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読書感想文

さくらももこ『ひとりずもう』/ちぃろの読書感想文

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〝まる子〟から〝さくらももこ〟へ

「読書の秋だ!」と唐突に思い立ち、近所の図書館に通い始めて1ヶ月、10年前に図書館通いをしていた頃のお気に入り作家さんの本を中心に15冊ほどを読んだ。

さくらももこのエッセイも好きで、未読のものを中心に何冊か読んだのだが『ひとりずもう』がヤバかった。

ざっくりとしたあらすじ

『ひとりずもう』は、さくらももこの中学生〜短大生時代の青春を記したエッセイだ。

…ざっくりとしすぎたか。

中学生〜高校2年生までのヤバさ

ネタバレはナシの方向で、感じたことを書かせてもらう。

なんというか、ヤバイ。〝まる子〟がそのまま成長すると、こんなことになるのかというヤバさがヤバイ。語彙力もクソもないが、ひたすらヤバイ。マジでヤバイ。
正直なところ、ドン引いた。

私はこれまで読んだエッセイから、さくらももこのことは「日々をいかに平和に笑顔で過ごすかということに全力を注ぐ人」だと思っている。
毎日の小さな幸せを大切にして、家族や仲間と笑顔でいられることに感謝し、世の中の平和を願う…そういう、ある意味で『悟った人』という印象を抱いていたのだ。

だが『ひとりずもう』の〝まる子〟は、ただひたすらにヤバかった。

高校3年生以降のヤバさ

さすがに〝まる子〟も、自分のヤバさに気づいた。
漫画家を夢見る自分を試し、挫折し、方向転換し、挫折し、平凡な家庭を夢見て短大の推薦入試を受ける。

入試のために提出した作文が絶賛され、〝まる子〟は〝さくらももこ〟へと変貌を遂げる。
予期せぬところで得た評価によって、自分の進みたい道、進むべき道に気づいたのだ。

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