【父親ふたりに会う】清弘に会う【実父】

清弘に会える奇跡

ここのつづき。

わたくしの二人の父のうちの一人、種の親(実父)清弘は今から26年前の平成9年に亡くなっておりました。

「いつか会いたいなあ」という思いのかけらを持ったまま生きていたのですが、そのかけらは10年ほど無駄になっていたのでした。

清弘に会いに行く

とはいえ、亡くなっていたことを知ることができたことと、それを機に母美世子からお墓の場所をふんわりと知ることが出来たのはよかった。

それよりも。おじいちゃんの名前が「和夫と書いてよりおと読む」という情報は間違いなくよかった。

そんな有力情報のおかげでやれそうな気持ちになり、初詣旅行のタイミングでメケヤマさんとお墓参りに行くことが決定。(メケヤマさんは当時のパートナーで平成の終わりに円満離婚)

清弘の肉体がある時よりも会いに行くことの心理的ハードルはぐんと下がっていたし、むしろいろんな話ができるような気もしましたし。残念ながら一方通行ですけど。

お墓が見つからない!……からの奇跡

美世子からの有力情報もゲットしたので、それなりに近くまで行けば見つかるだろうなんて軽い気持ちで行ったところ、全然見つからず。

誰かに聞こうにも付近の住民にすら出会わず。

メケヤマさんと散々うろうろした後、絶望して諦めて帰ろうとしていたところ……

突然目の前におばあちゃんが!!

「よりちゃんのお墓?」

と、我々の会話をいつどこで聞いたのかわからない、どう考えても降って湧いたみたいな勢いで現れたおばあちゃん!

そんなおばあちゃんから、よりちゃんのお墓の場所を教えてもらい、清弘に会ってお話することができたのでした。

こんな奇跡が起こるんですね。

あれは観音様だったに違いない、とメケヤマさんと感動&興奮したのは今でも忘れられません。

奇跡に興奮しすぎたおかげで、お墓の場所なんて覚えておらず後悔するのはそれから随分先の出来事になります。

あれから15年……

あれからまた結婚もしたので(愛しのハゲこと親方ことじゅんと)実家の両親への挨拶と、久しぶりにお墓参りに行きたい!行こう!ということでじゅんと行くことに。

場所は一度行ってるからわかるだろうと思いつつ、念のために事前にお寺さんに電話してお墓の場所を確認したところ。

まさかのお寺さんの記憶があやふや。

「横田神社から上っていって奥の方だったと思います……」という、美世子よりは詳しいとはいえ、お寺さんなのにそんなにふんわりしてていいの?っていうくらいの自信のなさ。

そりゃそうなる

なんせ一度行ってるし、お寺さんからそれなりに詳しい場所も聞けたから大丈夫だろうと思いつつも……お墓参りの前に神社で「お墓が無事に見つかりますように」とお願いしてから横田神社に車を停めてお墓へ向かったわけです。

そしてお墓を見て驚愕。

ずらりと並んでいるお墓のほとんどが「山本家」だったんです!!!

そりゃお寺さんの記憶もふんわりしちゃうわ……。

じゅんとそれぞれの山本家のお墓にご挨拶して墓石に書かれてる名前を探す。

よりおよりおよりお……見つからない。

奥の方でした!!!

ひと通り見たけど「和夫」の文字は見当たらず。

おかしいな……そもそもこんな景色だったっけ……とそこから不安に。

ちょっと離れた方にお墓がずらりしてる場所もあったので、そっちだったかななんて思いながら去ろうとしかけたところ。

「こっちにもある!ここも見てこ!」とじゅん。

えー、そんなとこじゃなかったような気がするよ〜なんて言いながら名前を見ていたら。

和夫と書いてよりおと読む!(強敵と書いてともと読む的な)そのお墓があったんです!!

お寺さんの不安げに言っていたまさに「奥の方」に。

……なんなら一番奥でした。

清弘と再会

今回はじゅんとお寺さんと横田神社のおかげで無事再会することが出来ました。

奇しくも清弘が亡くなった年齢で再会。47歳だなんて早すぎる。

子供の頃に聞いた話だと清弘は宝石商のお仕事をしていたそうだけど、亡くなる頃にはトラックの運転手だったそう。心臓が悪かったことが原因だったと聞いたような記憶。

清弘は波瀾万丈な人生だったのかな。しあわせだったのかな。顔も名前も知らない弟だったか妹だったもいたはずなんだけど、父親が47歳でいなくなっちゃったら寂しかったかな、大変だったかな。

清弘の47年間に思いを馳せながら、気づいたら自分の人生を振り返り、これまでどれほどのことができたか、そしてこれからの人生で何ができるか。そんなことを考えながら今度は育ての親、昭洋のもとへ。

(清弘編は終わるけどつづく)

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ほりたみわ
クリエイター(イラスト、漫画、熊手、ヒーリング、瓦職人) チーママをやっていたスナックランデブーは魂のかたわれ、はるじが肉体の衣を脱いだことにより閉店しました。ときどき企画&プロデュサー。どこにも偏り切れないカラフルな人。