花のはなし
最近よく花に話しかけるようにしている。何も言わないよりはいい気がして。というのも、花はちゃんと聞いていると分かったから。私の声や、誰かの言う言葉を。 花はちゃんと聞いている 某月某日、東京へ帰ることにしたものの、何も考え...
最近よく花に話しかけるようにしている。何も言わないよりはいい気がして。というのも、花はちゃんと聞いていると分かったから。私の声や、誰かの言う言葉を。 花はちゃんと聞いている 某月某日、東京へ帰ることにしたものの、何も考え...
さて、むがじん展が始まって1週間が経とうという頃になってようやく自己紹介です。 むがじん展ではチューリップの写真や、万葉集にちなんだ草花を撮った作品を展示しています。 英語好きから写真好きに 写真家の冨田実布(とみたみほ...
「かすかなとき」 永遠のように感じた瞬間。 それを壊すかのように、花びらが無常をそっとささやいていた。 枯れたチューリップの花びらがそっと床に落ちる。 その様をボーッと見つめていたが、ハッとして拾い上げた。 いつものよう...
アーティストの皆さま、こんにちは。生きるための仕事と作品作りの両立など、活動していく中で漠然とした不安を抱えていませんか? 私もそうでした。 いちカメラマンから、アーティストとして生きる道へと舵を切ってみたものの、具体的...
みなさんこんにちは!チューリップに魅了されて富山に移住してしまった自称チューリッパーです! いよいよ明日5月5日(月)でチューリップフェアも終わってしまうので、最後の最後まで楽しんでほしい!という思いを込めて、楽しみ方を...
チューリップ好きの皆さん、そして「別にチューリップ推しじゃないけど…」という皆さんもこんにちは!富山県砺波市で開催されている「となみチューリップフェア」に行ってきました。 チューリップを写真に撮っていたらいつの間にか魅了...
どうもどうも、わたしです。最近は主に富山県高岡市の地域おこし協力隊という活動をやらせてもろてます。 先日は涅槃団子作りを体験させていただいたのですが、なんと人生初の涅槃会にも行ってきたんです!! あ、「ねはんかい」じゃな...
涅槃……ニルヴァーナ……それはお釈迦さまの入滅。 一切の煩悩から解脱した不生不滅の境地!! ってことで、2月15日はお釈迦さまが亡くなられた日。全国各地で涅槃会(ねはんえ)というものが行われます。 高岡市のお寺さんでは、...
mugazine(むがじん)×文字=むがもん。ルールはたったひとつ、文字のみであること。 自分で自分の価値を下げていたことに気づいた話 写真の仕事を始めたのは20歳の頃。 宝塚が好きでこの世界に飛び込んで、初めての撮影は...
この7月に北陸に引っ越して早5ヶ月……ようやくこの季節が来た。 冬の澄んだ空気で山々がよく見えるこの季節を今か今かと待っていた。美しい立山連峰がそこら中から見えると、いつだって誰だってテンションが上がるはずだ。 しかし、...
東京都美術館で田中一村展がやっているのをご存知でしょうか。恥ずかしながら彼のことは全然知らなかったのですが、ここ最近で一番すごい画家でした。 会場内の撮影可能な場所がほとんど無かったので写真は少なめですが、行ける方には是...
先日、GRⅢを購入したばかりなのですが、また新しいカメラを買ってしまいました……。これがとんでもない破格でして、なんとお値段550円(税込)!! 今回購入したのはコニカミノルタのカメラです。若い人にはプラネタリウムで有名...
カメラ好きの皆さま、ごきげんよう。フリーランスのフォトグラファーの冨田実布です。 仕事以外では何気ない日常の一瞬やスナップショットを撮るのが好きです。しかし、仕事で使うカメラは大きくて重いので持ち歩く気になりません。 そ...
二十歳の時に宝塚の舞台に魅了されてこの世界へ飛び込んでから、かれこれ14年が経とうとしている。舞台、スポーツ、料理や企業など様々な撮影をしてきた。 すっかり宝塚からも離れた私が仕事以外で最も夢中な被写体は、花だ。 202...
年が明けてもう2週間が過ぎましたが、むがじん読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。 元日の震災からまだまだ余震続きな北陸では、日常を取り戻すこともままならない方も多いのでしょう。こんな時、自分がやっていることの無力さを痛...
天気が良い日はどこかへ出かけたくなる。 しかし、基本的に私はアクティブ志向なインドア派だ。あのコーヒー屋さんへ行こうか、それからちょっと足を伸ばしてあそこの公園へ。それなら花なんかをマクロで撮れる準備もしていくか。レンズ...
7月8日から30日まで長野県千曲市にあるアートギャラリー「art cocoonみらい」にて開催中の、写真家・西村陽一郎さんの写真展に行ってきました。 5月の終わりに伺った際に次回写真展のDMを見た時から、これは絶対に行く...
『喜びにつけ悲しみにつけ、花はわれわれの不断の友である。われわれは花とともに食べ、飲み、歌い、踊り、恋にたわむれる。花を飾って結婚式を挙げ、洗礼式をおこなう。花がなくては死ぬこともできない』-岡倉天心-11...
枯れた花の蕾を切ったその瞬間、人間の背骨のように見えた。えも言われぬ哀愁を漂わせ、その生き様さえも浮かび上がるような。気付けば無我夢中でシャッターを切っていた……。 キッカケは、花をモデルにした友人フォトグラファー達との...