43歳スポーツ歴0女がスノボにハマったらこうなった!スイッチスタンス!!
今やスノーボードといえば、いろんな意味で世間を騒がせているが、世代によってイメージもまちまちなようだ。若い世代にとってはやはりスポーツというより、ファッション性の高いレジャー的感覚だろうか。
飛んだり跳ねたり回ったり速さを求めたりと思いはさまざまであろう。
昨年、43歳でスノボデビューしたスポーツ歴0の女がスノボにハマって2年生になった。
ここまでハマったスノボの魅力とはなんだろう?本人に聞いてかえってきた答えはこうだ。
「思ってたより簡単!」
おいおい…
まぁ…いいだろう…いいだろう…
ハマった理由が何であれ、スノボ人口が一人増えたことがオレは嬉しいよ。
そんなスノボの代名詞と言えばやはりフリースタイル。エアーを決めたり、ゲレンデを縦横無尽に滑ることが出来たらと始める人も多いだろう。
まだスノボを始めていない人、スノボを始めたけど理想と現実の狭間で戸惑っている人。
そんなレディース&ジェントルマン、ボーイズ&ガールズ諸君に是非お試し願いたい。
スイッチスタンスのススメ。
スノボ2年生のひげすけは二年目にしてスイッチスタンスなのだ!
グラトリという言葉を聞いたことがあるだろうか?
グラトリとはグランド・トリックの略称で、フラットなゲレンデバーンをスノボで、フィギュアスケートのようにジャンプしたり、回ったりして滑るスタイルのことだ。
今やスノボのフリースタイル=グラトリと連想する人も多いのではないだろうか。
そんなフリースタイルの基本的な要にもなるのがフェイキー(スイッチスタンス)という滑り方だ。
スノボは横のりのside way stance。基本的には進行方向に対して左足が前か、右足が前かのメインスタンスを決める。左足前だとレギュラースタンス。右足前だとグーフィースタンスとなる。このメインスタンスに対して反対方向へ進む場合をフェイキーという。
そしてメインスタンスでもフェイキースタンスでも同じように滑ることを称してスイッチスタンスと呼んでいる。
スイッチスタンスを、初心者からでも習得していけるノウハウがあったら楽しいんじゃないか!
初心者からでも始められるスイッチスタンスへの道!
スイッチスタンスへの道(マテリアル編)
ここでは道具から揃える場合からの想定で進めていく。もちろん既に道具は揃っているけどという方でも参考になるだろう。
スノーボード
ボードの形状にもいろいろあるのだが、スイッチスタンスでスイッチランをマスターしていく上で、もっとも適しているといえばツインチップという形状だろう。前後対称の形状でノーズ側、テール側どちらを進行方向にしても変わらないスペックのボードである。
ショップで店員さんにどんな板を奨められても、このツインチップというとこだけは譲らないでもらいたい。
バインディング&ブーツ
バインディングとブーツに関しては特に注意すべきことはないが、軟らかめであまり硬すぎないものが良いだろう。
スタンスを決める!
ボードとバインディングを手に入れたらスタンスをセッティングしよう。実はこのバインディングのセッティング。上達する上でかなり重要性が高いのだが細かいセッティングに関しては長くなるのでまたの機会に説明しよう。たぶん…
スタンスを決める際、左足が前か右足が前かを決めなくては行けないが、これは正直なところ慣れだ。スタンスの決め方にはいろんな方法が、あちこちで書かれている。それを参考にしてほしい。ここでは曖昧なスタンス決めにとらわれず、スイッチスタンスを身につければいいじゃん!というスタンスでいこう。既にメインスタンスが決まっている人はいいのだが、これから始める人。始めてみたけど本当はどっちだろう?と悩んでいる人は是非スイッチスタンスを習得してほしい。
スタンス・ワイズ(幅)
ツインチップの、どセンターに乗る!
セットバックはとらない。板の中心に重心をとれるようにセッティングする。板によってはその板の特性を活かせる、推奨スタンスが記されているものもあるので参考にしてもいい。
スタンス・アングル(角度)
スイッチスタンスをするためのツインチップに乗り、どセンターに乗る。ときたらアングルも対称アングルで乗ろう。右足、左足それぞれ0度から外側に開く角度で乗ることをダックスタンスというが、このダックスタンスがやはりスイッチスタンスへの近道となる。
膝への負担などを考えて、両足の開きを30度以内にとどめておこう。最大で前足、後足が外側に15度といった具合だ。
今回はスイッチスタンスのためのマテリアル的な話まで。次回はいよいよ実践的なスイッチスタンス導入編にスイッチしていこう!
サイドスリップ(横滑り)から木の葉落とし。
この木の葉落としからこそがスイッチスタンスへの登竜門となる。
この雪不足でどこまで進めていけるか謎だが…