【前編】高岡の絶景スポットと写真のコツ【撮影編】

この7月に北陸に引っ越して早5ヶ月……ようやくこの季節が来た。

冬の澄んだ空気で山々がよく見えるこの季節を今か今かと待っていた。美しい立山連峰がそこら中から見えると、いつだって誰だってテンションが上がるはずだ。

しかし、土地柄的に雨が多いのでクッキリと見られる機会は少ない。そんな貴重な晴れ間に、絶景を見に駆け回ってきた。

せっかくだから前編では絶景が撮れるスポットとそのコツを。後編では初心者でもサクッと良い感じに仕上げる編集方法なんかも書いてしまおう。

写真を始めたばかりの人でも簡単に撮れるし、ちょっとした工夫で写真はとても良くなるということを伝えたい。

気軽にチャレンジして自分の好きな写真を撮ってみてほしい。

撮影スポットの目星をつけておく

さて、今回の目当ては立山連峰。

私の住む富山県高岡市からは、そこら中から見える。見えるけど、見え方に違いがある。

街中から見えるのは良いけれど、大体は電線が邪魔になる。電線が入らない場所を探すのは少し苦労するかもしれない。

そんな時は橋を目指そう。橋の上は障害物があまり無いので大体綺麗に見える。

橋の上、車の助手席からiPhoneで撮影

土手もかなり良いスポットだ。理由は橋と同じだが、土手の方が良い。

なぜか?車を停められる場所があることが多いから。橋の上で車を停車することはできないし、駐車場から橋の真ん中まで歩こうと思うと距離があることが多い。

ちなみに、車に自転車などを積んでおけるなら無敵だ。

あ、なんか良い景色だ!と思った時は必ずその場所の付近に何があるかをチェックしておこう。

その時間、その場所に居るヤツが最強

さて、こと風景撮影に関してはいかに撮影ポイントを知っているかが大切だ。

どの時間帯にどのような光景が見られるのかを知っていなければ、そもそも良い瞬間を収めることはできない。

何時間も見つめ続けて、自分なりの最高の瞬間を撮る。実はこれが一番難しい。

私には到底無理だ。すぐにおしっこ行きたくなるし、寒い中でじっとしているのも無理。

本当にその道を究めた人は、きっとオムツとかして一日中、下手すると何日も屋外でじっとカメラを構え続けている。無理無理!!

撮影って本当に身体に悪いよなあ……。

まあ、そんな特別な場所を探すのは大変だけど、自分がいつも見ている風景の中でこの瞬間が良いというところなら撮れるだろう。

それも自分が知っている場所なら地の利を得たというもの。

鳥がやってくる瞬間を逃さなかった

庄川沿いの土手の上

いつも通る土手から見た立山連峰

撮影したのは多分ここらへん。

電線が入らないこと、山の手前の建物の具合など考えることは色々ある。自分の中でしっくりくる構図で撮れなかったら移動して撮るを繰り返すしかない。

二上山の展望スポット

こちらは氷見方面へ車を走らせ、二上山からの眺め。

眼下に広がる街並みもよく見えて気持ちがいい。観光客やハイキングに来る人がいれば、人物を入れてしまうのもアリ。

ちなみに小矢部市の方角にも展望スポットがあり、うねった川の様子がよく見えてこちらも結構好き。

11月中旬に撮影

一度は見た雨晴海岸からの眺望

そんでもってここ、雨晴海岸。高岡市の有名な写真映えスポット。

女岩の背景にドドン!と立山連峰が見える絶景だ。

実はこれ、結構撮るのに苦労した。

というのも、この撮影スポット自体はよく知られているが、この波飛沫を良い感じに入れるのは少しテクニックが必要かもしれない。

いや、テクニックよりフィジカルか……。カメラマンはとにかく筋力と体力がものを言う。

この写真を撮るために、私は数十分足元の悪い岩場で限界までしゃがんでカメラを構え続けていた。バリアングルモニターだったので画面が見えるのはいいけれど、三脚を持ってこなかったのは致命的なミスだった。

手前の飛沫が女岩に被りすぎず、かつ良い感じにフレームインするまでには想像より時間がかかってしまった。

カメラのフォーカス設定が大事

さて、この撮影の難しかったところを伝えておこう。手前に動くものがありつつ奥の動かないものを撮るためには、フォーカスを奥の動かないものに固定しなければならない。

置きピンとかいうやつ。あらかじめ、ピントを固定すること。

波が被ったらアウト

やはり三脚が無いので辛かった。オートでシャッター半押ししつつ奥の女岩にフォーカスを合わせて、フォーカスをマニュアルに切り替える。

この時、カメラを動かすとピントがズレるので気をつけなければならない。

そんでもって上手いこと波飛沫が上がった瞬間にシャッターを押すべし!押すべし!押すべし!!!

はあ、はあ、はあ……。もういいや。となったら終わりでいいでしょう。

まとめ 準備が一番大事

最後にこれだけは絶対に覚えておいてほしい。風景写真を撮る時は三脚を忘れたら結構つらい!!!

防寒グッズもお忘れなく。手袋とホッカイロ必須!

後編では撮った写真のレタッチやセレクトについても書いていくので、お楽しみに!

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