ある日、何気なくSNSを見ていると「〈画業40周年記念〉清水玲子原画展」の文字が飛び込んできました。清水玲子先生の原画展がやっているだと!?会期は2023年12月10日までなので、大急ぎで日程を調整して行ってきました。
何を隠そう、私が生まれて初めて読んだ少女漫画は清水玲子先生の「月の子 MOON CHILD」なのです。その美麗な絵にすっかり虜になり、他にも色々な作品を読み漁ったんですよね。
今回の記事では混雑する日でもスムーズに会場に行くコツも書いておりますので、ぜひご活用下さい!
清水玲子作品との出会い
実は私は小学2年生〜卒業まで不登校でした。そのため、学習状況を心配した親が知り合いの大学生の方に家庭教師を頼んでくれたんです。勉強の合間に色々な話をしたり、少女漫画や絵を描くのが好きな先生だったので一緒にお絵描きをしたりして、とても楽しい時間でした。
ある日、私が少女漫画を読んだことがないと話したら、まずは試しにと清水玲子先生の「月の子 MOON CHILD」を。その後は他の作家さんの作品も色々と貸してくれたんです。
「ぼくの地球を守って」、「動物のお医者さん」、「赤ちゃんと僕」、「笑う大天使」等々。
きっと少女漫画の英才教育を受けたのだと思います。清水玲子先生の絵は他に類を見ないくらいの美しさで何度見ても見飽きないし、大好きな漫画家さんの一人になりました。
チケットが無くても楽しめるエリア
〈画業40周年記念〉清水玲子原画展は池袋サンシャイン60展望台てんぼうパーク内イベントスペースで開催しています。チケット代にはてんぼうパークの入場料が含まれているので、原画展を観た後はゆっくり景色を眺めるのもいいですね。
展望台へのエレベーターを降りて原画展会場の方へ進むと、通路に年表がドーン!
当時の雑誌表紙とか見ると世代ではなくてもウキウキしちゃいます。私の好きな「月の子」が表紙のLaLaが。美しすぎる……。
奥に進むとLaLa1993年で応募者全員サービスとして用意されたタロットカードが大きくパネル展示されています。
入り口から眼福
入場口を入ると原画展のビジュアルが!!!大きくて美しいって最高ですね。(あまりの美しさにIQ低めの感想)
瞳や輪郭がとても好きです。影の落ち具合と眉毛の角度も素敵……。
微に入り細を穿つ原画の数々
「ジャック&エレナ」シリーズに始まり、「月の子 MOON CHILD」の原画など、美しさが渋滞していて最初から来場者の足が全然進みません。こりゃ混雑する休日はヤバそうですね。
どちらも宇宙に浮かぶ星の綺麗なこと!
じっくりしっかり、目に焼き付けました……。
大好きな「WILD CATS」の原画もあって、大興奮でした。
下書きと完成原稿の対比が見られる
会場にはスクリーンが設置されており、2017年3月にNHKで放送された「浦沢直樹の漫勉」で放送された清水玲子先生の出演回が上映されていました。
神の!神の手から生み出される瞬間が見られる!!!と心の中のオタクが叫んでいました。
タロットカード、「輝夜姫」、「秘密ートップシークレットー」などの原画コーナーを進むと、今度は下書きまで展示されているではありませんか。
はええええ。この下書きからお花までこんなことになるとは……。これがプロ……。
植物の書き込みも、「輝夜姫」の衣装の書き込みも本当に繊細で素敵でした。
美麗尽くしなグッズは売り切れ必至!
原画展というものに行くのはこれで2回目なのですが、こんなにも美しいとは驚きでした。これは何回も行きたくなる……。
今回は欲しいグッズがあったから行く機会を伺っていたのですが、こういうのって早い者勝ちじゃないですか。公式Xでは完売のお知らせが流れてきて、ヒヤヒヤしながら会場へ向かいました。
お目当てだったクリアしおりセットは早々に売り切れてしまって入荷情報が確認できませんでしたが、もしかしたらしれっとあるかも?なんて思いつつ会場へ。淡い期待も虚しく、やっぱり売り切れ中でした……。
でももう一つのお目当てだったアクリルキーホルダーは買えたし、クリアファイルと図録も購入できたので良かったです。アクキーは思ったより大きかったですが、この美麗なイラストなんだからこのくらいの大きさにしないと細部が潰れちゃうよなあと納得。
キャラファインボードなんかは手頃な価格なので部屋に飾るにはもってこいですね。あまりグッズとか集める方ではないのですが、今回はちょっと予想以上にどれも良くて追加購入を考えています。
ああ、お金がいくらあっても足りない……!!!
グッズ目当ての方にとっては展示を見に行くタイミングが非常に重要ですね。公式X等で入荷予定が分かってから来場日程を決めるといいでしょう。
フリマサイトで見つけても高額で買わないで!事後販売の可能性有り
悲しいことに、クリアしおりセットなど売り切れていた一部の商品は既にフリマサイトに高額で出品されていました。正規の値段の4〜5倍でも落札されているものも……。
しかし!公式HPにはこのような文言が書いてあるので、展示会に行けない人も少し待ってみてほしいです。
・本展覧会の巡回終了後、一部商品を除き、事後販売を予定しております。
事後販売では、商品により、ランダム仕様商品のセット販売、受注生産化等、販売方法が会場と変更となる場合もございます。
販売する商品、販売時期、販売場所、販売方法につきましては、全巡回終了後、本サイト及び公式Twitter(X)にて告知致します。
https://chara-art.online/event/shimizureiko-ten/より
土日など来場者数が見込める時に合わせて入荷するのかなと思っていたのですが、意外と平日にも入荷情報が出たりしていますので、公式Xでの案内を要確認です。
混雑する休日に行く際はこれで安心!
こういったイベントで行列して入場を待つことになるので、基本的には土日祝日は出かけない派の私です。しかし、どうしても混雑が予想される日に行くしかない方には簡単な事前準備をおすすめします。
私は平日に行ったので混雑していませんでしたが、どうやら土日は展望台へのエレベーターから混む上に整理券を持っている人が優先されるらしい。
展望台へ上がるためのWEB整理券が必須ですね。
私は車で行ったので地下駐車場から向かったのですが、停めるなら緑色のエリアを目指すとB1に上がるエスカレーターが近いのでオススメです。
エスカレーターでB1に上がると展望台へ続くエレベーターの案内が出ているので、その通りに進みましょう。ちなみに、電車などで来る方もこのB1のエレベーター乗り場を目指すことになります。
あ、発券に手数料はかかりますが、原画展のチケットをあらかじめ買っておけばスムーズに入れるので、混雑時に行く方はこちらもお忘れなく!
余談〜うちの先生もすごかった〜
清水玲子先生の作品と出会うキッカケをくれた家庭教師の先生。ある年の年末に自作のカレンダーをくれました。その絵が本当に好きで大切に保管しているのですが、今回の記事を書くにあたって思い出して引っ張り出してみました。
改めて見ても驚く上手さ。先生の絵も17年経っても大好きです。
私がまだ持っているって知ったら、先生びっくりするでしょうね……。実家の近くにお住まいのようなので、久しぶりに連絡を取ってみようと思います!
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