薬のパッケージ…なんでこんなにも芸術的なの…!!!
富山といえば薬売り。薬売りの薬って昔懐かしいパッケージデザインがたまりません。
昔懐かしいデザインってすでに一周まわって新しさを感じるというか、どうやったらそんなセンスが飛び出すの…みたいなことがよくあります。緻密なデザインや芸術っていつでも狂気の沙汰とギリギリなところを攻めてますもんね。
富山県にある広貫堂資料館にはそんな刺激たっぷり、クリエイティビティをくすぐる昔懐かしいパッケージデザインがずらり!
刺激が欲しくなったら迷わず広貫堂資料館へ行きましょう。
というわけで広貫堂資料館のすごさをお写真と一緒に見ていきたいと思います。今回お写真多め。のんびりどうぞ。
入り口からすごい
扉の先の足下には熊!いい熊。そしていい字。熊胆円(ゆうたんえん)と読むらしいです。しかも旧字で「熊膽圓」とか書かれても普通に生きてたら読めないですよね…。
熊膽圓Sは、オウレン、オウバク、センブリ、ウコンなどの健胃生薬エキスや動物胆(牛胆)、整腸作用のあるアカメガシワエキスを配合した健胃整腸作用のある胃腸薬です。
という、強そうな胃腸薬だそうです。牛胆入ってなかったら飲んでみたかった。(牛がダメな身体ゆえ)
あ、そうそう。入り口では薬売りの人がお迎えしてくれてます。そして広貫堂の歴史についてのパネルもあるのでゆっくり読んで行ってください。といいつつ、わたくしこういうのはすっ飛ばす派です。
左は映像とお土産のお部屋
入り口入って左の部屋では広貫堂の紹介映像が流れています。約10分くらいありますが、意外とおもしろいのでぜひ見ておいてください。広貫堂すごいじゃん!ってなります。
その手前には広貫堂のいろんな商品やお土産的なアイテムがずらりと並んでいるし、かなりのお買い得商品もあるので、お財布の紐はゆるゆるにしておきましょう。ここでしか買えないんじゃないの?っていうものもありました。
身体に悪いものじゃないのでたくさん買っても大丈夫です。お薬なんてお土産にも喜ばれます。
入浴剤もありました。キティさんとコラボしてたりも。
化粧品もあったりします。お肌に優しそう…置かれてた見本は中身なかったので試せず。30%オフは魅力的。
飴も魅力的でしたがどれにするか迷ったのでやめました。
これは館内に展示されていたものですが、こんな感じでパッケージがずらりと掲載された小冊子もありました。こんなのずっと見て楽しめる…。
薬売りのご当地キティも。これはやばいかわいさ。どんな姿なのかは現地で見て。
ストラップもすてき。お土産に最適。
最高にすてきな看板。これは売られてない気がします。たぶん展示品。
右は現物と歴史のお部屋
歴史大好きな人は入り口のパネルと合わせて楽しめる資料があれこれあります。例によってわたくしはすっ飛ばす派です。
かどっちょあたりがすごかった
右の部屋の右奥角あたりからただならぬオーラを感じて近づいてみたところ、すごいものが展示されていました。
パッケージや箱、紙がずらりと並んでいるのですが、
よくよく見たら版画の版が一緒に展示されてる…。
壁に展示されていた版もなかなか素晴らしかったのですが、やばかったのはそのさらにちょっと左。
小さな木のようなものが箱にごろごろと入っていたのですが、これがなんと版!!
ものすごく細かいデザインが彫られてる…ひぇえええ…実物見ると気が遠くなります。
これなんて文字ですよ。これ彫るなんて米に文字書くよりも気が狂いそう。
失敗したらどうするんだろうこれ。やり直すのかな…やだな…。
なんていう拷問にも近い想像をして勝手に凹めそうなくらいの緻密さ。
この実物見るためだけにでも来て!後悔しません。素晴らしいから。
まとめ 写真見れたからいいやってならないで!
こんなにもすてきな作品のお写真かずらりと並んでると、「もう行かなくてもいいかな」という気持ちになってしまいそうですが、ちょっと待って。
美術館に並ぶ作品が、ネットや図録で見るのとは全然違うのと同じで、この広貫堂資料館も現物の持つエナジーはとんでもないものです。ぜひ実物を見てほしい。
やさしい思いが込められたとてもすてきな空間でした。クリエイティビティも刺激されるし完全にパワースポット。
あ、そうそう。入館料無料な上にお土産にドリンク1本もらえます。そっち的にもパワースポット。