満員御礼!心までポカポカになる鍼灸会in山梨&東京レポート

先日いんちょーさんこと田中亮先生の出張施術を受けたちぃろ先生がレビューしているけれど、

◉『痛くない!熱くない!田中亮先生のやさしい鍼灸治療を受けてみた。』

今回はそのいんちょーさんがやっている鍼灸会をご紹介!

まさかの山梨開催・・・しかし満員御礼!

8月にいんちょーさんの鍼灸を体験したほりたさんと私。
正直に言って、これまで受けてきた何よりも素晴らしく、その劇的な効果を実感したのだ。
(鍼灸を受ける数日前に腰を痛めてしまい、前屈も難しかった私の腰はそれ以来すっかり元に戻ったくらい。)

鍼灸会を開催して関東にいんちょーさんを呼べば関西に行かなくても受けられる・・・と目論んで企画したのがこの鍼灸会だ。

そしてその感動と共にすぐさまSNSで呼びかけたら、企画してわずか数日で定員が集まった。

9月10日ついに待望の鍼灸会の日がやってきた。

朝早くに山梨に到着したお二人、しばし休憩してからいざ、出陣!
(山梨ではmugazine編集長であるほりたみわ氏のアトリエを会場として開放して頂いている。普段は工房として熊手製作などに使用しているため、そこかしこに道具が置いてある。)

やってきたお客様は全員女性で、整体師さんやヒーリングをやっている方、主婦の方など。

事前にノートに記入した問診表を元に、一つ一つ丁寧に聞いていく二人。
自然と色々な身体の悩みを話し出す患者さん達。出るわ出るわ、調子の悪い所ばかり。

先生方はこういったお仕事をされているだけあって話しやすく、コミュニケーションの取り方がとても優しい。

いんちょーさんは和歌山県の出身とのことで、言葉の端々に現れる関西弁のイントネーションも柔らかい印象でリラックスできる。

自然治癒力を高め、身体本来のエネルギーを取り戻す治療

『いんちょー&モリシー』の施術はまず脈を取ることから始まる。問診しながら患者の身体の特徴を観察し、治療に入っていくのだ。

脈を取りながら何やら話している。ポカンとしながら聞いていると、「〇〇さん、ここが結構お疲れですねえ」と投げかけれる。

え?そんなに?と反応している方が多い。
人は自分が思っている以上に身体のSOSに気付けていないのかもしれない。

脈を診た彼らには何でもお見通しのようだ。

彼らの施術法は『経路治療』といい、人体の生命エネルギーを循環させる『経路』のバランスを整え、五臓六腑の働きを改善することによって自然治癒力を高めるのだとか。

(東洋はり医学会 https://www.toyohari.net/about/myakushinryu/ 『脉診流経路治療とは』2017年9月24日アクセス)

鍼は痛いしお灸は熱い?

鍼は刺してからちょっとツンツンされて、ビリリと痛みが走る。お灸は熱さに耐えるもの・・・。鍼灸治療といえばそんなイメージがないだろうか?彼らの施術は、そんな意識がある方にこそ受けて欲しい。

「あれ?鍼刺さってるの?」と思うくらいにあの苦手な鍼の感覚が全く無い。敏感な人はなんとなくわかる程度だが、人によっては全く感じない。細い鍼は写真にもほとんど映らないくらい。

お灸はこんなに小さい。本当に一瞬で終始痛みも熱さもほとんどなく受けられる。

実際、今回初めて『いんちょー&モリシー』の治療を体験した方々は、想像を覆す治療に一様に驚いていた。

陰陽五行を五臓六腑に当てはめた

陰と陽、つまりプラスとマイナスなどの相対性の中で、五行(木、火、土、金、水)を使うのだとか。
火が足りないのなら、火を足すのはもちろんだが、原料となる木を補充してあげようというのが元にある。

気が不足している五臓「肝、心、脾、肺、腎」に対して補う為の鍼「補法(ほほう)」。
気が溢れ出でいる五臓六腑に対してそれを取除く為の鍼「瀉法(しゃほう)」を行う。

脈をとる行為の意味は陰陽五行に基づいた治療法ゆえだった。
身体の中でどの器官を整えることで他の器官にどのように作用するかを判断する上で、問診と脉診(みゃくしん)、腹診(患者の腹に触れて行う診療法)は何よりも心強い見立てなのだという。

鍼灸だけでなくストレッチも施し、今回訪れた人たちは手厚い治療に「ここまでやってくれるとは」と驚きの声も。

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