インドロックダウン中で衝撃不足のあなた(わたくし)へ
インドのロックダウンが延長されておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。インドの何かしらが大好きなほりたみわです。何かしらというか、インドというと神様や食べ物、哲学なんかも含めて衝撃的なところが好きです。
ロックダウンで衝撃不足なわたくしのもとに、お友達のプロカメラマンおみそさんからインド箱が届きました。
インド箱の中身
わあお!お米、豆、スパイス、お菓子…いろんなインドがぎっしり。ありがとうございます!
なぜロックダウン中なのにこんなにもインドな箱が届いたのかというと、おみそさんは日本のインドである西葛西に住んでいるから。
西葛西にはインド人がたくさん住んでいるらしく、インドカレー屋さんやインドの食材店もあったりして、家から一歩出ればもうそこはインドっていうくらいインド。
そんな西葛西に住むおみそさんから、嬉しいことに時々インドの品々が送られてくるわけです。母からの仕送り的に届くインド箱。いつもありがとうございます。
そして、今回届いたインド箱の中に、これまで見たことのないお菓子が入っておりました。これまで食べたインドのお菓子も含めて食べ比べしちゃおう!
ニューカマーなお菓子4種
こちらです!じゃじゃん!シリアルバーみたいなものがあれこれ。なんだか美味しそう。
しかも小麦使ってなさそうな。おみそさんさすがのチョイス。(ほりたさん小麦控え気味)
シリアルバーなんだからハズレの要素はなさそうですが、インドのお菓子は衝撃的なものが多いので油断は禁物です。そして今回もそんな予感が全開。
なぜならば。
あのオヤジがいるからです。
あのオヤジ
そう。このオヤジ。このご機嫌でやっちゃいそうな顔は見覚えがあります。あの甘い汁に入ったスポンジのようなお菓子、チャムチャムとラスグッラの缶についていたあのオヤジ。
チャムチャムとラスグッラは見た目全然違うけど、原材料がまったく同じで、とにかくローズの香り水にびしゃびしゃに浸してあるスポンジ?というくらいスポンジな食感の衝撃的なお菓子。
そんなお菓子を作ってるあのオヤジがここにも。これは不穏な空気を感じざるを得ない…!!
でも食べるよ!だって味わいたいんだもん!その衝撃を!!
嫌よ嫌よも好きのうち。といいますか、人って「うぇえええ!」って言いたい生き物なんですよたぶん。人生だって似たようなもんですよね。
食べちゃうからね!
というわけで、喜び勇んで食べてみました。
「RAJGIRA」(読み方不明)
チッキというお菓子だそうです。(右上に書いてありますねChikki)チッキは黒糖で固めたインドの伝統的なお菓子だとか。
原材料は黒糖、アマランサス、落花生、ブドウ糖、砂糖。黒糖から始まりブドウ糖、砂糖で終わる。うん、甘そう。
というか、これハズレの要素ないよね。
どう見てもおいしいやつ。
…なんですが、実はこれおみそさんから事前に「フレグランスがヤバイ」っていう情報がありまして。原材料にそれっぽい記載ないから言ってる意味がわからない。
なのでこれを一番に食べてみることにしました。
情報と違う→違わなかった
見た目はおいしそう。フレグランスにドキドキしながら開けてみたものの、ノーフレグランス。全然ヤバイ香りなんてしない。なんだこれおいしいやつか。
個体差なのかな?おみそさん食べたやつハズレだったんじゃないの?と思いつつ、口に入れる。
え?やっぱりノーフレグラ…ン…ぎゃあああ!!!
なにこのフレグランス!!!
形容し難い香りが口の中に広がるんですよ。ローズ?ローズなの?これ。
いやあでも食べ物に入ってておいしいって思える香りじゃないよね。なにこのフレグランスボム。何かを思い出しそうな香りではあるのですが、それが鼻からじゃなく、口から漂っているせいで脳が完全に混乱しています。
まあ、いつだかのお餅と比べると飲み込めないほどではなかったので、食べ物としてはせーふ!
とはいえ、かなりびっくりしました。まあそうそう食べたいとは思わないですね…誰かにあげたりはしたいけど。
ヤバイにおいがしてきた
開幕からなかなかの衝撃だったので、この後もさぞかしフレグランスボムをくらうんだろうなあと覚悟して挑んだお次はこちら。
ココナッツ!(さすがに普通に読めた)
こんなにもおいしそうなココナッツにもあのフレグランスボムが仕込まれてるかと思うと…うぅ。
でも食べますよ、もちろん。
フレグランス上等!!
かかってこいや!オラァ!!!!
…もぐもぐ…もぐもぐ…わ、ココナッツおいしい…こういうのが食べたかっ…てあれ?フレグランスどした?
まさかのノーフレグランス。ただのおいしいココナッツチッキでした。お味としては最高。
これはまた食べたい。
でもおもしろさは皆無なので誰にもあげない。こんなのインドじゃない。
ピーナッツはどうよ
フレグランスボムからのノーフレグランスで、なんともいえない肩すかし感。とはいえ、まだまだ油断は禁物です。
こちらのピーナッツはあのオヤジ不在ですが、インドのお菓子なのでなにが起こるかわかりません。
いやあでもこれまた見るからにおいしそうな。
袋開けても今のところノーフレグランス。とはいえボムが隠れてる可能性もあるので気をつけつつ…
む!おいしい!あれ?普通においしい!
けど…ちょっとねちゃっとしてるというか、にちゃっとしてる。歯にやさしくない。銀歯とか差歯とか入れ歯とかご高齢の方とかは気をつけながら食べた方がよさそう。
でもおいしい。(ちょっとつまんない展開)
あのオヤジの隠し球
なんかフレグランス不発すぎてもう終わっちゃった気持ちになりかけてたけど、まだラスボスがいました。インコのおやつみたいな何やら。ゴマボールみたいなもの。
原材料は…ゴマ、黒糖。ゴマボールみたいなものっていうか完全にゴマボールでした。
密封された袋を開けたら袋の中でまた密封されてた…と思ったら袋の真ん中あたり切れ目入ってたので、そこから取り出しました。厳重なのか手薄なのかわからないあたりもいいですね。
フレグランスはこの段階ではわからず。
こりゃまた食べてみるしか…と口に入れたところびっくりする固さ。硬い。堅い。
でも、ほいほい噛めないくらい…石なのかな?って思っちゃうくらいの硬さ。前歯でパカッとしようもんなら前歯がパカッとなりそう。
あ、お味が気になる?普通でした。ゴマと黒糖。おいしいかどうかはゴマと黒糖が好きかどうかなだけっていうくらいシンプルな味。幸いノーフレグランス。
でもどうにも硬度が高いので、食べるときはそれなりにお気をつけください。
まとめ おいしさと衝撃どっちを取るか
この中でどれが一番おいしかったかっていうと間違いなくココナッツのバーなんですが、なんでしょうね。なんかインドのお菓子にはおいしさよりも衝撃を求めてしまう自分がいます。
その衝撃でいうとココナッツは残念ながら最下位。
フレグランス部門では「RAJGIRA」が圧勝。チャムチャムやラスグッラよりもびっくりするフレグランス。
これ、あとから園芸部長の引きこもり主婦ちぃろちゃんから教えてもらったのですが、アマランサスの香りだったんじゃないの?と言われました。花なんだそうですアマランサス。ごはんに入れて一緒に炊くイメージしかなかった。
硬さ部門はゴマぶっちぎり。「SESAME GUD」…このGUDはスウェーデン語で「神」らしいんだけど、そういう意味でつけられてるのかなこれ。ゴマ神。神的な硬さ。
ピーナッツの歯にひっつく「にちゃ!」っていうのもなかなかでしたが、他の衝撃がすごすぎるおかげでかすみます。
というわけで、今回の中で言えば「RAJGIRAが」圧勝ですが、これまでのインドお菓子選手権で言うならチャムチャムとラスグッラは最強かもしれません。
ハジモラもなかなかだけど、身体によさそうだから、なんとなく衝撃度は弱め。でも味のヤバさはピカイチかもしれません。
しかしまあ、インドのお菓子はどれ食べてもおもしろくて衝撃的で好き。今回もなかなかのツワモノ揃いでした。みなさまも機会があればぜひ。
あぁ…おいしさと衝撃を同時に味わうことのできるお菓子ってないんでしょうかクリシュナさん。(インドの神様に頼んでみる)
これらのインドなお菓子を食べてみたい!と思った方はティラキタでも買えます。他にもいろんなお菓子やスパイスもあるので見るだけでも楽しいです。
ティラキタとは
インド・アジア雑貨の専門店で、20万点以上の商品を取り扱っているという、国内最大級のインド雑貨 アジアン雑貨店。雑貨だけではなく、インドやアジアの食材、エスニック衣料、インド映画、インド音楽、民族楽器まで何でもあるというすごいお店。
引きこもりでも安心してお買い物できるのでおうちにいながらインドを感じることができるというわけです。いつもインドのサプリを買っているサフランロードはお買い物できなくなっていましたが、こちらのティラキタはロックダウンの影響はあまりなさそう。