【ひげつぶ】高速バスの中で73歳S子さんとお友達に…そしてお弟子さんになったお話

ひげすけのつぶやき。略してひげつぶ。ちょっと長いですがひまつぶしにどうぞ。

今回は先日乗った高速バスの中で73歳S子さんとお友達に…そしてわたくしの張子のお弟子さんになったというお話です。ちょっといろいろと人生初の体験だったのでメモ的に記しておきます。そうそう忘れられる内容でもないですが。

  • S子さんはとげぬき地蔵へ行くらしい
  • バスの中からバスの予約
  • すごいのはスマホ
  • 自己紹介から弟子入り
  • S子さん、張子のお弟子さんに
  • お茶の約束

高速バスの中で73歳S子さんとお友達…そしてわたくしのお弟子さんになったお話

先日、新宿に向かう高速バスの中で、隣の席に座っていたおばあちゃま。…おばあちゃまとお呼びしていいのかわからないくらいの年齢なのかなと思ってたら73歳でびっくりしました。

そんなおばあちゃまとお友達になったんです。高速バスの中で。後日お茶する約束しちゃうほどに。

そのおばあちゃまはS子さん(仮名)というお名前で、お友達とバスに乗ってるみたいなんだけど、キャンセル待ちでお席見つかったとかで、バラバラに座っておりました。

わたくしが移動しようかと申し出たのですが、いいのよということでそのままS子さんの隣に。

S子さんはとげぬき地蔵へ行くらしい

そうしたらS子さんが「今日は浅草へ行って、とげぬき地蔵さんに行くの」とお話してくれたんです。

ふんふん、浅草でとげぬき地蔵ね…むむむ?それって巣鴨じゃないの?とS子さんに確認したところ、小さなノートを広げてメモを見せてくれました。そこには「巣鴨とげぬき地蔵」と書かれてありました。

時間があればその前に浅草に行きたいということでしたが、まだ帰りのバスを予約してないそうで。帰りのバスが予約できず電車で帰ることを決意していたわたくしは、S子さんに帰りのバスはないかもと説明しつつ、いつ頃帰宅予定なのかを聞いたら8時に甲府ということでした。

スマホで調べたところ、16時のバスはまだお席が残っていたので、これは慌てて予約せねばと、S子さんのスマホから予約をオススメしたところ、使い方がわからなくて予約できないと…。

バスの中からバスの予約

とりあえず、新宿ついてから予約なんて思ってたらお席が埋まっちゃう!と思ったわたくしはS子さんに車中からそっと電話で予約することをオススメしました。(まわりのみなさまごめんなさい)

二人一緒には座れないけど、無事予約ができたらしく一安心。

すごいのはスマホ

帰りのバスも無事予約できたので、そこからはとげぬき地蔵への行き方について。あんまり詳しくないわたくしはスマホで調べた情報を右から左へ。節子さんは必要な情報をせっせと小さなノートに書き記しておりました。

とげぬき地蔵では「御影(おみかげ)」と呼ばれる紙が授与されて、その紙を痛いところや悪いところに貼るといいよとか、洗い観音という観音さまもいて、100円でタオルを買って痛いところや悪いところを洗うといいよとか、商店街にはお団子屋さんがあるよとか。

一通り調べ終わった時、「あなたすごいわね~」と感心されましたが、すごいのはスマホなんです…S子さん。

自己紹介から弟子入り

ひとまずやるべきことを終え、やっとのんびりしようかしらと思っていたら自己紹介タイムが始まりました。S子さんは73歳で一人暮らし。そしてどうやらわたくしの装いがにぎやかだったのが気になったようです。

絵を描いたり、熊手をつくったりしていますとお話すると「弟子入りさせてください!カバン持ちでもなんでもします!」と懇願されてしまいました。カバン持ちなんてさせられないです。

S子さん、張子のお弟子さんに

手に職をつけたいというS子さんの熱意。人生をずっと楽しんでる…あぁ、だから73歳には見えないんだわ。

さっそく来年の干支をつくりたいというお話になりましたが、今からじゃ間に合わないので、再来年の亥をつくりましょうということになりました。

まさかの張子でお弟子さんを持つことに。張子のお弟子さんは人生初。しかも高速バスの中で。

お茶の約束

バスの中では本を読む予定だったのですが、そんな時間は全然なく、お友達からのLINEも既読にもならないほどにS子さんとのお話が盛り上がりました。

73歳で手に職をつけたいというS子さんはなかなか無茶パワフルな方でした。左足を添木で固定され、安静にしているようにいわれるほどの怪我をしてるのに、「右足一本あれば車は運転できる!」とお出かけしちゃうほど。他にもいろんなお話がありましたが、一本足運転が一番びっくりでした。

おうちが比較的ご近所だったこともあって、後日お茶をすることになって新宿でバイバイしました。

 

…いやあ、ちょっとびっくりな展開でした。電車やバスのこと調べていたらそこから仲良くなって、数日後にお茶して、その後うちのアトリエを見て頂く流れになるなんて。

続きどうなったかもそのうち書くかも。(まだお茶してないです)

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ABOUT US
ほりたみわ
クリエイター(イラスト、漫画、熊手、ヒーリング、瓦職人) チーママをやっていたスナックランデブーは魂のかたわれ、はるじが肉体の衣を脱いだことにより閉店しました。ときどき企画&プロデュサー。どこにも偏り切れないカラフルな人。