園ではなく、なぜか駒沢公園なんだよなぁ。東京近郊の人しかわからないネタですみません)
3:Out of Blue
デビューアルバム1987年「Yellow 」の1曲目。デビュー曲です。ライブでは鉄板。必ず演奏します。お約束的に本編最後かアンコール1曲目に流れる曲です。サビ合唱曲です。歌詞はまぁ当時の流行りというか
サビに英語が混ざるようなそういう感じなのですが、同時代の曲と比べると意外に風化してない。
4:だいすき
こちらもライブの鉄板曲です。合唱する曲です。決めフレーズは「女の子のために、、、(ここは曲を聞いて聞き取りしてください)。いわゆるポップソング。当時は NEW TODAY という車のCMソングで使われていてこの曲で主人公が乗っているのがその車だよなぁ。と考えるべきなのでしょうが、歌詞の内容や曲調(コード進行かな?)が某アーティストのラズ●リーベレーにそっくりでDJ的な耳で言えば裏でいつも鳴っています。楽器演奏できる方はぜひ「差し込み(曲演奏の間に他の曲のフレーズを演奏する)」してみてください。(こちらも1989年7月の発売された「靖幸」に)
5:友人のふり
この流れからいくと「カルアミルク」かと思ったあなた、さすがです。でもこっちです。(六本木で会おうと言われても当時の僕には大人の街としてのハードルが高かった。余談ながら昼間の六本木ではWAVE一択ですが、レコ屋巡りの話はまた回を追って) 誰もが一度は経験する「好きな人からの相談。しかも失恋しちゃったの、ねぇ話聞いて」な相談話を切々と聴く。いい人だよ。この曲の主人公はめっちゃいい人ですよ。友人のふりってタイトルも含みありすぎ。(あれっこれもアルバム「靖幸」だ笑)
さて、、、比較的聞きやすい曲を選びました。が、彼を知っている人からしたら、上記は青春。爽やかなおつきあい。おつきあい始めて手を握るまで3回くらいデートを重ねて的な。青い。アオハルです。岡村靖幸が当時言われていたのは「和製プリンス」。プリンスに触発されたような(まんまフレーズパクリ曲も勿論)の変態曲を選びますから。はい。
1989年7月発売「靖幸」。その夏はこればっかり聴いてた。
「岡村靖幸の変態曲5選」
この曲はどうこう書くよりもヘッドフォンで聞いてみてください。ヘッドフォンです。できれば部屋で。歌詞を聞き取るくらいに向き合う感じで。聴いていて「気持ち悪い!うわぁああ。なんかヌメヌメする感じ」ってなりますが、いい年齢の大人がこのコラム読んでるよね?(笑)色々経験してきたよね?その世代で岡村靖幸聴いてないならこれを機にハマっちゃってください。なぜ聴かなかった?くらい問い詰めたい。若い世代は岡村靖幸聴いて人口増やしてください。日本の国力は人口増です。展開がよくわかんなくなってきたから曲リスト紹介。
- どんなことをして欲しいの僕に
- WaterBed
- いじわる
- ビスケットLove
- 家庭教師
家庭教師というアルバムはアルバムだけだとなかなか変態度が伝わりにくいので、91年の家庭教師ツアー(ライブ映像)をぜひ。
「家庭教師」 とにかくヤバい。変態度半端ない。
おまけ。(僕のツイッターで先行して書いた内容)
92年に少しだけニューヨーク(正確にはニューヘヴンの某大学付近)に住んでた時のこと。電車で2時間くらいでマンハッタンはグランドセントラル駅に着きます。42/5 でわかる人にはわかりますが、出てすぐにマクドナルドがあり、そこでハンバーガー買って食いながら(金ないからね)とにかく歩きました。CDプレイヤーで聞きながら全部の道を歩きました。(まぁとはいえ、そこそこ危ないから公園で座ってるときしかちゃんと聞けないけどね)
歩くと見えてくるのはレコ屋。(というかそこしか見てないですが)。コロンビア大学とハーレムに近いレコ屋で(たしかHMV)同じ年齢くらいの店員さんにFunkadelicは無いのか?と。お前珍しいな日本人か?来年にCDになるんだよ。今レコード無いんだよ。他に誰が好きだ?ってなるわけです。プリンスって言いますよ。店員さん曰く、そうかプリンス好きか。でアレコレCDを出すんですが持ってるのばっかり。気に入らなかったのか、曰く、でもまぁ日本にはファンクなんかないんだろ?ってちょい感じ悪い返事がきたので、そんなことないよ紹介すると言って、持ってたCDで岡村靖幸のアルバム「家庭教師」と佐野元春「VISTORS」、YMO「BGM」を出すわけです。ファンクかどうかはさておき。(速攻セキュリティ飛んできましたけどね。カバンの中からCD数枚出してんですから)店員さんがセキュリティに説明してくれつつ、僕があれこれと話ししたら僕を気に入ってくれて、これとこれは知っている。でもこれは(岡村ちゃんね)知らない。どんなだ?日本に行かなきゃ買えないよなってなり、いやだったらこれ(岡村ちゃんね)あげるよとプレゼントしたことがあります。
一旦自分の家でじっくり聴くから明日また来いよってなり、何時頃くる?ってなり約束の時間に行ったら大音量でアルバム「家庭教師」を店内に流してくれました。これはすごいと。(E)na で踊り出す店内のお客さん。滞在期間はなるべく顔を出してたら、なぜかジャックケルアックのポエトリーリーディングのCD3枚組をこれ好きだろ?って言われて、好きだけど何故これが好きだとわかった?って言いながら買った思い出があります。(佐野元春つながり?)店員さん今頃どうなってんだよ。ですね。生きていて聴き続けてくれてますように。
最後に
現在僕の活動の拠点の1つ 荏原中延のPlanet Earthで開催された岡村靖幸ナイトで廻したリストをご紹介。
今後は不動前のTRIOというお店でも定期的にイベントできないか交渉中です。じわじわと廻す回数を増やしていきますので、ぜひリアルでお会いしましょう。
(密にならないように、消毒液は用意してます)
ではまた来月。