最近はこんな話あまりしなくなったので知らない人も多いかと思いますが、わたくしには二人の父がおります。
一人は生みの親というか種の親、清弘。もう一人は育ての親、昭洋。
清弘はわたくしが幼い頃に家を出てしまったので、顔すら覚えておらず。
今日はそんな清弘についてお話ししたいと思います。こういうところで語るのは初。
お風呂でうんこを漏らす
それなのにうんこの話してすみません。いいから聞いて。
わたくし、大人になってからも随分お風呂に入るたびに「うんこ漏らしちゃったらどうしよう」と常に怯えておりました。今までうんこなんて漏らしたことないんですけど。
なんか湯船にうんこがぷかぷかしているビジョンまで見えちゃって。なんかやけにリアルなの。
ある日、そんな話を母美世子にしたら、「そりゃー美和(わたくし)が赤ちゃんの頃の話じゃわ」という衝撃発言が飛び出しました。
どうやら赤ちゃんの頃、わたくし湯船の中でうんこしちゃったそうで。
それが赤ちゃんの頃の記憶であることがわからず、お風呂に入るたびに無駄に怯えていたというわけ。
それがわかった途端にお風呂で怯えることはなくなったんですが……その時にお風呂に入れてくれてたのが清弘だったんですって。
清弘のことなんて、顔すら覚えてないつもりが謎にしっかりと覚えていたんですねぇ。まあ、覚えてたのは清弘っていうかうんこですけど。
清弘に愛された記憶
だけど清弘はわたくしが幼い頃に家を出て行ってしまったので、わたくし清弘には愛されたことなんてないと思っておりました。
時々帰ってきてはおもちゃをたくさん買ってきてくれていたそうで。それが清弘の愛情表現だったのか、謝罪の気持ちなのかはわかりませんが。
子供ながらに「清弘がいないことで心にぽっかり空いた穴はおもちゃじゃ埋まらん」なんて思ってました。