【冨田実布×コロモリ】チューリップボンバージャケット「そっと」【むがじんオンラインショップ】

気づけばゴールデンウィークも終わりですね……チューリップフェアには行ってきましたか?

チューリップといえば砺波(となみ)市。砺波といえば富山県。そしてわたくし、富山県在住のほりたみわです。どうもどうも。

さて、今回はゴールデンウィークに着てほしかったボンバージャケットのご紹介です……。

今回はチューリップ。神仏をはじめ、色や幾何学などのチカラを身に纏う、着る御守り「Colomori(コロモリ)」が、写真家冨田実布とタッグを組みました。

冨田実布が無我夢中で撮ったという写真が全面にプリントされており、花の儚さと美しさを表現しています。 

そして、このジャケットの魅力はなんといってもサテン生地。しなやかさと光沢感があり、上品な印象を与えます。袖や裾にはリブを施し、スポーティーなタッチも加えています。 

受注生産となっておりますので、ご注文頂いてからお届けまで14日前後かかります。ご了承ください。皆さまにとって特別な一枚となることを願っております。

あまりに衝撃的なそのチューリップ。色の鮮やかさはもちろん、チューリップということを知らなかったらチューリップにすら見えないんじゃなかろうかというそのフォルム。

チューリップを撮影した冨田実布……おみそさんからのコメントが届いております。どうぞ!

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冨田実布「そっと」

昨年末、生粋の富山っ子である瓦屋のハゲの親方からチューリップを頂きました。なんと鉢植えで2つも!ちなみに、富山県砺波市がチューリップの名産地だということは、ほりたさんが富山県に行くまで知りませんでした。

1つは目が覚めるような赤色、もう1つは可愛らしい黄色でした。どちらもツヤツヤとしていて立派。鉢植えのお花を頂いたのは初めてなので感激しました。それも砺波のチューリップです。まだまだお花に疎い私ですら分かるくらい、良いものを頂いたのだと分かりました。

私は去年の春前くらいから写真の勉強のために花を撮影しているので、当然この花も撮るものだと親方は思っていたでしょう。しかし、この頃はあまり創作意欲が湧かず、ただ毎日その美しい花を眺めていたんです。いつしか暖房の暖かさですぐに花弁が開いてしまったその姿に、少したじろいだのを覚えています。かつての可憐なチューリップの面影はまるでなく、もはや違う生き物のよう。

また数日後、ふと見ると萎れた花弁がすぐ隣の花の、同じく開いてしまったひとひらを包み込むように覆っているではないですか。これは撮らねば!と思い急いで準備を始め、無我夢中で撮ったのがこの写真です。

重なり合った花びらそれぞれが異なった光沢感を出していて、下の方は動物のベロみたいだし、上の方はベロアのよう。親方にこの写真を見せたら、『俺みたいやな!』と言っていたのですが意味が分からず……。

よくよく聞いてみると、「包み込んでいるところ」を指しているとのことでした。聞いてみたところでちょっとよく分かりませんが(おそらく包容力のことを言っている)、その後に言っていた『強く、優しく、そっと!』という言葉があまりにも良かったので、この写真のタイトルは『そっと』にさせて頂きました。親方ありがとう。

これを撮った翌日には、その包み込んでいた萎れた花びらは大きく萎んでしまっていました。うっかりしていたらこの素晴らしい瞬間を撮り逃してしまうところだったんですね。あぶねえ!

そしてこの時、ふと目が合ったあの瞬間、花が「撮って!」と伝えてくれたのだと確信しました。花の撮影を始めた当初は、一体この花たちを撮るべき瞬間はいつなのかと悩むこともありましたが、なんのなんの、お花をよく見て、お花に聞けば良いのです。毎日お水を替えて、愛情を持ってお世話をして、その声に耳を傾けることが大切なのだと学びました。

時間の経過によって全く異なる表情を見せてくれるお花。写真の勉強にと軽い気持ちで始めた花撮影ですが、咲き誇った瞬間も朽ちていく姿も見逃せないことに気づかせてくれました。

ほりたさんが作ってくれたボンバージャケットで、お花が好きな人もお花に興味が無い人も、チューリップ好きな人も、枯れゆくチューリップの美しさを感じてもらえたらいいなと思います。

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