
むがじん4月号恒例のプリンス特集です。
むがじんでは過去2回プリンス特集。
一昨年は
プリンスの各年代(80年代から90年代、2000年代)と曲や歌詞の変遷、セクシャルな内容から、社会課題解決に向けてのアクションや、提言など視座の変遷、そして影響を受けたアーティストを軽く(といいつつ、「沼」)紹介という内容でした。
昨年は
僕が聴き始めたきっかけや、彼の歌詞をネイティブで聴くことはどういう事なのかを書いていきました。
今回は演奏者としてのプリンス、そして国内のアーティスト紹介、そしてイベント告知
今回は演奏者としてのプリンスを取り上げます。それは「ピアノ」「ギター」「ベース」を演奏するプリンスです。
プリンスが演奏できる楽器は、20種類以上とも30種類以上とも言われています。
ギター、ベース、ピアノ、シンセサイザー、ドラム、その他様々。
裏話では、ホーン系は出来なかったがゆえに、そのパートをシンセサイザーで代用。後に、ミネアポリスサウンドと呼ばれるジャンルを作り出します。
ここでは皆さんが馴染みある楽器の代表であるピアノ、ギター、ベースを演奏するプリンスを紹介し、プリンスの魅力を紹介していきます。
ピアノ
1983年のNewYorkでのライブにて。(画像・音ともに粗いです)
そして生前最後のツアーとなった2016年「A Piano and A microphone」
プリンスは元々ピアノから楽器を始めたらしいです。生涯最後のツアーとなった、「A Piano and A microphone」では、それまでのヒット曲をピアノアレンジ。
聴き慣れたはずの曲なのに、イントロ聴いてもすぐにわからない。ひょっとして…。この曲?うわすごいアレンジがすごい!な感じがショーの開始から最後まで続きます。
ギター
2004年ロックの殿堂でのプレイ。曲はThe Beatlesで
「While My Guitar Gently Weeps」全然”Gently” じゃない熱いソロが聴けます。
エモーショナルなギターだけでなく、いわゆるエレアコ1本で観客と一体になるのがこちら会場に居たかった。大きな会場だけでなく、観客の顔が分かるような会場でハートをがっちり掴むのはさすがですね。
2004年 Live At Webster Hall
ベース
1988年BATMANの収録曲「partyman」スタジオ内で。一瞬手元が映ります。まぁ凄い。かっこ良すぎる。ため息しか出ません。
昨年発表されたWelcome 2 America Tour (ツアー時代は2011年)
おまけ。必見。僕が大好きなドラマー。John Blackwellとの阿吽の呼吸。
半端ないグルーヴ。生で見たかった。Musicology Live 2004ever
どの映像もプリンスの魅力は伝わりきれないと思いますが、みなさんいかがでしたでしょうか。
さて日本人アーティストでプリンスを演奏する方々の紹介。
groovyname、Pringo and The Confusion、FREEFUNK,そしてサイモンガー・モバイル。
共通しているのはプリンス愛が半端無い。しかも全員が全員演奏力半端ない(めちゃめちゃ上手い。)
groovyname profile
約15年程活動していた「今夜はちょっとよいたいの…。」というFunk Rockバンドを経て2016年5月からソロ活動としてgroovynameというグループ名でライブを20本以上。都内で活動中。
4月8日オリジナル7曲入りアルバム「groovyname 3枚目」を配信開始。バンドメンバーは流動的で定期的なライブ活動はしていないものの、YouTubeでPrinceの楽曲等の演奏解説やgroovynameオリジナル曲の配信等で曲を紹介しながら実際に弾きながら解説しています。
いやはや「解説しながら」「演奏する」って考えただけでも難しいのにサラッと演奏されています。
ピアノ、ギター、ピアノとマルチ演奏者。じっくりご覧くださいませ。
ピアノ
Princeにもあったカノン進行の名曲たち 笑
カノン進行。さすがです。
ギター
カッティングギター解説 アルバム1999のカッティングを紹介
ベース
最新作 Welcome 2 Americaもじっくり解説
groovynameYouTubeチャンネルはこちら。ぜひ登録を

https://www.youtube.com/user/ontheone69
Pringo and The Confusion profile
2016年4月21日にprinceが死去し、追悼の為に急遽バンド結成を決意。1ヶ月後の5月に1st LIVEを行いその後メンバーチェンジを繰り返し過去3回のLIVEを経て現在に至る。衣装、ステージング、演奏、全てにおいてprinceをより忠実に再現するスタンスで活動するPrince tribute band。
フロントマン PringoによるPrinceのギター紹介(MADCAT、CloudGuitar、SymbolGuitar)
プリンスの代表的なギターを3本持ってるってすごい。