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エッセイ・コラム

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屋根の上で出会ったかみさま第2章・後編「報いたくて、離れるしかなかった。」

丈晴と暮らしはじめて、どれくらい経った頃だったかな。 最初は丈晴と同じ職場(パチンコ店)だったけど、わたくしの派遣の仕事が決まって、二人の生活のリズムが少しずつずれていった。それでも、帰ってくると丈晴はいつも「おかえり」...

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屋根の上で出会ったかみさま第1章・後編「プリントごっこと耳と浮気と、親友でいられると思った日——失ったのは、かみさまだけじゃなかった」

1. デザフェスとプリントごっこ けーたとわたくしの間には、「つくる」ことの喜びがいつもあった。けーたの絵はとにかく斬新で、どこか人を惹きつける線をしていた。 写真なんかやらずにもっと描けばいいのに。って思うほどに。 「...

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屋根の上で出会ったかみさま第1章・中編「ジャンマットの上の愛と、ゲームの蹴りと、消えていた右上——勝つたびに遠ざかっていったもの」

勝ちすぎて、近づけなかった距離 けーたと暮らしていた部屋では、いつもゲームの音が鳴っていた。鉄拳、テトリス、マリオカート。とにかく、わたくしたちは対戦ばかりしていたの。 ふたりともゲームが好きだったし、それがふたりの時間...