ピュアなふたりに心が浄化される素敵な漫画。矢部太郎「大家さんと僕」

心が浄化される素敵な漫画。矢部太郎「大家さんと僕」


初めにお断りしておきます。太郎くんの作品はなんかもっともっとあっちの次元の素晴らしい漫画なんです。素晴らしすぎて、表現しようとしてもわたくしの言葉ではそこに届かないだけ。

でも書きます。

太郎くんの「大家さんと僕」が届きました。amazonさんで予約して買ったのでフライングゲットです。読みました。やられました。ひどい。(大絶賛)

あ、ここで使ってる「ひどい」は

度を超している。はなはだしい。「―・い寒さ」「―・い降りだ」(デジタル大辞泉より)

の意味ね。何がひどいって

  1. 表紙がひどく素敵で深呼吸したくなる
  2. みせかたがひどく心に沁みる
  3. 絵がひどくうまい
  4. 描きおろしがあちこちに散らばっていてひどく楽しい
  5. 大家さんと太郎くんの関係性がひどく素敵

ですよ。ほんとに。ではひとつひとつ、具体的にどうひどいのかご説明していきたいと思います。

1.表紙がひどく素敵で深呼吸したくなる


はい、もうひどいですね。素敵すぎます。使われている色は『日本の伝統色 わすれなぐさ色』と『中国の伝統色 シー ヤン チン』(太郎くん談)だそうです。

この色の美しさはぜひ実物を手に取ってご覧ください。表紙だけで数分楽しめます。見てるだけですーっとしてきます。深呼吸したくなる表紙。

2.みせかたがひどく心に沁みる

この画像はnoteからお借りしました。今はHPではなく、noteのほうでお話が読めるようになってます。

で、このみせかたですよ。個人的には朝倉世界一さんの雰囲気と近いのかなと感じますが、太郎くんの世界はリアルなところが最高に沁みるんです。

ふと思ったけど、これは芸能人として活動している太郎くんだからこそのカメラワークなのかも。映画や舞台をたくさんやってきている人目線なんだわ。だからこんなにも素敵なのね。ひとりで納得。

3.絵がひどくうまい

太郎くんは絵本作家やべみつのりさんの息子さんなので、絵がうまいのはそんなに驚かれないかもしれないですが…本当にうまい…いや、これ「うまい」という表現でいいのかわからないんです。

そもそも上手い下手とかってなんなのって話になりますもんね。いや、うまいんです。見えたものを見えたままに描くのではなく、それを「よりそれらしくみせる」ための表現が最高なんです。