春の訪れとともにやってくる、鼻ムズムズ、目カユカユ……。
そんな花粉症シーズンに「あるある!」と共感を呼びそうで呼ばず、SNSでごくごく密かに話題になった4コマ漫画があるのをご存じですか? その名も『かふんちゃん』。
ふわっと舞い、くしゅんとさせる——それだけなのに、なんだか憎めない。今回は、花粉シーズンが過ぎた今だからこそ読みたくなる、不思議な魅力にあふれた『かふんちゃん』をご紹介します。
【癒し×ユーモア】『かふんちゃん』ってどんな漫画?

『かふんちゃん』は、花粉をモチーフにしたキャラクター「かふんちゃん」が、春の日常にちょっぴりお騒がせな“くしゃみ”をお届けする、ユーモアたっぷりの4コマ漫画。
無邪気にふわふわ。花粉のせいで誰かを困らせてしまう自分に、ちょっとだけ胸を痛め……たりもしない「かふんちゃん」の姿は、見ているこちらの心をほっこりさせてくれます。
無邪気でマイペース、なのになぜか愛おしい『かふんちゃん』

『かふんちゃん』の魅力は、その圧倒的な“自覚のなさ”にあります。
誰かがくしゃみをしても気にしない。花粉が嫌われてることなんて、たぶんまったくわかっていない。でもそれが、たまらなく可愛い。
むしろ、空をふわふわ漂って、自由気ままに人々の春に入り込んでくるその様子は、どこか天真爛漫で、あどけない。
ちょっと迷惑だけど、ぜんぜん憎めない。
むしろ「今日も飛んでるのね」って、つい笑ってしまう。
そんな“無敵のマイペースさ”と“底抜けの可愛さ”にハマる人、続出中。
かふんちゃんは、ただの花粉じゃない。「春の風物詩」そのものなのかもしれません。
終わってしまった春に、もう一度会いたくなる

『かふんちゃん』の魅力は、その“季節の終わり”にこそ際立ちます。
花粉症が落ち着いて、マスクや目薬の出番が減ってきたこの時期。「ああ、今年も終わったな…」と感じると、ふと、かふんちゃんのちいさな背中が恋しくなる。もう会いたくないはずなのに、なぜかまた読みたくなる——そんな不思議な後味が、かふんちゃんにはあるのです。
制作陣も豪華!クオリティの高さにも注目
『かふんちゃん』は、以下の3名のクリエイターが手がけています。
- 企画:設樂昌宏(ウデキキキカク)
ゲーム業界で長年活躍し、『ロリポップチェーンソー』などの話題作を手がけた敏腕プロデューサー。 - シナリオ:稲葉洋敬(TUNAKKAY WORKS)
『いけにえと雪のセツナ』『風来のシレン』など、名作ゲームの世界観づくりに携わってきたシナリオライター。 - マンガ:ほりたみわ
やさしくあたたかみのあるタッチで、神様や日常の“あわい”を描くイラストレーター。
このトリオが生み出す『かふんちゃん』の世界観は、ユーモアと感性のバランスが絶妙。毎回1話完結の4コマながら、ついつい次も読みたくなってしまう中毒性があります。
来年の春も、きっとまた会いたくなる

花粉症のつらさはもう忘れかけてるけれど、それでも「かふんちゃん」にはまた来年、会いたい。
そんな気持ちにさせてくれる4コマ漫画は、そう多くありません。春の名残に、心の片隅でくしゅんと笑って、また1年を過ごしていきましょう。
『かふんちゃん』はX(@kafunchan2024)やThreadsで公開中。来年の春、またそっと現れるその日を楽しみに——。