これまで受けてきた鍼灸とは全くの別物！

ひきこもり主婦になるべく生まれ、早34年。
これまで私が受けてきた鍼治療は、患部にダイレクトアタックするタイプのもの。
お灸は受けたことがなかったのだが、イメージとしてはこんもり盛られた灸に火を点けじーっと耐えるというもの。

今回、姉・ほりたみわの紹介で治療してもらうことになった〝いんちょーさん〟こと田中亮先生の鍼灸治療は、私がこれまで受けてきた治療とは全くの別物だった。

痛くない！熱くない！はもちろんのこと、ゆったりとやさしい治療に心も身体もふわふわになれたのだ。

大阪に住んでてよかった

いんちょーさんの噂は姉から聞いていた。
大阪で出張治療をしている鍼灸師さんで、数ヶ月前から山梨・東京で鍼灸会を開催しているとにかくすごい人なのだ、と。
そもそも関東での鍼灸会も、姉がいんちょーさんの治療を受けたいが為に人を集めて開催してもらっているのだ。

姉をはじめ関東で鍼灸会に参加した方の感想をブログなどで読んでいると、これは是が非でも治療を受けてみなくては！と思わされた。

幸い私は大阪在住、いんちょーさんのホームグラウンドである。
早速コンタクトを取り、我が家まで出張してもらうことになった。

写真右が〝いんちょーさん〟こと田中亮先生。（撮影：冨田実布）

いざ！8年ぶりの鍼治療へ

10月某日、いんちょーさんが我が家にやってきた。姉のブログなどでお顔は拝見していたが、お会いするのは初めてだ。
私はひきこもりの基本として、人見知りも嗜んでいる。が、いんちょーさんは親しみやすい雰囲気を備えた方で人見知りの私でも気負うことなくお話することが出来た。

まずは軽く世間話をしつつ、問診が始まる。身体の気になる部分や自覚している症状を伝え、簡単な質問に答えていく。

次は布団へ横になり、脈を取ってもらう。
いんちょーさんの治療は、五行にのっとり体の気を整えるというものらしい。（詳しいことは各自でお調べくだせえ）
わかりやすく例えてくれたお話では「枯れた葉をちょん切って終わりにするのではなく、葉を緑に戻しつつまた枯れてしまわないように木全体をケアして対策するイメージ」とのことだった。
治療だけでなく、説明もやさしいのだ。

体を触りつつの脈診が終わると、いよいよ鍼灸が始まる。
冒頭にも書いたが、私がこれまで受けてきた鍼は『凝り固まった筋肉に鍼を刺し、筋肉の緊張を緩める』というダイレクトアタックタイプだ。ぐぐぐっと鍼が刺される感覚もあるし、刺しどころによってはビリビリっと電気が走る感覚もある。

なので、今回もある程度身構えていた。

「鍼やっていきますね」

ん？あれ？刺してる？フェイントかけたの？まだ鍼始まってないの？？
始まってます。刺してます。

痛みがないどころか、刺された感覚がない。いんちょーさんの手の感触しかない。思わず「全然違いますね」と言ってしまった。だってほんとに今まで受けた鍼とは全然違うんだもん。

私が今まで受けていたダイレクトアタック鍼とは違い、いんちょーさんの鍼は人体のツボを鍼でチクチクと刺激するのだそうだ。なんなら鍼でなくとも爪楊枝でもできちゃうと言っていた。
鍼を刺す深さは2ミリくらい。だから痛くない。ちょっと痛みを感じたとしても、蚊に刺された瞬間のようなチクっとした痛みだけだった。

全身をチクチクしてもらったのだが、やさしすぎて何をされているのかわからない。「痛っ！そこ痛いわー！」みたいな〝やられてる感〟がないのだ。
この〝やられてる感〟のなさは、人によっては物足りなく感じるらしい。まあそりゃ確かにダイレクトアタックタイプを求めていると物足りないだろう。だってほんとに全然〝やられてる感〟ないんだもの。

「お灸やっていきますね」

おお、こんもり！こんもり来る？！
来ません。じーっと耐える必要はありません。どこか懐かしい香りに包まれるだけです。

施術中はわからなかったのだが施術後に教えてもらったところ、極太のお線香のようなものに火を点けてタオルの上から根性焼きしていく感じらしい。根性焼きと聞くと怖いかもしれないが、全然熱くないのだ。
とんとんとんっと体の上に何かが置かれ、いんちょーさんがその場所を手で押さえる。するとじわーっと温かくなり、その温かさは3秒ほどで消える。こんな感じなのだ。とんとんじわーなのだ。

イメージしていたお灸とのあまりの違いに、またしても何をされているのかわからなかった。

施術中にどんどん変化する身体

鍼を刺したり、お灸したり、脈診したり、体をさすったり…いんちょーさんの治療はどんどん進んでいく。
正直なところ〝やられてる感〟がないので、体に変化があるのかどうかが全くわからない。ゴリゴリだった肩はどうなってるのか、カチカチだった腰はどうなってるのか…ダイレクトアタックされていないからダイレクトに実感がないのだ。

だがしかし、施術中にいんちょーさんがチェックのために肩や腰を触った時に驚いた。
触られてる感覚で、ほぐれているのがわかったからだ。施術前の触られただけで痛いという感覚がなくなっていたし、明らかに柔らかくなっている。
なんで？ダイレクトアタックしてないのになんで？？

その後、鍼とお灸以外にも謎の道具で顔や体をさすってもらったり、最後はストレッチをして約2時間の施術は完了した。
いんちょーさんは最初から最後までやさしく、私と私の身体に接してくれた。ゆったりとしたやさしい2時間だった。

まとめ

最後に私が感じた変化を箇条書きにしておく。

特に驚いたのが、みぞおち付近がすっきりしたことで体のラインまで違って見えたことだ。
姿勢も良くなったせいか、バストアップしたようにも見えるし、ウエストラインがすっきりしている。
姉・ほりたみわがワンダーコアで体のラインが変わったことを喜んでいたが、たぶんワンダーコアだけじゃなくいんちょーさんの鍼灸による効果もあるのだと思う。

自分で感じただけでなく、施術後の私を見た旦那からも「姿勢が良くなったし、顔色もいい」と言われ、改めていんちょーさんの鍼灸治療のすごさを感じた。

本当に不思議な体験だった。
新感覚とはこのことか。
世の中にはまだまだ知らないことが沢山だ。

また来月にでも、いんちょーさんに鍼灸治療をお願いしようと思っている。

田中亮先生の鍼灸治療が気になった方は、以下のメールフォームからお問い合わせください。