読書の秋。食欲の秋。天高く馬肥ゆる秋。
読書は癒し。みなさま本読んでますか?どうも、読書療法士のほりたみわです。
今回は「競馬で当てたい」という方におすすめの本を紹介いたします。
この本を読めば、競馬だけではなく、あらゆる「運」をつかむことができるようになるはず。
ギャンブル好きなら桜井章一というお名前を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。麻雀好きならなおのこと。
ちょっとちょっと!競馬当てたいのになんで麻雀なの…という方もいらっしゃるかと思いますが、まあまあ落ち着いて。
競馬と麻雀で勝つために共通するとても重要な要素はなんだと思いますか?
そう、「運」です。今回ご紹介するのはそんな「運」について語られた本なんです。
「運に選ばれる人 選ばれない人/桜井章一」
雀鬼の異名をもつ、桜井章一。
桜井章一は20年間無敗の伝説を作り、現役引退後は麻雀を通じて人間力を鍛えることを目的とする「雀鬼会」を主宰。全国から集まった人を指導していて、麻雀に限らずいろんな分野のプロの方々も訪れるとか。
いつだか、「桜井章一はヨギだ」という記事を書きましたが、今回ご紹介する本を読んでもやっぱりヨギじゃんよと思わずにはいられませんでした。
しかもこの本、20年間無敗の伝説の雀鬼が掴んだ、「運」との向き合い方について書かれています。
競馬で当てたい方だけではなく、人生のあらゆる「運」と仲良くなりたい方は読んで損はないです。気になったらぜひどうぞ!
まえがきで掴まれる
開幕、「真っ当」ということについて語っております。
「真っ当」とは、自然の摂理や人間としての基本といったごく当たり前のことに根ざすもの。
この「真っ当」という言葉を言ったり聞いたりすることがめっきり少なくなった…それは世間から「真っ当」なものがどんどん減って姿を消しているせいではないかと書いてあります。
あらゆる行動や考え方にこの「真っ当」さがどれくらい含まれるかで「運」の質が決定づけられる。
ここでいう「真っ当」ってまさに「真理」のことですよね。
そしてまえがきの決定的な一文がこちら。
「運」は求めてやってくるのではなく、“運が人を選ぶ”のです。
はい、もう何も言うことありません。まさにその通り。わたくしごときがこれ以上語ることもございません。
とはいえ、そのまままえがきで終わるのもアレなので、それ以外の「ぎゃー!」って思わず声が出そうになった素晴らしい内容についてもご紹介させてくださいね。ね!ね!
第一章 運をとらえる
第一章では「運」とは何か、「運」の感じ方、「運」との向き合い方などについて詳しく書かれてあります。
- まずは運の素材を身につけること。
- 運は正しい選択の積み重ねからやってくるので、道がわかれたらそれに気がつくこと。
- 流れをつかむことが「運」をもたらす。
- 調子を崩しても基本の動作、基本の心構えがしっかりしていれば救われる。
- 運がいい時も悪い時も「変わり目」をとらえるかどうかで流れが変わる。
- 運には「偶然の運」と「必然の運」があるが、「偶然の運」に頼らない。
- 「運が悪い」のは方向が悪いということ。
…もうこれだけでも十分すぎるくらい、「運」というものについて理解が深まります。
「運」を受け取れるための器作り、心構えの大切さ。運に限った話ではありませんが、基本の「き」は知識と心ですよね。知ることで心構えもできるというものです。
第二章 運の流れにのる
第二章では「運」の流れにのるための心持ちについて書かれています。
- 平常心を失うと運を持っていかれてしまう。
- 日々の暮らしを大切にすることで平常心が養われる。
- 緊張感の中からしか生まれてこない緊迫感が「運」を運んでくる。
- 緊張の中心に入った時にすっと静かに張り詰めた緊迫感に変わる。そうなることでいいものを生み出す。
- 風水術に頼らなくても、自分が心地よく感じる生活をすることで流れが良くなる。
- 迷った時は、選択肢が増えないように最初に感じたほうを選ぶ。
- 迷わないためには感じる力を磨いて自分なりのブレない座標軸をしっかり持つ。
- 不安は逃げると拡大するので、不安からは逃げずに真正面からぶつかっていく。
- 失敗イコール負けではない。ごまかしをやめると状況は改善する。
- 部分に向かうのではなく、共生感、全体観を持てば救われる。
…とにかく、流れにのるためにはどっしりと構えて真っすぐ向き合うこと!
第一章にも通じますが、平常時の在り方。周りに流されず、自分を持ちながら生きること。
第三章 運に選ばれる
第三章ではどうすれば「運」に選ばれるか、ホンモノとは何なのかについて書かれてあります。
- 勝ち負けを超えた強さこそ、求めるべきもの。
- 心のトラウマは、愛を信じる力によって消えていく。
- 「人生にムダはない」という考え方は正しくない。
- 心が素直になるホンモノを選んでいくと、「運」もホンモノになる。
…「真っ当」を選択していけばホンモノの「運」に選ばれるというわけですね。
まとめ
「運」に選ばれるためには…ホンモノを知り、ブレない自分であること。
この本を読めば「運」について悩む必要はなくなります。
つまり、競馬で当てるための方法もわかるし、なんなら競馬を当てたいという思いすらなくなってむしろ当たるようになるでしょう。おめでとうございます。
なんとなく自分でわかってたことを言語化してくれていて、読んでいてとってもすっきりする一冊です。
運についてなんとなくわかってる人も、とにかく運を良くしたい人もとりあえず読むことをおすすめ。