万城目学『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』/ちぃろの読書感想文

図書館通い、再開しました

だいぶ暖かくなってきたので、冬の間お休みしていた図書館通いを再開しました。
いろんな所で目にした本を書き留めてある“気になる本リスト”から何冊かを適当に選んで、iPhoneから図書館のサイトにアクセスして近場の図書館に取寄せ予約。予約した本が揃ったよ!ってメールが届いたら図書館へGO。最近の図書館システム、便利過ぎてヤバイっすよね…予約も貸出延長もネットでぴゃぴゃっとできちゃうんすよ…
でも、棚の前をゆっくり歩きながら気になるタイトルの本に手を伸ばすスタイルも好きです。予約した本があっても、歩き回るのはやめません。運命の出会いがあるかもしれないからな!

今回の『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』に関して言えば、「インスタでたまたま見かけて気になってて、やっと声かけたんッス☆」な感じです。
ある意味、運命的。

初!万城目学

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』の著者である“万城目学(マキメマナブ)”さん。この方の小説を読むのは今回が初めてです。『鴨川ホルモー』と『偉大なる、しゅららぼん』は、映画なら観ました。山田孝之と濱田岳がめちゃくちゃ好きなんで。どっちも面白かったです。

この2本の映画を見た私は、「万城目さんは神とか鬼とか、そういうのが好きなのかしら」って印象を抱いてました。だから、『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』もなんかそういう、なんていうの?そっち系?かと思ってたんです。

違った。いや、違うことはないんだろうけど、違った。油断してた。油断してたどころの騒ぎじゃなかった。

号泣しました

もーマジで!もー!もー!もぉおおおおお!!な感じでした。終盤は涙で文字が見えませんでした。嗚咽と共に読み終わりました。こんなに泣いた小説は久しぶりです。漫画ではよく泣きます。うしおととらとか涙無くして読めませんよね?うしおがとらから離れて行く瞬間とか、思い出しただけで泣ける…とらぁ…
違う。うしおととらで泣いてる場合じゃない。

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』でも同じくらい泣きました。まさかこんなに泣かされるなんて思ってもみませんでした。

あらすじ

web KADOKAWAより引用
かのこちゃんは小学一年生の女の子。玄三郎はかのこちゃんの家の年老いた柴犬。マドレーヌ夫人は外国語を話せるアカトラの猫。
ゲリラ豪雨が襲ったある日、玄三郎の犬小屋にマドレーヌ夫人が逃げこんできて……。
元気なかのこちゃんの活躍、気高いマドレーヌ夫人の冒険、この世の不思議、うれしい出会い、いつか訪れる別れ。誰もが通り過ぎた日々が、キラキラした輝きとともに蘇り、やがて静かな余韻が心の奥底に染みわたる。

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』は、“知恵が啓かれた少女”かのこちゃんと、老犬を夫に持つ“外国語を話せるネコ”マドレーヌ夫人を中心としてお話が展開していきます。
最初から最後まであったかくて懐かしい空気に満ち充ちていて、心があったかくなること間違いなし。

個人的には、愛の物語だと思ってます。愛に垣根はないのです。…なんでもかんでも「愛」って言っとけばいいなんて思ってないですよ?結構いろんな感想文で「愛」って単語出してますけど、素直な感想なんだから仕方ないんですよ。
まあ、私自身が「愛」に生きてる人間なんで、受け取りやすいっていうのはあるかもしれません。そうじゃなくったって、『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』には愛が溢れてますけどね!!

イケメンすぎる玄三郎

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』の最大のときめきポイントは、マドレーヌ夫人の夫である“老犬・玄三郎”です。