【鬱】気持ちが落ち込んだ時に…読むおくすり5選【読書療法】

読書療法 気持ちが落ち込んだ時にオススメの本5選

読んだらスイッチが入る本を選びました

何をやってもテンションが上がらない。生きる気力もなかなか湧かない。何もしたくない。何も考えられない…。そんな時は誰にでもあります。

だからといっていつまでもその状態でいたくないですよね。そのまま悲劇のヒロイン(ヒーロー)でいたいのであれば止めません。むしろそんな人にはおすすめしたくないのがこれからご紹介する5冊の本になります。えぇ、読むおくすりです。

落ち込んだ気持ちから抜け出したい時はぜひ読んでみてください。

イラストと文章で心がほぐれる「黄色い信号機」沢野ひとし(角川文庫)

大学の時に椎名誠の本にはまり、その挿絵を描いていた沢野ひとしの絵にハートを鷲掴みにされた。なんとも言えないゆるい絵。ただゆるいだけではなく、しなやかさを兼ね備えたゆるさ。こんなしなやかゆるい絵を描ける人がいるなんて。

そんな沢野ひとしの綴るエッセイ。少年時代、異国の山、息子、娘、妻、沢野ひとしの大切なものへのやさしい思いが伝わってくる。イラストと同じ、ゆるいだけではない、そこにある芯の強さを感じる文章を読んでいると、読んでいるこちらまでしなやかゆるい人間になれそうな気がしてくる一冊。

後半のエッセイは読むとそこはかとなく落ち込みそうな内容なんだけど、心あたたまるのはどうしてなのかしら。

読むとなんともいえない気持ちになります。いい意味で。

読みやすさ ★★★★★
悲劇脱出度 ★★★☆☆
心温まり度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★★☆

息をするように読みやすい「呼吸の本」谷川俊太郎・加藤俊朗(サンガ)

イライラしたり、がっかりしたり。心が疲れてくると呼吸も乱れます。そんな時、呼吸を意識することで心を整えるための本。

この本はとてもやさしい言葉でわかりやすく書かれています。行間や全体的な色使いや紙質などページの作りからも、読んでいくうちにどんどんおだやかな呼吸になれる一冊。

深呼吸や呼吸法、意識や気、魂についてなんとなく理解が深まります。(なんとなくというのがみそ)

約49分の呼吸レッスンCDもついているので、朝一番や寝る前、ここぞという時に聞いて実践してみてください。

読むと自分の呼吸を見つめたくなります。

読みやすさ ★★★★★
悲劇脱出度 ★★★★☆(実践すれば)
心温まり度 ★★★☆☆
オススメ度 ★★★★★

自分の心の痛みを知るための本「五つの傷」リズ・ブルボー(ハート出版)

人は誰でも幼い頃に心の傷を受けていて、その傷によって自分を守るために身につけた仮面。心の傷はしっかり手当てをしないままごまかしても癒されることはなく、何かがあるたびにその傷が痛むのです。
自分の持っている仮面はなんなのか、それはどんな傷によるものか。その心の痛みを取り除いて本当の自分になるためのあれこれが書かれています。

傷と仮面は以下それぞれ。
「拒絶→逃避する人」「見捨て→依存する人」「侮辱→マゾヒスト」「裏切り→操作する人」「不正→頑固な人」

それぞれの傷を負った人のいろんな特徴が書かれているので、自分がどの傷を負ってどんな仮面をつけてしまっているのかが読めばわかります。

落ち込んだ気持ちの時に限らず、むしろあらゆる人に元気な時も読んでもらいたい一冊。

読むと見ないようにしていた心の傷に気がつきます。

読みやすさ ★★☆☆☆
悲劇脱出度 ★★★★☆(実践すれば)
心温まり度 ★★☆☆☆
オススメ度 ★★★★★

魂に響くインディアンたちの言葉「それでもあなたの道を行け」(めるくまーる)

いろんな部族のインディアンからの言葉が綴られています。情報が溢れすぎた現代に足りないのは、大自然とともに暮らしてきたイディアンたちの深い知恵なのかもと思わせてくれる一冊。

自然と創造神とそこに生かされている自分たちのことを見つめ直すことができる言葉がいっぱい。
この中から今の自分に必要な言葉をくださいと祈りながら開いたページに書かれていたのはこの言葉。

頭のよい人ほど神を必要とする。
自分はなんでも知っているという思考から自分を守るためにも。

なんでも知っているなんて思えることはないけど、大切に持っておきます!

読むと生きることについての考え方が変わります。

読みやすさ ★★★★☆
悲劇脱出度 ★★★☆☆
心温まり度 ★★★★☆
オススメ度 ★★★★☆

号泣してスッキリ浄化!「おおきな木」シエル・シルヴァスタイン(篠崎書林)

「愛の本」です。こども向けの絵本だと思って油断して読むと号泣します。子供の頃読んでも号泣はしませんでしたが。

一人の人間と一本の木の愛の物語。愛とは何か、与えるとは…いろんなことを考えさせられる一冊です。あれこれ説明したくないのでとにかく読んで。

読むと誰かを何かを愛したくなります。

読みやすさ ★★★★★
悲劇脱出度 ★★★★☆
心温まり度 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★

まとめ オススメ度は気にしないで!

以上、気持ちが落ち込んだ時に読んでほしい本をご紹介させていただきました。

あえてそれぞれ詳しくは紹介していないので、ピン!ときた一冊を選んで読んでみてください。

オススメ度もつけてますが、それも気にしないでください。なんとなくでも気になる本があればそれを読むことをおすすめします。

それにそもそもおすすめの本を紹介してるんだから、全部おすすめに決まってます。★5か★4しかないし。他にもおすすめしたい本はありますが、数増えてもそこから選ぶのめんどくさくなりそうだし。

それ以前に気分が落ち込んでる時に最後まで読んでいただきありがとうございます。ここまで読めたならもうきっと元気です。大丈夫!

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