私は「インターステラー」という映画が大好きだった。クリストファー・ノーラン監督のSF映画だ。
しかし今日、IMAX上映を観に行った結果、今のところ人生で一番好きな映画に変わった。
好きなんかじゃ足りなくなってしまったのだ。
ノーラン観るならIMAX!
この作品を知ったのは劇場公開が終了して数年経った頃のこと。当然、自宅のTVやPCやスマホの画面で観るしかなかった。
クリストファー・ノーランという映画監督について知る人はとても多いと思うが、SFファン以外はまだ彼の作品を映画館で観たことが無い人もきっと多いはず。
全然知らない人のために書いておくと、バットマン「ダークナイト」や、夢に入り込む「インセプション」、最新作は原爆の父を題材とした「オッペンハイマー」など大作を手掛けている。
映画は映画館で観るように作られている
この作品はもはや映画館で観なければ魅力が半減どころか、ともすれば全く無くなってしまうかもしれない。
何を隠そう、私はインターステラーを一番最初に観た時、最後まで観られなかった。物語の展開が序盤はスローで、おまけに静かな音楽も相まって眠くなって仕方ない。
だからか、インターステラーはつまらないという評価を下す人も散見される。
何回目かでようやくこの作品の面白さに気付いた私だったけれど、いやはや本当の良さにはまだ気付いていなかったのだと思う。
この作品に限らないが、やはり映画というものは映画館での上映に適した映像・音響で作られている。
さらにクリストファー・ノーラン監督は、リアルを追求する漢だ。
2020年公開のTENETでは、わざわざ本物のジェット機を用意して、それを破壊するシーンを撮っている。
IMAX上映する映画を撮るには機材自体も大切なのはお分かりだろう。簡単に言うとクソでかくて重くてバカ高いカメラで撮っている。
言葉が悪くなってしまって申し訳ないが本当にそうなのだ。
IMAXを収録するカメラは50万ドルと言われているが、日本円で約7614万円もする。
世界で4台しかないのだから無理もない金額か。そんなカメラを駆使して撮る監督の音へのこだわりも半端じゃないはずだ。
IMAX音響で観るべき映画!
IMAX劇場の5.1chドルビーデジタルサラウンド音響は、座席が震え、臨場感が直に伝わってくる。
序盤も序盤のシーンから目からしょっぱい汁が出始めて焦ったけど、1つ空いた左隣の若い女性も、同じく1つ空いた右隣の中高年男性も鼻をすすったり目を拭ったりしている様子。
安心した私はおもむろに足元に置いたバッグからハンカチを取り出して存分に泣きどころで泣き、溢れる感動に身を委ねた。
私も宇宙船に乗って大気圏を飛び出して遥か彼方を旅したし、死にそうなピンチを乗り越えたし、3次元を超えたような気さえする。
長い長い旅だったが、まるで時空を越えたかのようにあっという間の2時間49分だった。
愛は時空を超えるんです
そしてこの映画の「重力は時間を超える」、「愛は時間も空間も超える」というテーマが心に響く。
物理すげー!!!愛だよねやっぱ!!!信じる気持ち!!!
10年前にこれを観た人たちもなっただろうけど、何回観ても思うことだ。
私もモールス信号を勉強しておかないといけない気になるけど、絶対にやらないのも毎回のこと。
ちなみに、モールス信号は日本語では「ツー・トン」と言うけど、英語では”Dot”と “Dash”なのカッコ良かった。
相対性理論がどうとか難しい話も多いけど、吹替より字幕で観てほしい。
映画って大体は観た後に色々忘れてしまうけど、だからこそ年に何回か観たくなる。
インターステラーは年に1回観たい。
その時は絶対に映画館でなくてはならない!!!
最後に:公開期間と劇場とお得に観る方法
公開劇場一覧などの情報は以下に。
https://warnerbros.co.jp/c/news/2024/10/3973.html
ちなみに、残念ながら甲信越・北陸地区の上映館は金沢のみなので、金沢にあるユナイテッド・シネマで観ました。
さて、問題は期間がいつまでなのかですよね。
11/27現在、金沢では12/4までスケジュールに上がってます。東京のTOHOシネマズでもそこまでは出ているよう。
ちなみに、IMAX作品は鑑賞料金+500円がかかる。大人料金が2000円の昨今、これはかなりの値段だろう。
水曜などのサービスデイに観ても1300円+500円なので1800円はかかる。
久しぶりだったので知らなかったが、auスマートパス会員ならさらにお得な1700円で鑑賞可能だったのでオススメ。
いつまでなのかは劇場によるということなので、油断せず!すぐ行ってください!!!