やさしい張子の作り方(3) 型を出す

型を出すまでの工程…ちょっとがんばりどころ


今日は乾いた張子から型を抜いていきます。

わたくし、これは楽しかったりそうでもなかったりするところです。なぜかというと、簡単な形はとても楽しいのですが、複雑な形になってくるとそうも言ってられなくなるからです。

今回の招き猫はそうも言ってられないほうです。凸凹が多い形は型を抜くのが大変なので、うっかり凸凹たくさん作っちゃった方はがんばりどころです。

今日のざっくりとした流れはこんな感じ。

  1. 乾燥
  2. 切る
  3. 出す
  4. 貼る
  5. 乾燥

二文字でいきたいと思います。ではいきましょう。

1.乾燥


半紙まではれたら乾燥です。自然乾燥でももちろん大丈夫なのですが、大量に作って大量に一気に乾かしたいときは乾燥機がオススメです。

模型を作ってる方に大人気のこちらレビューを見れば人気っぷりがおわかり頂けるかと思います。

このままだと張子が置けないので、わたくしはここに100均で買ったバーベキュー用の網を乗せています。そのままでは入らないので少し曲げました(お写真奥のほう)

そうするとなんともまあ立派な張子乾燥機の完成です!

細かいパーツを乾燥させたいときには猫の爪とぎがオススメです。これに乗せて乾かせばばっちり。

2.切る


そして乾いたのがこちら。だいぶ張子っぽいですね。こちらから中に入っている型を抜いていきましょう。


カッターで半分に切っていきます。基本的に凸凹の真ん中を切っていくイメージです。ちょっと特殊な形の場合の抜き方はまたあらためて。

今回の招き猫の場合は正面から見たときの輪郭線的なところを切っていけばぱかっといけます。


で、この時大切なのは全部切っちゃわないこと!です。パーツが分かれてしまうと元に戻すときに大変なので、抜き出すためのぎりぎり最低限だけ切ればOKです。

なので今回底の部分はそのままにしておきます。

3.出す


一通り切れたら…至福の「ぱかっ」の瞬間です。ただこれ、全部が切れていないと美しくぱかっとはいかないので、ナイフで丁寧に切っていくことが大切です。

しかも今回の招き猫のように細かく凸凹している場合は凹部分はとても切りにくいので、カッターナイフだけではなく、トーンナイフやハサミを使うのもオススメです。


じゃーん!無事に型が抜けました。

このとき、力の入れ加減で型が切れちゃうことがあります。というか切れます。巻いているラップが切れちゃったらセロハンテープで補強してください。やりすぎてかたち変わりそうになったらラップを新しく巻き直してください。

もしくはいっそ木型にするか…とか検討してみてください。

4.貼る

ここから先の工程は中の型が抜かれていて、胡粉がけもされていないので張子が弱い状態です。力を入れすぎないように注意しながら進めてください。


開けたら閉める!というわけで型を出したら閉じましょう。ボンドを間に入れて閉じるイメージです。この時にずれちゃわないようにすることが大切です。そのためにもさっきの型を抜き出す工程で全部切ってしまわないことが重要になってきます。一部をそのまま残すことによって、ずれにくくなります。


一通りボンドがついたら指でのばしていきましょう。このとき、もう片方の手で張子がずれたり、開いたりしないようにそっとおさえながらやっていくといいでしょう。


ボンドがついている部分に細く切った和紙を貼っていきます。幅が狭いと閉じる力が弱くなりますし、広いと張子の形の悪さにつながるので狭すぎず広すぎずで。


和紙がぐるりついたら、水でうすめた糊(前回使ったやつです)を筆で塗って和紙を張子につけていきます。

このとき糊をつけすぎると(特に水分量が多いと)張子がふやふやになってしまうので、最低限の量にしておきましょう。


はい。これで無事型を抜いて閉じることが出来ました。

5.乾燥


あとはまたしばらく置いて乾かします。

いやぁ、今回もなかなか長かったですね。続きはまた次回。

より詳しい作り方はこちらから

◉初心者でもできる!やさしい張子の作り方(0) 型作りから完成までのおおまかな流れ

◉やさしい張子の作り方(1) 型作り

◉やさしい張子の作り方(2) 型に紙をはる

◉やさしい張子の作り方(3) 型を出す

◉やさしい張子の作り方(4) 胡粉がけ

※(5)の着色に関しては特に書いていません。

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