脳内ではいつでも滑ってます
おいおい、まだスノボやってんの?という声が聞こえてきそうですが、まだ滑ってますよ。ゴールデンウィークあたりまで滑れるらしいですからね。4月以降はさすがにペースダウンするでしょうけど。というか今週都内に出張で滑れない一週間です。新宿歩いてても脳内では滑ってます。なんなら夢でも滑ってました。もう溶けそう。
さて。溶けそうなのは雪なのかわたくしなのか脳みそなのかわかりませんが、27回目から29回目を振り返ります。
すんごい雪だった27回目
- 雪質によってブーツの感じが全然違う
- ロングターンでスピードに慣れる
- フェイキーでギルランデ
- 雪の音がすごかった
- 視界が悪かった
- 感覚の範囲が広がった(かどっちょまで)
- 後から動画見て板のラインについてわかったことが
恵みの雪に感謝!な日でした。ただ、雪がすごすぎて…。滑ってる時、これまでにないほどの音。それに加えて視界もものすごく悪くて、今まで頼ってきてた目と耳を封じられながら滑りました。
でもおかげで足の感覚に集中できたのか、それまで足の付近の板までだった感覚が、かどっちょまで拡がりました。はるじが滑ってる時の感覚は板までどころか山まで拡がってるそうなので、わたくしもがんばってそこまでイキます。
はるじはスノボに限らず、本当に山から愛されている人。こんなにも大自然に愛されてる人は身近では見た事ない。はるじには大自然からの愛とそのしるしが刻まれてるけど、そのお話はまたの機会に。
毎回動画を見て振り返ってるんだけど、この日やっと自分の板のラインについて考えられるように。それまではスタンスとか身体の動き方についてばっかり気になってたけど、自分ももっときれいに滑りたいなって思えた。はるじの滑った跡がとても美しいのはわかってたけど、自分もそろそろ美しくしたいし、出来るんじゃないかなっていう気がしてきた。というか、そこ意識できたらまた滑りが変わるんじゃなかろうか。
「怖い」について考えた28、29回目
- フェイキーで連続ターンができた
- ぼこぼこの斜面でも滑れた
- バリバリの斜面でもターンができた
- カメラを持ったまんまターンができた
- ターン弧の調整
- ポイントをいくつか置けるようになった
なんかもうこの両日の記憶ごちゃまぜになってそうなので2日でまとめちゃいます。
この2日で雪質が全然違ってそれはそれはいい練習になりました。これまでもつもつとやってきた事が活きてました。
ぼこぼこの斜面でもバリバリの斜面でもびっくりするくらい滑れていたんです。ぼこぼこでもだいぶ耐えられるようになってたことにもびっくりでしたが、たいらのバリバリバーンでターンできる日が来るなんて…!というか、来ないとはるじになれないので来るに決まってますが、まさか今シーズンでそうなれるとは思ってなくてですね…やってみたらやれちゃったもんだから、自分が一番びっくりしました。
そんな感じで思いのほか滑れる人になってたわたくし、この日はるじの撮影もしていたのですが、カメラ持ってターンも出来ました。フェイキーでも連続ターン出来てました!あらやだいつのまにこんなに滑れる人に。はるじにも驚かれてましたし。
あまりに驚いたので、ターン弧の調整にも挑戦しました。同じ大きさを連続させるのではなく、それぞれ意図した大きさでやってみました。その時のポイントの置き方についても考えながらやってたんだけど、それを見てたはるじはわかったらしく、そんなの見ててわかるんだ!ってびっくりしました。びっくりしてばっかりですね。
「怖い」という思い
で、この28回目と29回目はおみそさんが富山に来てまして。29回目は一番弟子のツネと長老山口さんも一緒でした。春の富山ですがまんまと雪山に連行されましたよ。
…いえいえ、本当はおみそさんがスノボやるために富山に来たんです。ブーツとウェアも持参するほどにやる気。板はわたくしの初号機を貸してあげました。
おみそさんは過去にスノボやったことがあったらしく、そのときもそこそこ滑れたということでたいらのいつものコースに連行したら横滑りが上手すぎました。さすがに最初は立てないくらいでしたので説明しましたけど。
あまりに横滑りが上手いので、早々に先落としの説明もして練習するように。
ただ、先落としを練習しているとおみそさんが「怖い」と言ってきて、いつだかツネやはるじに言われたことを思い出しました。
連続ターンの練習をしてたとき、はるじから「結構スピード出てたけど怖くなかったの?」って言われたり、初めてツネと練習した時にも「怖いんじゃないかな」みたいなことを言われたりしたんですが、スノボしてて「怖い」って思うことはあんまりなく。そもそも無茶なことしてないからというのもあるとは思いますが。
反応的に「こわっ!」って言うことはありますが、基本的には「怖い」というよりは、わたくし的には「今対処できるかどうか」なのかなと思ってます。人はそれを怖いと呼ぶのかもしれないけど。
だから、おみそさんが先落としの練習してて「スピード出すぎちゃって怖い」って言ったときも、それ怖くないよって教えてあげました。いうほどスピード出てないし、とも。
そこで、そうだよね〜怖いよね〜って同調するのってそれが怖いことであるのを植え付けちゃうことにもなるだろうし。本当に危険なことは危険って教えてあげなくちゃだろうけど。それくらいじゃこけても全然平気!なんせわたくしも随分こけましたからね。
怖いっていうよりも、ただ対処出来るかどうかだし、出来ないって思ってるんだとしたら、どうすれば出来るようになるかを考えればいいんだよと。(そしてこれ、スノボだけじゃなく、人生にもつかえます)
で、その後おみそさんいろいろ考えたり、思いを手放したりしたみたいで、もりもり滑ってました。
翌日ぐったりしておりましたけどね。
とても上手い人ととても初心者な人のコンビのチカラ
わたくしプロの初心者ゆえ、初心者さんの求めてるものがわかるし、それを乗り越えてきたほやほやさんなので、今回も我ながら初心者さんを教えるのに向いてるなと思いました。もちろん、はるじがいてくれて、きちんとした説明がなされるからこそなんですけどね。補足はたぶんめちゃくちゃ上手なはず。
こうしてレジェンドはるじとプロの初心者のわたくしが滑ることで、スノボに興味なかった人にもスノボの楽しさが少しずつでもひろがっていけばいいなと思います。二人は確実に巻き込みましたけどねふふふ。
まとめ 考え方、生き方は滑りに出る
最近いろんな人の滑りを見ることが増えてきましたが、どんな人にもその人の生き方というか考え方が出ていてとてもおもしろいです。ずっと観察しつづけてたら、そのうち滑り方占いなんかも出来ちゃいそうな。
わたくしはどんどんはるじの滑りに似てきてるそうですふへへへ。
そうそう。はるじとわたくしのこけ姿。滑りだけじゃなくこけ方も似てます。