ひとりで韓国映画祭り!『哭声/コクソン』『殺人の追憶』『黒く濁る村』『ある優しき殺人者の記録』/ちぃろの映画感想文

『黒く濁る村』

おすすめ度:★★☆☆☆

『シルミド』のカン・ウソク監督による、ウェブコミックを映像化したサスペンス映画。
2010年7月に韓国で、2010年11月に日本で公開され、韓国国内では335万人の観客動員数を記録し、数々の映画賞を受賞した。

20年もの長い間、父と音信不通になっていたヘグク(パク・ヘイル)。その死の知らせを受け、父の暮らしていた山奥の村を訪れる。村長(チョン・ジェヨン)と共に葬儀をすませるが、死因は明かされないままだった。
さらに、村人たちはヘグクに対してあからさまな警戒心を見せる。村の様子がおかしいことに気付いた彼は、父の死因を調べ始める。やがて浮かび上がる村の秘密。父の素顔、村長の正体、30年前に起こった祈祷院での集団殺人事件……。

秘密のカギを握るのは村長と3人の村人、そして1人の女。果たして父の死の真相は?30年前の事件の真相とは一体……?

(KINENOTEより引用)

ぶっちゃけ、よくわかんない作品でした。
それ以外の感想が浮かばないというか、特に印象的なシーンもないというか、たぶんおもしろくなかったんだと思います。

何回か繰り返し観ればまた違った感想になるのかもしれませんが、本編161分を何度も観る気にはならないし。

韓国映画って2時間超える作品が多くて、ちょっとハードルが高いんですよ。
「よし!観るぞ!」って気合入れないと観られないのがちょっと残念。作品によっては途中でダレてきちゃうし。

『黒く濁る村』の見どころとしては、舞台となる村をガチで作ったっていうところじゃないすかね!(投げやり)

『ある優しき殺人者の記録』

おすすめ度:★★★☆☆

【公式サイト:http://satsujinsha-kiroku.jp/】
『テケテケ』『貞子vs伽椰子』の白石晃士が監督・脚本を手掛け、日活によって製作されたサスペンス・スリラー映画。
2014年に韓国・日本で公開され、富川国際ファンタスティック映画祭2014・ワールドファンタスティック部門に正式出品された。

障害者施設を脱走し、18人もの人間を殺害した容疑がかけられ、指名手配されたパク・サンジュン。彼の幼馴染であるジャーナリストのソヨンは彼から取材依頼を受け、知人のカメラマン・田代と共に、とある廃マンションの一室に呼び出される。マンションに到着したソヨンと田代だが、包丁を手にしたサンジュンに脅され、「これから起こる事」を全て記録するよう命じられる。

アパートに2人を閉じ込めたサンジュンは、「25人を殺した」「27歳になった時、27人を殺せば、10歳の頃に事故で亡くなった幼馴染のユンジンと、自分が殺した人も全員生き返るという『神様の声』を聞いた」と告白する。続けて「今から起こる『奇跡』をドキュメンタリー映画にして、自分のやる事が正しいと証明する」「今からこの部屋に日本人のカップルが来る。その2人には首に痣があり、彼らから愛の力をもらって殺せばユンジンは生き返る」と、荒唐無稽な説明をする。

彼の言う事を精神病による妄言だとして説得するソヨンだったが、預言めいた不可思議な電話を受け、続いて予告した時間通りに日本人カップルがマンションへと現れる。

(Wikipediaより引用)

日本人が監督・脚本を手掛けていて日活製作の作品なので韓国映画にカテゴライズしていいのかどうか微妙なラインですが、主演が韓国人ですし舞台も韓国ということで私は韓国映画と認識しています。

んが!これはものすごく“日活映画”です!!

日活製作だということを知らずに観たんですけど、もうほんと、途中からわけわかんないっていうか、何が起こってるの?っていう。旦那とふたりで「どういうことなの?」って眉間にシワを寄せて苦笑しまくってました。
観終わった後に日活が関わってるっていうのを知って、やっと腑に落ちた感じです。日活さんなら納得。

全体的にゲログチャ要素が強めなので、痛いのダメな人はダメかと。
お話自体は、オチも含めておもしろかったですよ。ラストの急展開に度肝抜かれましたけど、まぁアリかな。

日活さんならなんでも許される。

 

おわりに。

冒頭にも書きましたけど、韓国ホラー(今回はサスペンスも多かったですけど)には古き良き和製ホラーの雰囲気があって、静かな恐怖とか狂気が好きな人には楽しめる作品が多いんじゃないかと思います。
和製ホラーよりもさらに淡々と、かと思いきや激しい攻撃性も感じられてメリハリが効いているので、一度に色んな種類の恐怖を味わえるのがとっても魅力的です。

正直なところ、最近は和製ホラーよりも断然、韓国ホラーが好き。

秋の夜長に、微妙に尺の長い韓国映画を堪能してみてはいかかでしょう?

Hulu / フールー
カテゴリ: エンターテインメント
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